「魂の学び」のために
      用意された数々の仕組み

 
 

 
 


 

 
 

 

今我々は地球の再生という一大イベントを前に、3次元世界での最後の学びの時を過ごしている。長い転生の中の最後の最後の学びの時間である。この学びが魂にとっていかに大事であるかをしっかり自覚して頂くために、霊的世界に用意された驚くべき学びのためのシステムを、5回シリーズでお伝えすることにした次第である。

学びには制限時間が設けられている。そのため、限られた時間の中で魂が成長を為し遂げることが出来るように、霊的世界には輪廻転生の他に幾つかの学びのためのシステムが用意されているのだ。その一つが「分魂」であり、「合魂」であり、「パラレルワールドでの学び」等である。

そうした一つ一つのシステムを知ることによって、せっかく天が与えて下さった学びのチャンスをなおざりにすることが、いかにもったいないことかを知って 頂こうというわけである。 どうぞ流し読みせずにしっかり読んで頂いて、後悔のない旅立ちをして頂きたい。

序章

地球は今誕生以来46億年の歳月を経て3次元世界から5次元世界へ生まれ変わろうとしている。そして、その地球という星で長い歳月をかけて学んできた我々人類もまた、3次元世界での学びを終えて、高次元世界へ飛び立とうとしているのである。

その旅立ちを前にして、今、我々は最後の学びの場を与えられているわけであるが、しっかりと知っておいて頂きたいことは、このチャンスを活かすか活かさないかによって 、行く先が大きく変わって来るということである。

今回、3次元世界での最後の学びを終えた後、高次元の世界へ旅立つことになるのか、あるいは、再生した3次元の地球に戻って初めから学びなおすのか、はたまた、魂の抹消、つまりチリと化して4 6億年前の過去に戻るのかに、行き先が分かれることになりそうである。

つまり、我々は今、いずれの世界に進むことになるかが決められる選択肢を前に、最後の学びの時を迎えているわけである。 後で後悔することのないように、地球という星で学ぶことになった経緯やそこで学ぶことがいかに大切であり、その学びのために天がいかなるシステムを用意してくれて来たのかという点をしっかり理解して頂きたい。

それでは本論に入る前に、読者の中には霊的世界の存在や霊的システムについてまだ十分に認識しておられない方もおられるかもしれないので、「死」と呼ばれる現象と霊的世界の仕組みについて、基本的なことをおさらいをしておくことにする。

先ずしっかり認識しておいて頂きたいことは、あなたや私という本体(魂)は肉体とは別の存在であることである。 肉体はあくまで魂が一時的に纏(まと )った衣装(媒体)に過ぎないのだ。 だから、もしもあなたが死を体験したとしても、本体の魂は決して消滅することなく存在し続けるのである。

それでは、死後、魂は
霊的世界に向かう際に、肉体に代わるいかなる衣装を身につけることになるのだろうか? それは死後に住む世界によって変わってくるのだ 死後の世界は大別して「幽界」、「霊界」、「神界」に分かれるが、それぞれの世界に応じて、魂は「幽体」、「霊体」、「神体」と随時衣装を替えていくことになる。

地上界から離れて幽界から霊界、神界へと進むにつれ、その世界を構成している粒子は微細となり、そのエネルギーの波動は高くなっていく。 それゆえ、身に纏(まと)う衣装もそれぞれの世界に合わせて幽体、霊体、神体と微細で高波動の衣装へと変化していくことになるのだ。 先ずはその点を頭に入れておいて頂きたい。

 

人類はなぜ地球という星に生まれて来たのか?

 
 

 
 


ピンクダブリュ ノックアウト

 
 

それではこれから、地球という星と人類との因果関係についてご説明することにする。

宇宙には数え切れないほどの星が存在している。その中には人の住める星もあれば住めない星もある。住めない星の中には、まだそこまで成長していない星もあり、既にその役割を終えた星もある。そうした数ある星の中で、 我々人類はなぜ地球という星を選んで生まれて来たのか?  読者はそんなことを考えてみたことがあるだろうか。 

それは決して偶然そうなったのでも、天がそうさせたわけでもなく、各自の魂が自身の判断でこの星を選んだからである。それではその理由は何か? 自然が豊かで美しい景観に満ちた星 であることも大きな理由の一つであるが、それだけではない。

地球という3次元世界のこの星には「苦しみ」や「悲しみ」「憎しみ」といった負のエネルギーの場が存在し、魂の成長に欠かせない大事な体験を経験することが出来る のもその理由の一つであるのだ。 

明るく、楽しく、幸せいっぱいの世界で暮らしたい。それは誰でもが願うことである。しかし、魂の成長にはそうした世界では得ることの出来ない学びが必要であるのだ。それゆえ、我々は 多くの学びを成し遂げるために、「苦しみ」や「悲しみ」「憎しみ」が一杯詰まった地球という星を選んで転生して来たのである。

 
 

 
 

 

 
 

悲しみと苦しみの意味

悲しみは、魂に悟りを開かせる数ある体験の中でも特に深甚なる意味を持つものである。

悲しみはそれが魂の琴線に触れた時、一番よく眠れる魂の目をさまさせるものなのだ。魂は肉体の奥深くに埋もれているために、それを目覚めさせるためにはよほどの強烈な体験を必要とするの である。

この世で一つのことを成し遂げようとすると、多くの困難が待ち受けている。その困難は苦しみを生む。しかし、その苦しみに愚痴をこぼしてはいけ ない。困難を乗り越える苦しみこそが魂の肥しとなるからだ。困難のさ中にある時はそれを有難いと思うわけにはいかないだろう。つらいのだから。しかし、後でその時を振り返ってみた時、それがあなたの魂の目を開かせるこの上ない肥しであったことを知って、神に感謝するに相違ない。

悲しみも苦しみも地上の人間にとって、教訓を学ぶために大切な手段なのである。もしも、その教訓が簡単に学べるものであれば、それはたいした価値のないものということになる。  悲しみの極み、苦しみの極みにおいてのみ学べるものだからこそ、それを学べる準備の出来た霊にとって、深甚なる価値があると言えるのだ。

我々は次なる章でお伝えするようにこれまでの転生において、多くの悲しみと苦しみに遭遇して来た。 そして残されたわずかな歳月の中で最後の悲しみと苦しみを体験し、学びを 成就しようとしているのである。 その時、悲しみや苦しみを否定的に受け止めていては学び は達成できない。 そのためにも、前述した悲しみ苦しみの持つ意味をしっかり理解して、そこから多くを学ぶべき努力する必要があるのだ。

次回は人生という限られた時間の中で、少しでも多くのことを学ぶために用意された「分魂(分霊)」 というシステムについて説明することにする。