2007年8月19日、福建省に上陸した台風「セーパット」により、20人が死亡した。直接的な被害額は24億元(約380億円)を超えている。
セーパットは19日早朝に福建省に上陸。その後北上し、浙江省・江西省を通過、勢力を弱めながら西へと向かった。台風により458万人が被災、20人が死亡、13人が行方不明となっている。また一時避難を余儀なくされた人も106万人を数えた。
農業への被害も深刻で、14万2000ヘクタールが被災、1万6000ヘクタールで収穫が絶望的となった。家屋7600部屋相当が倒壊、2万8000部屋相当が損傷を受けた。
8月22日
台風「セーパット」で42万人が被災、13万人が緊急避難―湖南省
2007年8月21日、中国に上陸した後、熱帯低気圧に変わった台風「セーパット」の影響で、湖南省の南東部、特に株洲市とチェン州市を中心に非常に強い集中豪雨が発生した。これにより同省内だけで42万7100人が被災した。
同省対策本部によると、19日午前8時から21日午前8時の3日間で省内を流れる湘水川の上流で水位が過去最高位となり、洪水が発生、4市11県であわせて13万3000人が緊急避難した。【 その他の写真はこちら 】
また倒壊した家屋は1100棟、農作物の被害面積が7.66khaにも及び、操業を停止した企業は721社、道路の寸断が72カ所に上った
干ばつ
8月2日 ますます深刻化する干ばつに住民は団結!人工降雨にわずかな期待も―江西省
2007年7月29日、江西省ガン州市では高温少雨が続いており、干ばつ面積は拡大。人間や家畜の飲み水も不足し、危機的状況に陥っている。
ガン州市農業部門の調査分析によると、農作物(果物を含む)の干ばつ被害面積は約1100万ヘクタールにも及び、そのうち中稲(なかて)被害面積は84万ヘクタールで中稲作付面積の20%を占めるという。干ばつにより田植えができない晩稲(おくて)作付面積も272万ヘクタールとなり、住民3万8900人と1万1600頭の家畜が飲料水不足に苦しんでいる。
深刻な干ばつ被害に市政府は各区・県と連携し対策本部を設置。今年7月25日までに給水ポンプ256台、出動した給水車輌は延べ268万台にのぼった。全市で集めた干ばつ対策資金は414万7300元(約6635万円)を超え、その大部分が市民からの寄付金であるという。
7月28日までに計6回の人工降雨も試みられ、少量の雨が局地的に降った。
8月6日家畜300万頭に越冬の危機!干害で天然牧草地の7割近くが被害受ける―新疆・アルタイ地区
2007年8月3日の報道によると、新疆ウイグル自治区アルタイ地区では昨年冬ごろから平均気温が例年を大きく上回っている。暖冬も顕著で、降水量も例年の平均値を大きく下回っている。
牧草地で草の生産量が減少しているほか、河谷牧場、夏牧場、春秋牧場、冬牧場などでも干害が起きている。天然牧草地での被害面積は493万3580ヘクタールと利用可能面積の68.5%をも占め、牧草生産量も前年より61%減少している。その影響で、300万頭以上の家畜が今年の冬を越せない可能性があるという。
8月6日
七色に輝く彩雲!その美しさにしばしうっとり―新疆ウイグル自治区クムル市
2007年8月2日昼ごろ、新疆ウイグル自治区クムル(哈密)市の空に、七色に光り輝く美しい雲が現れた。これは太陽光線が雲の氷晶によって回折して生じる「彩雲」と呼ばれる気象現象で、雲が虹のように七色に彩られる。中国では「七彩雲」と呼ばれ、吉兆とされている。この美しい現象を目にした人びとは、雲のグラデーションと空の青さが織りなす美しい光景にしばし見入っていた。
8月13日
深刻化する干ばつ被害、国に財政支援を申し出―広東省
2007年8月10日、広東省農業庁は省内の干ばつ被害状況を発表した。
それによると同省では7月以来、各地で深刻な干ばつが続き、農業生産と農民の生活に深刻な影響をもたらしている。8月9日現在、夏まき農作物の面積は全省で約136万3400ヘクタール足らずで、達成率は64%にとどまっている。晩稲も予定面積の67%しか完成していない。また、水が不足している畑の面積は10万2671ヘクタールにも及ぶ。
同庁によると、これまでにすでに50万元(約800万円)を緊急調達し、被害が深刻な省内9市の対策資金に充てている。それに加え現在、国の財政部や農業部に状況を報告し、財政支援を求めているという
洪水・集中豪雨
8月6日
雷を伴う集中豪雨で数キロに及ぶ車の列!高速道に50センチ冠水―上海市
2007年8月5日夜、上海市は雷を伴った局地的な豪雨に襲われ、市内を通る高速道で冠水、一時通行止めなどの被害が出た。
翔殷路国和路から東路段にかけて,車道の冠水は50数センチに達した。バス、車のエンジンに水が浸入して動かすことができず、人々は途方に暮れていた。また、車両は数珠つなぎとなり、その長さは数キロにも及んだ。明星路への冠水にも深刻な被害が出ており、車が動かなくなった人は車を自力で押して動かしていた
8月16日
大豪雨で30万人以上が被災、経済損失10億円近くに―福建省泉州市
2007年8月13〜14日の2日間、福建省泉州市安渓県は局地的豪雨に見舞われた。被災者は全県で30万人以上にも上り、現在2万人余りが別の場所に避難している。
安渓県の防災指揮部によると、13日午後5時〜10時ごろ、同県で局地的な大豪雨に見舞われた。兆候は特になかったという。藍田郷、長坑郷、湖頭郷、感徳郷などの村では降雨量が特に多く被害が大きかった。翌日14日も大雨に見舞われた。
14日午後3時までの統計によると、安渓県では3人が死亡、2人が負傷し、約800棟の家屋が倒壊した。農作物の被害面積は1185ヘクタールで、農業の経済損失は3500万元(約5億6000万円)、全体の経済損失は6240万元(約9億9840万円)にも上る。
8月18日 洪水で炭坑が水没、172人が坑内に取り残され安否不明―山東省泰安市
2007年8月17日夜、山東省泰安市で豪雨による増水で川の堤防が決壊。溢れた水が付近の鉱山に達し、炭坑が水没した。756人の作業員中、現在も172人が坑内に取り残されている。
17日夜、同市内の新汝地区を突然の豪雨が襲った。汝河の水位が急速に増し、50mにわたり堤防が決壊。溢れ出た水がすさまじい勢いで炭坑に流れ込んだ。坑内では756人が作業中で、ほとんどは脱出に成功したが、172人が逃げ遅れ、現在も坑内に取り残されていると見られる。
事故発生後、国家安全生産監督管理総局の李毅中(リー・イージョン)局長ら要人が現地を緊急視察。救出活動や堤防の修復を早急に進めるよう指示した。
8月21日 <続報>水没炭坑の排水作業進む、行方不明者の生存は絶望的か?―山東省泰安市
2007年8月17日夜、山東省泰安市の新汝地区を豪雨が襲った。汝河の水位が急激に上がり堤防が決壊、溢れ出た水は付近の炭坑を水没させた。坑内には作業員172人が取り残された。
19日未明、堤防の修復工事が終了、ただちに4台のポンプを利用した排水作業が始まった。現在時速5000立方mの速度で排水が進められ、すでに坑内の水位低下が始まっている。
しかし坑内には1200万立方mという膨大な水が流れ込んだと推定されている。この水量は全ての坑道を水で埋め尽くすのに十分な量で、坑内に残された作業員の生存は絶望視されている
猛暑
8月11日 「猛暑をしのぐはずが…」、立錐の余地なきプールに漂う“熱気”―湖北省武漢市
2007年8月10日夜7時までに、湖北省武漢市のプールに数千人もの市民が詰め掛け、正に「芋の子を洗う」という表現がぴったり。
同省では、大部分の地区で一週間近く高温が続いており、武漢市でも今月8日から3日間連続で最高気温37度の高温を記録。同日、武漢市の青少年宮水上世界プールは酷暑を逃れようと入場した市民で溢れかえり、身動きもとれないほど。「これじゃかえってうだっちゃうよ」とのボヤキが聞こえそうだが、市民らは波の出るプールなどに興じて、つかの間の避暑を楽しんでいた
8月14日 ダムで青粉発生、大雨と高温続きで―北京市
2007年8月13日、北京市海淀区水務局。北京市の上庄ダムでは最近の高温続きによって、頻繁に大雨被害が発生し、数千平方メートルの水面からは連日青粉が起こった。上庄ダムは北京西北部郊外の市街地から30km離れた場所に位置する、全長4.2kmのダム。7月からの高温続きでダムは深刻な富栄養化が進み、また観光客が川に投げ捨てたごみや、枯葉などの雑物がダムに流れ込み、異臭が発生している。
職員は毎日作業船でダムを巡回し、網で不純物をすくい、青粉の発生を押さえようとしている。職員によると、青粉には、塗料が入っていた袋などの雑物が混じり、毎日1トン近くを掬い上げたという。また水質の悪化により、水面にはいつも死んだ魚が浮いているという。現在汚水処理は難航しており、当局は青粉の現象を詳しく調査している。
8月13日 降水量700ミリ、200年に1度の大豪雨が襲来―広東省湛江市
2007年8月11日、広東省湛江市は台風の影響により豪雨に襲われた。竜門の降水量727ミリを筆頭に、各気象台はいずれも歴史的な降雨量を記録。200年に1度の大豪雨とまで称されている。
幸いにも現在死傷者は確認されていないが、一部道路が冠水、増水した流れに橋が流されるなどの被害が出ている。市政府は被災地に船による救援部隊を派遣、冠水により身動きが取れなくなった人々の救出にあたっている。
また、豪雨により市内の各ダムは警戒水位を一気に突破するなど危険な状態となった。現在、市郊外の7か村の住民4000人が避難している。その後も、一部地域では雨が続き、市政府は注意を続けた
公害
8月12日 「注意!この水飲むな!」、北京市が不合格飲料水を公表―北京市
2007年8月11日の報道によると、北京市の関係部局は市内で販売されているペットボトルなどの飲料水のうち、食品衛生検査基準に満たない不合格品を個別の商品名を挙げて公表。市民にこれらの飲料水を飲まないよう注意を促した。
今回行われた衛生検査で不合格となった飲料水の製造元は、すでに生産を停止。法律に従って厳しく処罰されるという。不合格飲料水の商品名は以下の通り。
8月18日 不気味な銀色に染まる水面、湖で魚が大量死―福建省アモイ市
2007年8月17日、福建省アモイ市のユンダン湖で魚が大量死しているのが見つかった。湖面は浮かんだ魚で銀色に染まり、異様な光景を市民らが遠巻きに見詰めていた。
湖からの異臭もひどく、付近を通る人々はみな手で鼻を覆いながら歩いていた。湖では作業員がボートに乗って死んだ魚をすくい集めた。同湖管理所の林科長によると、作業は午前6時から午後4時までかかり、死んだ魚は4000kgにも上ったという。【 その他の写真はこちら 】
アモイでは今月15日に豪雨に見舞われ、大量の雨水により湖水の塩度が低下した。その後は高温の天気が続き、湖水中の酸素量が低下したため、魚の大量死につながったと見られている
8月20日 <北京五輪>世界保健機関が警鐘、大気汚染で観客が危険に!BBCが報道―北京市
2007年8月19日。イギリスのテレビ局BBCが制作した番組の中で、世界保健機関(WHO)の専門家は、北京市の大気汚染は程度が非常に深刻なため、五輪観客が短期間北京市に滞在するだけでも健康に影響が出る可能性がある、と警告した。
世界で大気汚染が最も深刻な20都市のうち、16は中国の都市である。BBCの番組中でこの専門家は、喘息、心臓病の病歴を持つ人で北京五輪観戦を計画している人は、空気中の微小な粉塵で病気が再発する可能性が高いため十分に注意する必要があると語った。
また、五輪参加予定のいくつかの国の選手団は、選手たちが汚染された空気にさらされる時間ができるだけ短くてすむよう、北京入りを予定より遅らせたい意向をすでに明らかにしているとも話した。
北京市は五輪開催に向け、排気ガスを減らすため市内の交通を規制し、工場を市外に移動させるなど、問題解決のため多額の費用の伴う計画を実行してきた。しかし、仮に北京市内の排気ガスを減少させることに成功したとしても、近隣の都市の汚染された空気が引き続き市内に影響を及ぼすことが確実である。
このため、WHOの専門家らは、残された12か月の間に北京市の空気の質を劇的に回復させることは難しいであろうという見方を示している。
8月21日 熱帯系の「殺し屋」有害植物異常発生!地球温暖化の影響か?―広東省白雲山
2007年8月20日の報道によると、広東省広州市中山大学で19日、「海峡両岸青年環境保護交流会」が開かれた。その席上、中山大学生物防治国家重点実験室主席教授彭少麟氏は、広州市白雲山風景区において他の植物の生育に有害な「殺し屋」植物29種が発見されたと報告。
地球温暖化と二酸化炭素濃度の上昇により、熱帯気候を好むこれら29種の植物が白雲山にはびこり、圧倒的な速度で成長するため他の植物の生育を妨げているという。彭教授によれば、すでに白雲山総面積の9.8%にあたる200万平方メートルが有害植物の被害を受けているとのこと。
8月28日
環境汚染が原因?双頭の子牛産まれる―遼寧省大連市
2007年8月27日、遼寧省大連市新立屯の民家で双頭の子牛が産まれたとの報道があった。
飼い主の話では、母牛は健康で妊娠期間中とくに変わった様子はなかったとのこと。24日の夜に母牛が産気づき、家人総出で母体からのぞき始めた子牛の頭を引っぱって出産を手伝ったという。
ところが、産まれた子牛をみてびっくり!首の上にほぼ同じ大きさの顔が2つある。2つの顔は頭部でつながっているので、全部で眼は4つ、鼻と口と耳は2つずつある。
一般に、こうした奇形の動物は産まれてまもなく死亡するが、この子牛は元気で産まれてすぐから一生懸命頭をあげて立ち上がろうとした。だが、頭が重くて立ち上がれず、母牛から直接母乳を飲むことができないため、飼い主は哺乳瓶で母乳を与えているという