映画『不都合な真実』が語らなかった本当の真実
最近、アメリカ合衆国の前の副大統領アル・ゴアが出演したドキュメンタリー映画『不都合な真実』が話題になっているが、実は、温暖化の真実を追究したとされているこの映画でも、二つの「不都合な真実」は明らかにされないままになっている。
隠された真実とは何か? この映画では温暖化の要因として、二酸化炭素(Co2)の増加を取り上げているが、実は温暖化や異常気象には
、それよりはるかに重要な要因が存在しているのだ。それは地球内部で起きている異変である。
皆さんにその事実を知っていただくために、地球の内部構造を簡単に説明しておく必要がある。地球の内部は卵のように「層構造」をなしており、各層は外側から「地殻」、「マントル」、「核」と呼ばれている。表層の「地殻」は花崗岩や玄武岩で出来ており、その厚さは平均30キロメートル、最も厚い所でも100キロメートルほどしかなく、地球の半径からみれば2パーセントにも満たない薄い皮状の層で、卵の殻にあたる。
その内側にあるのが「マントル」で、その層の厚さは2900キロメートル。固い岩石圏と流体の岩流圏に分かれており、岩石が溶けた岩流圏は地球の中心部にある超高温の「核」が熱源となって、加熱・冷却のサイクルを繰り返し複数の巨大な対流を作っている。この対流が地殻の乗った岩石圏を動かし、大陸移動を起こしているのである。
さらにその内部には「核」がある。核は外核と内核に分かれており、両核とも鉄を主成分とし、数パーセントの硫黄やニッケル等を含んだ金属であるが、内核は固体で、外核は液体で出来ている。それぞれの層の厚さは外核がおよそ2300キロメートル。内核は1200キロメートル。
地核に起きている異変
実は、この「両核」にある異変が起きているようなのである。それは、最深部の「内核」が「外核」の中を移動しており、すでに600キロメートルほど中心部から離れているというのだ。半径1200キロもの巨大な金属の塊である「内核」が、外核の中を600キロも移動していることは異常な事態で、
もしもこの話が本当なら、当然地球のあちこちにひずみを発生させていることが考えられる。
この驚くべき情報は、しばらく前にロシアのある科学者が発表したものであるが、ある筋から横槍が入ったようで、正式な学会の場で論議されることなく、いつの間にか消えてしまったものである。(こういったことは、科学や医学などの世界でよくあることである)
しかし、最近ある人から、この情報は地球内部の異常現象の核心に迫ったもので、見過ごせない重大事であるという話を聞かされた。確かに、この情報は近年問題になってきている地磁気の減少や異常気象を理解する上で、大変役に立つものである。
先述したように、「外核」は超高温・高圧下にあるため、水と同じようなさらさらした状態で、
およそ時速10メートルの速さで流れている。この液状の金属の流れ(回転)が発電機(ダイナモ)の働きをして電気を発生させ、その電気が地球に磁場を発生させていると考えられている。
ところが、この磁場(地磁気)が2000年ほど前から次第に弱まってきており、その傾向が近年になってさらに顕著になっている。近年、クジラが陸に打ち上げられたり、渡り鳥の大量死が起きているのはこのためではないかと言われている。
船井幸雄氏は「日本壊死」(ビジネス社刊)の中で、「2,000年前に2.0〜4.0ガウスあった地球の磁場は、1、000年前には1.0〜2.0ガウス、さらに100年前には0.5ガウスまでに減少してきており、現在では東京などで0.3ガウスあるかないかくらいです。これが0.1ガウスになると地軸がひっくり返る可能性があります」と述べている。
船井氏の述べている数値が正しいとすると、大変なことである。(私が公的研究所で調べたところでは、減少傾向は認めているが、これほどの激減幅はないようなので、この数値はどこまで確かなものかわからない
。しかし、実際に測定した学者たちが正式な場で発表しない限り、一般の研究機関にはその情報は伝わらないので、公的研究所が知らないからといっても、それを鵜呑みにすることも危険である)
それでは、なぜ磁場は減少してきているのであろうか? 研究者たちはその要因は、外核の金属の流れが弱まってきているからではないかと考えているようだが、流れが遅くなってきているその要因については、よくわからないのが実情のようだ。
しかし、もしもロシアの学者が発表した内核の移動が事実だとしたら、外核の溶鉄の流れが次第に遅くなってきたため電流の発生が弱まり、磁場を減少させている状況が理解出来てくる。私が内核の600キロ移動説を可能性ありと考えたのもそのゆえである。
内核が600キロ北に移動(中)、さらに600キロ移動すると外核の流れは極端に弱まる
こうした「内核の移動」がもたらす影響は、「地磁気の減少」だけに留まらず、マントルの対流に変化を与え、それがまた地殻を通して「地表の大気」や「海流の流れ」に異常をもたらしている可能性は十分にあり得るのだ。
その結果、「気候の温暖化」や「異常気象」、それに「地震」や「火山噴火」、「竜巻」、「大規模な山火事」などの自然災害が地球規模で発生し、人類はもとより多くの動植物に甚大な影響を及ぼしているものと思われる。
それでは、なぜ
そうした重大な事実が世に出ないのかと、読者は疑問に思われるに違いない。その理由は簡単だ。地球を襲っている大異変の真の要因が、二酸化炭素の増加やエルニーニョ現象ならば、対処の方法もあろうが、地球内部の異変にあるとなると、もはや人類にはそれを押しとどめる手段がないからである。
手立てがないまま真相を明らかにしたらどうなるか? 待ちかまえているのは地球的規模の大パニックである。それゆえ、今後もこうした異常気象や異常災害をもたらす隠された
真相は、正式に学会で論議されたり、大々的にマスコミに取り上げられることは、あり得ないと考えておいた方が良さそうである。
地磁気の逆転現象
もしも、地磁気の減少が内核の移動によって発生しているという先の考えが正しいなら、内核の移動がさらに進んだ段階で、液体金属の流れる道がふさがれ、外核の流れ(回転)がストップしてしまう可能性が大きい。そうなったらどうなるのか?
地上の磁場はゼロに近い状態になる。(過去の記録を見る限り、磁場がゼロになることはなさそうである)
その後、逆回りの回転が始まり磁場の逆転現象が起きることが予想される。現在、北極地点では磁極はS極、南極ではN極になっている。だから磁石のN極は北に、S極は南に向くわけであるが、磁場の逆転によって磁石の向く方位が逆転することになる。
こうした磁場の逆転現象は、過去にさかのぼると、1億6000万年間に300回ぐらい起きている。最も新しい地磁気逆転は、一般的には、今から73万年前に発生したと言われているが、ある学者はもっと近年にも起きており、1万4000年前の発生時には、ポールシフトも一緒に起きて、
地球的規模の大災害を引き起こしたと述べている。それは私が主張する先史文明の崩壊の時期に奇しくも一致しており、大変興味深いデーターである。
磁場の逆転現象は一瞬にして起きるわけではなさそうだ。外核の流れはいったんストップしたあとすぐには反転しないからである。
かなりの長期間、少なくとも、何ヶ月なり、何日間は磁場のゼロに近い状態がつづき、その後もしばらくは、不安定な状況がつづくことになるものと思われる。問題はこの間に地上でいかなる事態が発生するかという点である。
現在知られている磁場の働きは、宇宙から注がれている宇宙線などの有害光線を防いでいる点である。また、計測器を持たない鳥獣や魚類たちの地球規模の移動を助けているのも、地磁気の働きである。鳩が遠い場所から巣に戻ったり、クジラやイルカが大洋を回遊しているのは
、磁場の流れを感知して方向を決めているからである。その他にも磁場は様々な役割を果たしている。
となると、磁場が消滅してしまったら、さまざまな重大事が発生することは間違いない。最も懸念されるのが、バンアレン帯の消滅によって有害な太陽風や宇宙線から無防備な状態が発生し、ガンの発病や染色体の破壊、それに免疫機能の低下による重大疾患が発生することである。また、地軸の揺らぎや地殻変動が誘発され、地球規模の巨大な火山活動や地震や地滑り、異常な干ばつや豪雨などの発生も懸念される。
現に、現在でもブラジルやアルゼンチンには、磁場が極端に弱くなっている場所があるが、その地域に住む住民たちに、皮膚ガンなどのガン性の病気が多発してきている。また、アマゾンに雨期をもたらすブラジル沖の雲の発生に異変が起き、熱帯雨林に大きな被害をもたらしている。
ところで、「聖母マリアの予言」では、地球規模の大カタスロフィーの発生の直前に「暗黒の3日間」と呼ばれる、奇妙な現象が発生することが語られている。発電による照明はもとより、ローソクの灯も使えない真の闇が3日間にわたって続くことになるという。もしかすると、それは、地上から磁場が消えた時に起きる現象ではないだろうか? 「アセンション」も、巷
(ちまた)で言われているようにフォトンベルトとの遭遇などではなく、磁場の減少がそのきっかけとなるのかもしれない。
それでは、地磁気の消滅と逆転現象は
、いったいいつ頃起きるのだろうか?
2300キロの幅を持つ外核が、内核の移動によって既に600キロ縮められている事は先に述べた通りである。流れ幅がどれだけ縮まれば、回転に急ブレーキがかかるのかは誰にも分からないが、ただ600キロのデーターが既に数年前の測定値であることを考えると、現在はさらに移動が進んでいる可能性が大きく、その時期は、そんなに先のことではないかもしれない。
「内核の移動」など頭にない学者は、長期的な地磁気の減少傾向から推測して、逆転現象の発生
は1、000年以内には起きないはずだと予測している。しかし、仮に「内核の移動」を度外視しても、磁場の減少割合が他の自然現象と同様、最終段階に差し掛かった段階で
、放物線的に進行するようなら、そんなにのんびりしたことは言っていられないかもしれない。
電気工学などの分野で用いられる科学用語に、「サージ現象」と呼ばれるものがある。この現象は、ある種の物理的現象が特定の臨界点を越えて起こり始めると、それは暴走を始めて途中で止まることが出来なくなり、破壊的に進行する状態をいう。地磁気の減少傾向にこうしたサージ現象が起きる可能性は十分にあり得るように思われる。
現に、インターネット情報では、2年半ほど前に英王立地球磁力エネルギー研究機構が、磁極移動の前兆と思われる現象を観測したと発表している。2003年の1年だけで3,7パーセントも急激に減少したことが確認されたというのだ。
次回に続く