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中国の気候異変

オーストラアが未曾有の乾燥化と集中豪雨に苦しめられていることについては、既に報告済であるが、お隣の中国も同様な気候異変によって甚大な被害が発生していることを皆さんご存じだろうか?

日本のマスコミは、中国の自然災害や公害状況を伝えることが少ない。かってNHKが放映した毛沢東の番組が中国政府から強い反発を受け、国外退去の脅しを受けてから、民法を含めた全てのテレビ局や新聞各社などのマスメディアが 、中国政府の顔色をうかがうようになってしまったのが、その要因だといわれている。

そんな弱腰のマスメディアは、国家のメンツをかけて開催する北京オリンピックを来年に控え、中国政府のご機嫌を損ねたら大変と、一段と神経をピリピリして させており、中国の暗いニュースは極力流さないように気を遣っているようである。

しかし、Record China社を始めとするインターネット通信が配信するニュースは、気候異変の現状と公害による環境破壊の実情を刻々と伝えてきており、こうしたニュースを丹念に追っていくと、中国が今尋常ならざる状況に置かれていることを知ることは出来る。

以下に掲載するニュースは、今月初めからわずか3週間ほどの間に配信されたものであるが、読んで頂ければ、私が言わんとしていることを十分理解して頂けるはずである。

 

中国南部で豪雨による被害が拡大

今中国では、5月から始まった気候異変によって、北部で猛暑と干ばつ、南部で豪雨による洪水によって、甚大な被害が発生している。以下はRecord Chinaと新華社通信が伝える南部の豪雨と洪水のニュースである。

 

61日 大型豪雨が襲来、交通が麻痺―湖北省武漢市

湖北省武漢市は今年最大の豪雨に見舞われた。雨は朝から始まり、午前11時頃まで続いた。短時間に集中した豪雨は都市の排水能力を大きく上回り、道はまるで洪水でも起きたかのように水であふれかえった。多くの車が水につかってエンジンストップし、交通は完全な麻痺状態となった。

近頃、中国の天気は広範囲にわたり不安定な状態となっており、突然の豪雨に襲われる地域も少なくない
 

6月6日 南部の集中豪雨で被害が広まる

今月に入ってから降り続けている中国南部の強い豪雨によって、周辺の都市で被害が拡大を続けている。土砂崩れ・河水の氾濫・洪水などの災害が続発、特に貴州省西部南部・湖南省南部・広西チワン族自治区北部・広東省中北部・江西省南部・福建省南部などの一部地域では深刻な被害が出ている。
 

67 桂林市でも局地的に集中豪雨

広西チワン族自治区桂林市でも局地的に集中豪雨があり、増水により多くの家屋が水につかる被害が発生している。桂林市人民政府はすでに緊急対策本部を設置。被災者の救済と洪水対策に全力を傾けている。民政部は11日、「国家自然災害救助緊急対策法」に基づく4級警報を発令し、被災者救済を進めている。
 

610日 集中豪雨で死者14人、120万人が被害―広東省

200766日から9日にかけて、広東省北東部の広い範囲で豪雨が降り続き、韶関、梅州、河源、清遠市などで洪水被害が発生、14人が死亡し、被害は120万人に及んだ。

特に被害の大きかった梅州市では、洪水で逃げ場を失った住民が多数に上り、同省の防災部門は100人以上の救助隊員と18隻の救助艇を派遣した。懸命の救助作業の結果、緊急を要する被災民の避難はほぼ完了したもようだ。また同省は災害対策として650万元(約1400万円)を緊急拠出し、被災地の支援に当てることを決めた。
 

6月11日 集中豪雨情報

新華社通信は民政部の情報として、豪雨による最新の被害状況を伝えた。1118時時点で1063万人が被災、71人が死亡、13人が行方不明となった。また64万人以上が避難している。耕作地の被害面積は35万ヘクタール。うち8000ヘクタールで収穫が絶望的となった。倒壊家屋は6000戸、損傷を受けた家屋は1104000戸。直接的な経済損失は34.3億元(550億円)と推定される。うち農業関連の被害額が17.9億元(286億円)10日からわずか日で被災者数は100万人以上増加した。
 

617日 2007年の洪水被災者2000万人を突破、干ばつ被害も深刻

新華社は、民政部が中国南部の豪雨・洪水による被災者に1億元(約15億円)の生活補助を提供すると報道した。5月下旬以来、中国南部・西南地区の7省にわたり、豪雨・洪水・土砂崩れなどの災害が相継いでいる。

国家洪水干ばつ対策本部によると、今年の洪水による被災者は15日現在で2272万人に達したという。死亡者は128人、行方不明24人。住宅の倒壊は約万戸。農地の被災面積も122万ヘクタールを超えている。洪水の被害は特に月以降に集中している。


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21日 災害!ミャオ族らの自治州で150万人が被災、農業に深刻な
     打撃―

119日から20日にかけて、湖北省恩施トゥチャ族ミャオ族自治州を豪雨が襲った。一部地域では洪水、土砂崩れや雹(ヒョウ)害が発生した。

民政部の発表によると、豪雨で1483870人が被災し、人が死亡した。農地4899ヘクタールが被害を受け、うち9615ヘクタールで収穫が絶望視されている。住宅5959戸が倒壊、5996戸が損傷を受けた。被害額は2620万元(約362000万円)にのぼると見られている。うち農業関連の被害額が8944万元(約30億円)。

今回の豪雨は時間が長く、降雨量も多いため、被害が拡大した。一部地域では190mmを超える降雨を記録している。恩施市・巴東県・利川市・宜恩県・鶴峰県・来鳳県などの被害が特に深刻だ。


月25日 100mに渡り高速道路が陥没、中国南部に連日の大雨で―広東省

中国、広東省広州市と深セン市を結ぶ広深高速道路の、麻涌段出口付近が100mあまりにわたって陥没した。専門家の調査によると、この陥没は連日の大雨で地盤が緩み、高速道路を支えていた橋脚が沈んでしまったために発生した。現在、道路を封鎖して修理工事が行なわれている。中国南部に降り続ける大雨は、交通網にも打撃を加えた。
 

6月22日 南部洪水の被災3177万人、死者155人!猛暑で健康対策が鍵に

国家洪水干ばつ対策総指揮部弁公室・程殿龍(チェン・ディエンロン)副主任は、中国南部の洪水の被害状況についてコメントした。新華社が伝えた。

程副主任によると、南方地区の洪水被災面積は1641000ヘクタール、被災者数は3177万人、155人が死亡し、被害額は100億元(1600億円)を超えると推定されている。
程副主任は国家および地方政府が洪水時の避難誘導や洪水後の衣食住の確保に尽力したエピソードを紹介した。そして「現在は気温が上昇し、被災者は病気にかかりやすいため、その対策が最重要課題になる」と指摘した。また水がひいた後、住居・道路・上下水道などの修復作業に重点を置く方針を示した。

 

 

北部では干ばつの被害が拡大

南部の洪水とは逆に、北部および西南地区の一部では干ばつ被害が深刻である。日になって、四川省など一部地域では降水があり影響は緩和されたものの、華北を中心に依然厳しい状況が続いている
 

 

63日 穀倉地帯に深刻な干ばつ、収穫出来ない畑が激増―山西省

 日、山西省気象センターは、中部と北部の一部を除く山西省全域が干ばつに襲われていると発表した。特に省南部の被害が深刻だという。被災面積は1ヶ月前の100万ヘクタールから200万ヘクタールへと倍増した。うち70万ヘクタールの被害が特に深刻で、33万ヘクタールで耕作が不可能となっている。

被災した農地の内訳は、山西省名産の小麦畑が40万ヘクタール、うち万ヘクタール以上で収穫が絶望的となった。農作物の被害以外に、76万人・15万頭の家畜の飲料水が不足している。
 

65日 35万人が水飢饉、掘っても掘っても出ない水―四川省

水不足に苦しむ四川省遂寧市を取材した。昨年来の大干ばつに続き今年も雨がほとんど降らないため、水不足は深刻で、現在市内の35万人、家畜36万頭が飲み水すらない状況に陥っている。

90平方キロメートルに及ぶ農地で作物が育たず、収穫はすでに絶望的。直接的な経済損失は6075万元(約2000万円)以上と見られている。

同市政府は3733万元(56000万円)を対策費用に当て、井戸の掘削機械を8300台購入し、これまでに14000万本の井戸を掘った。また給水車で8000万立方メートルの水を供給した。また干ばつ対策と農業指導のために万人の技術者を現場に派遣した。

農民たちは来る日も来る日も井戸を掘る。しかし、思うように水を掘り当てられないようだ。
 

616日 恵みの雨もほどほどに。干ばつから一転洪水に―甘粛省
     皋蘭県

深刻な干ばつが続いていた甘粛省だが日連続の雨に恵まれ、大地は生気を取り戻した。農民にとっては、まさに恵みの雨だ。

ところが甘粛省皋蘭県のある村では、この恵みの雨に複雑な表情。というのも日連続の雨により洪水が発生したからだ。降雨量は排水能力を超え、村中の下水があふれかえっている。道はまるで川のようになってしまった。

村にあふれた水は最深部で1.5mもあり、40戸あまりの家が浸水の危機にさらされている。つい数日前までは干ばつ対策に頭を悩ませていた行政だが、今や一転して洪水対策に追われているというわけだ。 
 

618日 黄河に生活ゴミが流れ込む!恵みの雨が洪水に―甘粛省

2007年春以来、深刻な干ばつに悩まされてきた甘粛省だが、ここ数日雨が続き、農民らは恵みの雨に安堵の表情を浮かべた。

もっとも先日レコードチャイナが伝えたとおり、一部地域では降雨量が排水能力を上回り、干ばつから一転洪水となってしまった。甘粛省皋蘭県のある村では下水があふれかえり、最も深いところでは水深1.5mにも達する水が村を覆った。

村を襲った洪水はその後どこに向かうのかというと、甘粛省を流れる大河・黄河に流れ込む。近年、普段から生活排水・工業廃水により深刻な水質悪化に悩まされている黄河だが、洪水とともに、多くの生活ゴミが流れ込み、このゴミが数十kmにも渡って河面を埋め尽くしているという。


619日 100万人の飲み水が足りない!過去30年で最悪の干ばつ
          ―遼寧省

遼寧省防ジン抗旱対策指揮部弁公室は高温少雨の天候が続き、干ばつ被害が拡大し、状況は急速に悪化していると発表。

弁公室の調査では、干ばつ被害は遼寧省全14都市で発生。なかでも西北地区と中南部地区がもっとも深刻で、現在全省88か所のダムが枯渇している状況。

同日までに、遼寧省内の面積2116万ムー(約141万ヘクタール)の農作物が干ばつの被害を受け、完全に枯死した作物面積は6.5万ムー(約4300ヘクタール)におよぶという。また、1273100人の省民と473800頭の家畜の飲み水が足りないと説明。同省過去30年でもっとも深刻な干ばつ被害だという 
 

6月22日 「河に水がない!」シルクロード一帯の異常高温で渇水
     新疆アルタイ地区

新疆ウイグル自治区アルタイ地区を流れるウルング河は、すでに52日間水が流れておらず、下流の福海県の村では万ムー(2000ヘクタール)の畑の苗が水不足で枯れてしまった。

ウルング河はジュンガル盆地の北西に位置し、海抜468m、水深mから10mでごく少量の塩分を含んでいるのが特徴。

この日の福海県の最高気温は34度で、アルタイ地区は毎日真夏日が続いている。上流の乱開発で慢性的な水不足状態であったウルング河は、この異常高温で完全に干上がってしまったものと思われる。

ウルング河の断水は、農業に影響を与えるだけでなく生態系も破壊。国家級保護動物の「河狸(ビーバー)」も巣をなくしさまよっているところを、遊牧民の犬にかみ殺されたという報告もあり、このままでは絶滅のおそれもある。

これまでウルング河流域を一括管理する部門がなく、水利行政は機能していなかったとの地元民の声もあり、早急な対策が望まれる。
 

626日 干ばつにより868万人の飲み水が不足

国家洪水干ばつ対策総指揮部は、中国の干ばつ被害の現状を明かした。全国の干ばつ被災面積は1100万ヘクタール、うち作物に被害が出ているのは920万ヘクタール。310万ヘクタールで特に深刻な被害が発生している。また868万人と家畜760万頭の飲料水が不足している。これらの数値はいずれも例年の平均を大きく上回っている。

遼寧省や吉林省、内モンゴル東部は特に被害が大きく、遼寧省では14の市・89の県が干ばつ被害に見舞われており、作物の被害面積は200万ヘクタールを超えた。これは省の全耕作地の49%に相当する。また吉林省の被害面積は260万ヘクタール、全耕作地の66.5%。内モンゴル東部では46万平方kmの草原が干ばつに見舞われ、87万人、148万頭の飲料水が不足している。

財政部・民政部・農業部・水利部・気象局などの各部門は共同で被害地域への対策に乗り出すことを決定した。

 


こうして見てくると、干ばつに悩むオーストラリア北東部で降った「恵みの雨」が、一変して「洪水」と化したのと同様なことが、今、中国で起きていることがわかる。

我々は雨はしとしとと降って田畑を潤し、河川に水をもたらし、草木を青々と茂らすのが当たり前と思い込んでいる。それはたまたま「天の采配」によってそういった状況が しばらく続いてきたからそう思っているだけのことで、自然界には、雨の降り様はこうであるべきだなどという定理があるわけではないのだ。

だから、 「天の采配」が一変し、地球を取り巻く環境が崩れれば、北の台地では、一滴の雨も降らずに干ばつが続いているというのに、南の地は豪雨による洪水ということだっていくらでもあり得るのだ。それが今、オーストラリアや中国を始め世界の各地で起きている気候異変なのである。

そしてその「天の采配」を狂わしめたのが、他ならぬ人間自身であったというわけである。
 

猛暑が襲う 

中国の猛暑もまた凄い! 本格的な夏を前にした6月、早くも記録的な猛暑が発生しいる。新疆ウイグル自治区では氷河の万年雪が融け始め、火焔山では57℃という異常高温を記録。ハルピンでは、あまりの暑さで線路がゆがみだして、脱線事故を防ぐため連日線路を氷で冷やし続けるという状況が発生している。
 

 

6月21日 3000m級の万年雪が大規模消失、シルクロードに連日の異常
     高温―新疆アルタイ地区

新疆ウイグル自治区のカザフスタンとの国境の町、吉木乃県ではここ数日30度を超す猛暑が続いており、「木斯島氷山」の万年雪が大規模な範囲で消失していることがわかった。「木斯島氷山」の頂上でも最高気温16度を記録。氷河の万年雪は一挙に溶け出し、現在残っている万年雪は昔と比べて分のにも満たないという。

 「木斯島(ムースーダオ)」はカザフスタン語で「氷山」を表し、吉木乃県内に幅km、長さ12kmにわたり横たわっている。最高海抜は3835m。第4紀氷河時代の氷河が現存する中国でもまれな氷山だが、近年の温暖化により万年雪は毎年50mずつ消失していた。

 
622日 燃える火焔山、57℃を記録!砂漠の猛暑が本格化―新疆
     ウイグル自治区トルファン

新疆ウイグル自治区トルファン地区の火焔山では、最高気温57℃と今年最高の猛暑を記録した。トルファン市でも最高気温は42℃を記録、現地の気象部門は高温警報を発令し、市民らに猛暑対策を呼びかけている。

 火焔山はトルファン地区の代名詞ともいえる有名な観光地。西遊記に登場することでも知られている。夏の厳しい暑さは有名で、赤みがかった山肌に陽炎が立つさまは本当に山が燃えているかのように見える。

 

622日 連日の猛暑で線路に“氷枕”?!人海戦術で前代未聞の膨張
     対策も―ハルピン市

 黒竜江省ハルピン市は連日猛暑に襲われている。あまりの暑さにエアコンが手放せないというのが多くの市民の意見だが、暑さに閉口しているのは人間だけではない。なんと鉄道の線路がこの暑さでダウン寸前だという。

ハルピン市鉄路局は毎日10時から午後時まで北京・ハルピン線の一部区間を検査している。時間ごとに温度をはかり、基準以上になっていた場合は氷や水などで冷やすのだという。熱膨張により、線路にゆがみが発生するのを防ぐ処置だ。

線路を氷で冷やすという前代未聞の措置は、ハルピン市鉄路局にとっても初めて採用した対策だという。

 
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26日 サルも暑けりゃアイスを食べる!各地で35〜39℃の高温―中国

江南南部・華南東部・華北中南部・陜西関中地区・新疆ウイグル自治区北部・南疆盆地などで35を超える高温になるという予報が出された。うち、北京・天津・河北省南部・河南省北部・新疆南疆盆地などでは最高気温が3739に上ると予測されている。

37℃に達した北京市では、電力使用量が1122万キロワットとなり、過去最高を記録した。エアコン使用が激増したことが背景として考えられるという。電力関係者によると、同市の電力供給の最大能力は1300万キロワット。

また高温が続いている河南省鄭州市では38を記録した昨日、動物園でサルが観光客のアイスを奪い、暑さしのぎとばかりにガリガリ食べていた。

 


竜巻と砂嵐が発生

気候異変は干ばつや豪雨だけではない。中国ではあまり見られたことのない竜巻や突如として襲う砂嵐が発生し、市民を恐怖に陥れている。

 
  68日 竜巻被害で数千戸が停電―広東省広州市

200767日午後4時半、広州市の花都区東莞村で突然竜巻が発生。雷をともなう強い雨により、約10分間で10数本の高圧電線用電柱をなぎ倒され、数千戸が4時間にわたって停電した。幸い 、この竜巻による死傷者はいない。


616
 まるで津波?!  砂嵐が突如街を襲う― 新疆ウイグル自治区
     トルファン市

2007615日、新疆ウイグル自治区トルファン市で、大規模な砂嵐が発生した。この日トルファン市は快晴そのものの好天気だったという。ところが街のはずれのほうから津波のようにも見える大型で強力な砂嵐が突如来襲、わずか数分間で街全体を覆った。

こんな短時間で砂嵐が街を覆うのは極めて珍しいという。砂嵐の前線がはっきり見えるほど急激な変化だった。まったく無警戒のところに来襲しただけに、砂嵐には慣れているトルファン市民も大弱りだったという

 

 

公害汚染で被害が拡大

中国の公害はかねてから伝えられてきているが、その凄さは想像を絶するほどで、 毎日汚染のニュースが流れない日がないほどである。いまや中国全土が公害都市と化しているといっても過言ではないようだ。
 

 

62日 「海が死ぬ!」工場廃水たれ流しに地元漁民悲鳴―江蘇省
     連雲港市

江蘇省連雲港市の臨洪河河口では、黄褐色の大量の汚水が絶え間なく海に流れ込んでいた。酸性の鼻をつく異臭が辺りにたちこめ、川面には不気味な泡が浮かんでいる。

 地元漁民の話では、この汚水は上流にあるか所の製紙工場から排出された化学工業廃水だという。この製紙工場は工業廃水に一切処理を加えず、そのまま直接臨洪河に流しており、もう何年もこの状態が続いているそうだ。

 この廃水のせいで、河口付近の海域はすっかり汚染され、魚介類はほとんどが死滅したというが、このまま手をこまねいていて良いのだろうか?
 

 65日 なぜ!?湖面を埋め尽くす魚の死骸―湖北省武漢市

ドロドロの緑に染まった養殖湖の表面を埋め尽くす、大量の魚の死骸。強烈な悪臭があたりにただよう中、死んだ魚の処理に追われる職員ら。この大量死の原因は、工場からの有毒物質で汚染された排水だった。この養魚湖で働くある男性は、数日前の大雨で、近くの揚水ステーションの水が逆流し、大量の生活廃水が湖に流れ込んだのが原因ではないかと語る。

一方、蔡甸区の担当者は、この地区周辺にはプラスチック、アスファルトなどの化学物質を扱う工場が立ち並んでおり、それらの工場から流れ出した有毒物質が大雨によって揚水ステーションの水路に流れこみ、魚の大量死を引き起こしたのではないかとの見方を表明していた。

これを受けて蔡甸区環境保護局は日夜、調査結果を発表し、確かに工場からの汚染された排水が魚の大量死の原因であったことを確認した。この湖から検出された有毒物質のレベルは、標準のレベルの数十倍にも達するという
 

65日 南京でも魚が大量死、高温続きで水草が大量発生―江蘇省

江蘇省南京市内の湖で無数の魚の死骸が浮かび上がっているのが発見された。高温のため魚の死骸は異臭を放っているが、湖を清掃する人もいなく、周辺住民は頭を抱えている。近くの管理者によると、最近は高温が続き、水草の大量発生は細菌の繁殖を引き起こし、水中の酸素が減ったことから、魚が死亡したとみられる。

レコードチャイナでは、200724日にも、南京市内で魚が大量死し、付近の住民が大喜びで捕獲しに押し寄せたことを報じている。
 

6月7日 ビクトリア港まで赤く染まる!広がる赤潮―香港

香港特別行政区政府赤潮対策班は、31日に馬湾で発見された赤潮がその他の水域にまで広がっていると発表した。

赤潮が確認されているのは南ヤー島榕樹湾・東博寮海峡・ビクトリア港・長州避風塘などの水域で、魚の養殖場や海水浴場も数か所含まれている。この赤潮は毒性を含んでいない旋溝藻(Cochlodinium )と判明、香港水域での発生はきわめて珍しいという。これまでに赤潮による魚介類の死亡報告は出されていない。

赤潮の発生は自然現象であるが、養殖場や漁場および市民生活に悪影響が出ないよう当局は引き続き赤潮の動きを注意深く観察するとしている
 

68日 漢江でも川面に緑の帯!各地で藻が大発生

湖北省襄樊市を流れる漢江に大量の藻が発生し、水面を緑色に染めた。今年4月から川面に緑の藻が浮き始め、今では幅110m、長さ300mにわたって緑の帯が続く。市民が協力して藻を引き上げているが、採っても採ってもなくならない。水中には水生植物が異常に繁殖し、水はコーヒーのような色に変わり、しかも異臭を発している。

同市環境保全局によると、水流が遅くなったためにチッ素やリンなどの栄養が沈殿したことと、日照がよく、水温が繁殖に適した温度になっていたことが原因だという。先月来、中国各地で同様の現象が起きている。

 

69日 水質汚染が深刻な川、住民の意識の低さが浮き彫りに―
     福建省龍海市

福建省龍海市にある川「九龍江」の水質汚染が深刻な状況にあることがわかった。

九龍江は福建省で番目に大きい川で、アモイ湾に注ぐ。九龍江の支流が流れるある村では、廃水をそのまま川に流している工場が多く、水質汚染が著しい。村民は「数年前までは川の水を飲むことができたが、汚染がどんどんひどくなり、今では魚も死んでしまった」と話す。

この村には製紙工場・食品工場・プラスチック工場など大小多くの工場がある。ある製紙工場の環境保護責任者は「うちの工場ではきちんと汚水処理をし、規準通りに排水している」と話したが、工場からは異臭を放った真っ黒な汚水が川へと流れていた。また、別の場所では堤防や住宅の前に紙ごみやプラスチックごみが積み上げられ、その一部は川に浸かっていた。

水質汚染改善には政府の具体的な対策や措置も必要だが、工場関係者や住民一人一人の意識向上が急がれるところだ


6月11日 緑に染まる湖に警戒警報、飲料水確保の危機か―
    
  安徽省巣湖市

安徽省巣湖市の巣湖で局所的に藍藻が発生した。岸辺付近は完全な緑色に染まり、特に藍藻が多い場所では水がまるでノリのように粘り気を持っているという。

 巣湖では2003年、2004年と連続して藍藻が大発生した。特に2003年にはmという分厚い層をなすまでに増加、空前の大発生となった。2005年以降も毎年確認はされるものの部分的な発生にとどまっていた。

今年月以来、巣湖市は酷暑が続き、降水量も少ない。巣湖市の水質は富栄養化した状態にあり、藍藻大発生の条件は十分に整っていると見られている。もっとも近日は強い風が吹いていることもあり、藍藻は吹き流され散り散りになり、湖面全体を覆うまでにはいたっていない。

先日、江蘇省無錫市の太湖で藍藻が大発生、水道水が汚染される事件が起きたばかり。巣湖市26万人の水源を守るため、関係部門は警戒を強めている
 

614日 異変!増え続けるカニの大量死、海岸には人も殺到―
     山東省青島市

山東省青島市の石老人海水浴場に異変が起こっていた。海岸になぜか大量のカニが打ち上げられるのだ。地元の人たちは大漁だと大喜び、カニ拾いに人が殺到した。しかし日を追うごとにカニの死骸は増え続ける。アサリやヒトデ、海草も同じように打ち上げられ、今では海岸は無数の死がいで埋め尽くされ、異臭が漂い始めた。 

それでもまだカニを拾いに来る人が絶えない。専門家は、死んだカニの体内には細菌が繁殖し、毒素を出している場合があるという。下痢や吐き気、ひどい場合はショックを起こしかねないので絶対に食べないようにと警告している。

近くに住む人の話では、過去にカニの大量死などなかったと話す。また、時を同じくして、ある場所から悪臭を伴った排水が海に流されていた、その排水が原因ではないかと話す人もいた。地元漁業局が原因の調査を始めている。
 

620日 「緑の大草原」、水質汚染でホテイアオイ大繁殖

中国各地の湖や川で、ホテイアオイが大繁殖している。水質汚染が原因で、水面を完全に覆いつくしてしまったケースも珍しくない。政府関連部門が、全国の河川とダム湖を調査したところ、約40%で深刻な汚染が発生しているという。
 

621日 原因不明の白い汚水で魚が大量死! 養殖業者は大打撃
     ―重慶市

 


重慶市栄昌県を流れる瀬渓河の養殖場では、大量死した魚の処理に追われている。養殖場の経営者・張洪森(チャン・ホンセン)さんによると、発端は
18日午後に上流から流れてきた白みがかった汚水だという。


同日夕方には養殖場の魚が死に始めた。
19日にも同様の汚水が再び養殖場を襲い、魚の大量死が発生したという。
 

張さんは今年月に、万元(約64万円)を投資して14の養殖網を設置した。トンの収穫、20万元(約320万円)の出荷を見込んでいたというが、謎の汚水の影響で魚はほぼ全滅したという。付近には27戸の漁民が合計で200以上もの養殖網を設置している。今回の事件で80トンもの魚が大量死し、その被害額は40万元(約640万円)を超えると見られている。

 河川の水質を守るため、県は養殖網の設置を禁止したばかりで、今年30日が撤去期限だった。農民たちは最後の水揚げの準備に取りかかっていたところだったが、思いもよらぬ被害に衝撃を受けている。上流から流れてきた汚水については、現在関係部門が調査中だ。
 

6月22日  異臭漂う観光地「昆明湖」、藻が緑ペンキのように異常繁殖  ―雲南省

雲南省昆明市の湖、てん池が空前の藻の大繁殖に見舞われている。市街地の西南に位置し、別名「昆明湖」とも呼ばれる観光スポットだが、連日の高温続きで藻の繁殖はとどまるところを知らない。

湖岸を打つ波はまるで緑色のペンキをぶちまけたかのようにベットリし、辺りには異臭が漂っている。

この湖は全国の淡水湖の中で6番目に大きく、漁業や飲料水の水源として長らく周辺住民の生活を支えてきた。しかし近年、夏になると高温と富栄養化が藻の発生をもたらし、同省内で最も汚染がひどい湖となっている。中国の水質基準で「汚染が深刻なレベル」に達しているのだが、十分な対策は講じられていないのが実情だ

 

 
 

 

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