6月2日 「海が死ぬ!」工場廃水たれ流しに地元漁民悲鳴―江蘇省
連雲港市
江蘇省連雲港市の臨洪河河口では、黄褐色の大量の汚水が絶え間なく海に流れ込んでいた。酸性の鼻をつく異臭が辺りにたちこめ、川面には不気味な泡が浮かんでいる。
地元漁民の話では、この汚水は上流にある2か所の製紙工場から排出された化学工業廃水だという。この製紙工場は工業廃水に一切処理を加えず、そのまま直接臨洪河に流しており、もう何年もこの状態が続いているそうだ。
この廃水のせいで、河口付近の海域はすっかり汚染され、魚介類はほとんどが死滅したというが、このまま手をこまねいていて良いのだろうか?
6月5日 なぜ!?湖面を埋め尽くす魚の死骸―湖北省武漢市
ドロドロの緑に染まった養殖湖の表面を埋め尽くす、大量の魚の死骸。強烈な悪臭があたりにただよう中、死んだ魚の処理に追われる職員ら。この大量死の原因は、工場からの有毒物質で汚染された排水だった。この養魚湖で働くある男性は、数日前の大雨で、近くの揚水ステーションの水が逆流し、大量の生活廃水が湖に流れ込んだのが原因ではないかと語る。
一方、蔡甸区の担当者は、この地区周辺にはプラスチック、アスファルトなどの化学物質を扱う工場が立ち並んでおり、それらの工場から流れ出した有毒物質が大雨によって揚水ステーションの水路に流れこみ、魚の大量死を引き起こしたのではないかとの見方を表明していた。
これを受けて蔡甸区環境保護局は6月3日夜、調査結果を発表し、確かに工場からの汚染された排水が魚の大量死の原因であったことを確認した。この湖から検出された有毒物質のレベルは、標準のレベルの数十倍にも達するという。
6月5日 南京でも魚が大量死、高温続きで水草が大量発生―江蘇省
江蘇省南京市内の湖で無数の魚の死骸が浮かび上がっているのが発見された。高温のため魚の死骸は異臭を放っているが、湖を清掃する人もいなく、周辺住民は頭を抱えている。近くの管理者によると、最近は高温が続き、水草の大量発生は細菌の繁殖を引き起こし、水中の酸素が減ったことから、魚が死亡したとみられる。
レコードチャイナでは、2007年4月24日にも、南京市内で魚が大量死し、付近の住民が大喜びで捕獲しに押し寄せたことを報じている。
6月7日 ビクトリア港まで赤く染まる!広がる赤潮―香港
香港特別行政区政府赤潮対策班は、5月31日に馬湾で発見された赤潮がその他の水域にまで広がっていると発表した。
赤潮が確認されているのは南ヤー島榕樹湾・東博寮海峡・ビクトリア港・長州避風塘などの水域で、魚の養殖場や海水浴場も数か所含まれている。この赤潮は毒性を含んでいない旋溝藻(Cochlodinium
)と判明、香港水域での発生はきわめて珍しいという。これまでに赤潮による魚介類の死亡報告は出されていない。
赤潮の発生は自然現象であるが、養殖場や漁場および市民生活に悪影響が出ないよう当局は引き続き赤潮の動きを注意深く観察するとしている
6月8日 漢江でも川面に緑の帯!各地で藻が大発生
湖北省襄樊市を流れる漢江に大量の藻が発生し、水面を緑色に染めた。今年4月から川面に緑の藻が浮き始め、今では幅110m、長さ300mにわたって緑の帯が続く。市民が協力して藻を引き上げているが、採っても採ってもなくならない。水中には水生植物が異常に繁殖し、水はコーヒーのような色に変わり、しかも異臭を発している。
同市環境保全局によると、水流が遅くなったためにチッ素やリンなどの栄養が沈殿したことと、日照がよく、水温が繁殖に適した温度になっていたことが原因だという。先月来、中国各地で同様の現象が起きている。
6月9日 水質汚染が深刻な川、住民の意識の低さが浮き彫りに―
福建省龍海市
福建省龍海市にある川「九龍江」の水質汚染が深刻な状況にあることがわかった。
九龍江は福建省で2番目に大きい川で、アモイ湾に注ぐ。九龍江の支流が流れるある村では、廃水をそのまま川に流している工場が多く、水質汚染が著しい。村民は「数年前までは川の水を飲むことができたが、汚染がどんどんひどくなり、今では魚も死んでしまった」と話す。
この村には製紙工場・食品工場・プラスチック工場など大小多くの工場がある。ある製紙工場の環境保護責任者は「うちの工場ではきちんと汚水処理をし、規準通りに排水している」と話したが、工場からは異臭を放った真っ黒な汚水が川へと流れていた。また、別の場所では堤防や住宅の前に紙ごみやプラスチックごみが積み上げられ、その一部は川に浸かっていた。
水質汚染改善には政府の具体的な対策や措置も必要だが、工場関係者や住民一人一人の意識向上が急がれるところだ
6月11日 緑に染まる湖に警戒警報、飲料水確保の危機か―
安徽省巣湖市
安徽省巣湖市の巣湖で局所的に藍藻が発生した。岸辺付近は完全な緑色に染まり、特に藍藻が多い場所では水がまるでノリのように粘り気を持っているという。
巣湖では2003年、2004年と連続して藍藻が大発生した。特に2003年には1mという分厚い層をなすまでに増加、空前の大発生となった。2005年以降も毎年確認はされるものの部分的な発生にとどまっていた。
今年5月以来、巣湖市は酷暑が続き、降水量も少ない。巣湖市の水質は富栄養化した状態にあり、藍藻大発生の条件は十分に整っていると見られている。もっとも近日は強い風が吹いていることもあり、藍藻は吹き流され散り散りになり、湖面全体を覆うまでにはいたっていない。
先日、江蘇省無錫市の太湖で藍藻が大発生、水道水が汚染される事件が起きたばかり。巣湖市26万人の水源を守るため、関係部門は警戒を強めている
6月14日 異変!増え続けるカニの大量死、海岸には人も殺到―
山東省青島市
山東省青島市の石老人海水浴場に異変が起こっていた。海岸になぜか大量のカニが打ち上げられるのだ。地元の人たちは大漁だと大喜び、カニ拾いに人が殺到した。しかし日を追うごとにカニの死骸は増え続ける。アサリやヒトデ、海草も同じように打ち上げられ、今では海岸は無数の死がいで埋め尽くされ、異臭が漂い始めた。
それでもまだカニを拾いに来る人が絶えない。専門家は、死んだカニの体内には細菌が繁殖し、毒素を出している場合があるという。下痢や吐き気、ひどい場合はショックを起こしかねないので絶対に食べないようにと警告している。
近くに住む人の話では、過去にカニの大量死などなかったと話す。また、時を同じくして、ある場所から悪臭を伴った排水が海に流されていた、その排水が原因ではないかと話す人もいた。地元漁業局が原因の調査を始めている。
6月20日 「緑の大草原」、水質汚染でホテイアオイ大繁殖
中国各地の湖や川で、ホテイアオイが大繁殖している。水質汚染が原因で、水面を完全に覆いつくしてしまったケースも珍しくない。政府関連部門が、全国の河川とダム湖を調査したところ、約40%で深刻な汚染が発生しているという。
6月21日 原因不明の白い汚水で魚が大量死! 養殖業者は大打撃
―重慶市