髪の毛の伸びる「不思議な人形」
山梨県の北巨摩郡須玉町にある禅宗の寺「東漸寺」(とうぜんじ)には、年々髪が伸びる不思議な人形が
安置されている。YBSテレビ(山梨放送)の「ともちゃんちの5時」に出演することになった私は、同番組の「Mystery Spot」に登場する不思議な人形の取材に同行することになった。
問題の人形は30センチ足らずの愛くるしい人形で、「東漸寺」(とうぜんじ)本堂の片隅の人形箱に入れられて大事に安置されていた。
この人形のもともとの持ち主は東京の女性で、あるとき、友人から贈ってもらった「木目込み人形」(木彫りの人形に綿を入れずに布地を張り付けた人形)の髪の毛が年々伸びるのに気付き、気になった彼女が結婚を機に、15年ほど前に親戚筋にあたる東漸寺に預けたものである。
持ち込まれた平成元年(1989年)当時は、肩ほどまでしかなかった髪が、知らず知らずのうちに伸びて、現在は腰の当たりにまで達している。またよく見ると、右側の特別に長く伸びた数本の髪の毛は、床に達して折れ曲がるほどである。したがって、今現在も確実に伸び続けているのは間違いない。
住職によると、人形が持ち込まれて最初のうちは左側の髪の中に特別に伸びた毛が数本があったそうだ。しかし、訪ねてきた人がそれらの髪を抜いて持ち帰ってしまったために、長毛はなくなってしまった。ところがその後、今度は反対側(右側)の髪の中から数本が異常に伸びはじめたのだという。
ところで、この不思議な人形の髪の毛は一体、どれほどの割合で伸び続けているのだろうか?それを知る上で手がかりになる資料がある。
平成5年に取材した『怪奇現象大百科』に掲載されている写真だ。それを見ると、問題の右側の長い毛は足下より2センチほど上で止まっているのだ。ということは、その後の10年間で、およそ3センチほど伸びたことになる。
それでは、この奇妙な髪の毛の材質は一体何からできているのだろうか?
鑑定した結果、黒い絹糸でできていることが判明しているのだ。ということは、種も仕掛けもない絹糸が年々伸び続けていることになる。
それではなぜこのような現象が起きるのだろうか?
頼りにする科学者はこの種の現象については「見ザル、言わザル、聞かザル」を決め込んでいる。ふだん偉そうな顔をしている学者たちも、この種の超常現象にはまったく歯が立たないために、「沈黙」と「無視」を続けるしか手がないのだ。この一事をもってしても、現代科学が三次元の世界に留まった低レベルのものでしかないことがよくわかる。
この不思議な人形について、東漸寺の小嶋住職は「世の中には自分たちの理解を超えたことがいっぱいありますよね。しかし事実は事実として、素直に受けれるしかないと思います。いかにに科学的に否定されようが、髪の毛が伸び続けているのはまぎれもない事実ですから」と述べておられる。
人形に霊が乗り移っているのか、または他の心霊的な現象であるかはともかく、住職が言うように、現代科学ではどうにも説明のしようがない「未知の現象」が目の前で起きていることは間違いないのだ!!
やはりこの人形には、髪の毛を伸ばす何者かの意志が働いているのだろうか。
東漸寺では座禅会や写経会を開いているが、「それらが皆うまくいっているのはこの人形のお陰ではないかと思っているんです」と、住職は述べておられた。そんなことで、この不思議な人形は「幸運をもたらす人形」として東漸寺では大事に祀られている。
YBSテレビ「ともちゃんちの5時」 8月16日(土) 夕方 5:00 放送