八ヶ岳高原・春の野鳥を撮る

新しい本の原稿を脱稿し、少し時間をとることが出来た私は春の清里、野辺山に出掛けた。

あっという間に芽を出した若葉に、八ヶ岳高原は冬景色から一気に春景色に様変わりをしていた。久しぶりに聞く野鳥の鳴き声が耳に心地よく響き渡る。

昨年見つけたゴジュウカラの巣のあとに、今年もまた別の固体が来て巣作りを始めていた。カラマツの芽が吹いた小枝の下に止まったゴジュウカラは絵になる。

別の場所にミソサザイの巣を見つけた。日本で二番目に小さいこの鳥は動きが早く、それに小枝の中に止まることが多くなかなか絵にならない。

森の中を歩いていると、巣作り用の葉を運ぶキバシリに遭遇した。めったに見られないこの鳥を撮れたのは幸運であった。

                                                           鳥の解説:日本の野鳥(小学館刊)参照

 

 

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ヒバリ

空を飛びながら長々とさえずる声で有名な小鳥。

木にとまることが少ないため、数が多い割には写真に撮りにくい。

全長 17センチ

 

ミソサザイ @

すばしっこい褐色の小鳥で、全長11センチと我が国では最も小さい野鳥の一つ。

全長 11センチ

 

 

ミソサザイ A

小さな身体に似ず、クチバシを目一杯開け、よくとおる美声でさえずる。

ゴジュウカラ

 

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キバシリ @

よく茂った原生林にしかすんでいないので、見る機会が少ない。

カラ類と同様 木の裏側に隠れてしまうので、撮影が難しい

全長14センチ

 

キバシリA

ウグイス

声は聞こえども姿は見えず。

ウグイスを知らない人はいないが、いつも藪の中にいるので、その姿を見る機会は少ない。

全長16センチ

 

エナガ

綿を丸めたような小さな体に、長い尾を着けた愛らしい小鳥。

日本ではクチバシが一番小さく、昆虫やクモを食べたり、樹液をなめたりする。

全長14センチ