中南米探索の旅

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龍蛇族を追う旅

 

 

 
 


ショチカルコ(Xochicalco)遺跡

 

 

日本の神話に登場する龍人系の神々、国常立大神や天照大神の実在の証と、神々の人類誕生にかかわる真相を求める第1弾が、先のニュージーランドのアポリジニー・ワイタハ族を訪ねる旅であった 。第2弾の今回はメキシコ・グアテマラへと飛び、中米の先住民が残した遺跡と神話の中にそれを探す旅であった。

メキシコ、グアテマラの遺跡探索は既に何回か行ってきているが、今回のような龍の存在を求めての旅は初めての試みである。拙著『謎多きこの惑星』(徳間書店刊)を読んでおられる方なら既にご承知の通り、「ジッシュ・バラム・ケ」 と呼ばれるマヤ族、オルメカ族、トルテカ族などの中米の先住民には、 「ククルカン」や「ケツァルコアトル」の神話があり、そこには、神々は「羽の生えた蛇」すなわち龍神の姿として描かれている。

しかし、この二つの名前は後古典期と呼ばれる紀元後7〜800年以降に登場するものであるため、今回は、先古典期(紀元前500年以前)あるいはそれ以前の遺跡やコデックス(古代の絵文書)の中に同じものが探し出そうとする試みの旅であった。

これは、私一人の力ではそう簡単に出来ることではない。しかし、今回それを承知の上で旅立ったのは、フリオ・ロペス博士というマヤミツバチの研究家として比類なき研究成果を上げている動物学者に同行をしてもらうことになったからである。

動物学者が遺跡の研究やマヤ文字の調査にどう関係があるのかと思われるだろうが、 実はマヤ文明とマヤミツバチの生態との間には非常に深い関係があるのである。また、このロペス博士こそが、2010年のBS・TBSのスペシャル番組『マヤ暦の真実』の最後で、私が紹介した 、新たにマヤ文字を数千文字発見した人物なのである。

マヤ文字については、欧米を中心とした考古学者や言語学者たちによって、絵文書やステラ(石版)に描かれたその多くが、すでに読み解かれたと考えられている。しかし、彼らが発見した文字の数はわずか800文字ほどに過ぎない。しかし、マヤ蜂蜜の生態の研究から文字解きに入ったロペス博士によって、新たに発見されたその数はその比ではない。

これでは、これまで説かれてきたマヤやオルメカの歴史はとうてい信頼できるとは言えなくなってくる。博士との出会いについては、間もなく出版される『龍蛇族直系の日本人よ!』の巻末に記しておいたので、ここでは触れないが、ロペス博士は今、新たに発見された 膨大な数の文字をもとに、従来の考古学的見方とは異なる見地に立って、コデックス(絵文書)やステラ(石版)を読み解こうとしておられる。

そんなロペス博士が同行して頂けることになったので、博士のお力沿いを頂いて「ジッシュ・バラム・ケ」の先史文明の中にククルカンやケツァルコアトルの原姿を探そうと思い立ったわけである。旅は10日間でメキシコとグアテマラに散在する8つの遺跡やミュージアムを探索するものだけに、前回のニュージーランドと変わらない厳しいものとなった。

しかし、思っていた以上の成果が出たので、苦労のし甲斐がある旅となった。
 

アレハンドロ長老との再会

グァテマラ滞在の最後の日、マヤのアレハンドロ長老におかれては、多忙な政務の中をわざわざホテルに出向いて頂き恐縮した。半年ぶりの再会の中で、長老からは日本の皆さんに今回の東北関東大震災について、丁重なお悔やみと励ましのお言葉を頂いた。暴動も略奪もなく沈着冷静に対応している被災者たちの姿をテレビで見て、日本人の持つ助けあいや譲り合いの精神に改めて感服されたとのことであった。

やはり、どなたの目から見ても今回の日本人の取った行動は驚きであったようである。グアテマラも地震国であるので、地震には何度か遭遇しておられるようだが、さすがにあの津波の凄さには驚かされたようである。これから先の近未来については、かなり厳しい状況を予測されていたが、特に「目に見えない世界」で行われている 「聖と邪との戦い」について述べられたのには驚かされた。

これらの点を踏まえニュージーランドと中米の旅の様子は次回、おそらく6月末に発売になると思われる新刊の中で詳しく記す予定であるので、しばらくお待ち頂きたい。

今日、明日は名古屋、大阪の講演会である。それが終わった後は、いよいよ次作の原稿書きに入る予定である。なお、旅の期間中に頂いたメールについては、 その数が多いため返信できないと思うので、ご容赦の程をお願いしておきたい。

☆  「中南米探索の旅」については、「世界に散った龍蛇族よ!」(ヒカルランド刊)
    をお読み下さい。HPには掲載しません。

 

 
 


左:フリオ・ロペス博士 右:アレハンドロ長老
(グアテマラシティーのホテルで)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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