シリア難民の悲惨な実体
 

 


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シリア難民の悲惨な実体

臓器を売って生き延びるシリア難民

 
 

 
 


痛みをこらえながら腎臓を摘出した経緯を語る10代のシリア難民少年

 
 

過激派組織ISがイラクのモスルで一方的に「国家樹立」を宣言してから、今日6月29日は3年目。 シリアやイラクではシリアやイラク政府軍が奪還作戦を進めており、ISの支配地域は最盛期の半分ほどに縮小し最大拠点モスルやラッカはまもなく陥落しようとしている。 

こうした状況下でもっとも悲惨なのがシリア。 シリア政府軍と反政府軍との間の内戦だけでなく、ISに支配されたアレッポやラッカなどではIS掃討作戦に巻き込まれ、多数の市民が犠牲になっている。 この6年間の戦闘で住む家を失った人の数はおよそ1100万人、国外に逃れた人の数は500万人。  その内、難民キャンプに入れたのはわずか10%あとは定住地の確保も難しく、食べることすらままならぬ極貧の生活を余儀なくされている。

その悲惨な状況はすでに何回かHPでお伝えして来ているので、読者は十分にご承知のことと思うが、 そうした状況下で改めて心をえぐるような 悲惨な状況が伝えられた。 それは生きていくのが困窮状況にある難民が遭遇している臓器売買の実体である。 先般の「シリア・アレッポの悲劇」と同様、今回の記事もまた、心の痛みを感ぜずには書けない内容であるが、 意を決して記すことに した。

日本をはじめ先進国では臓器の売買は堅く禁じられているが、一部の国々では一定の手続きをすれば、合法的に出来るようになっている。   シリアなど中東諸国もそうした国々の一つであるが、今や合法的な手続きなどせずに売買する「闇の市場」が横行している。  そして闇の業者たちが 狙うのは生活に困窮した難民たち。

先日、「キャッチ・世界のトップニュース」でその悲惨な実体が伝えられていた。  取材の対象となったのはシリアの内線で父親と兄弟が殺され、母親と5人の姉妹と一緒に隣国レバノンに逃れてきた10代の少年。  画面には臓器売買の闇商人に腎臓を売った後、激しい痛みに襲われ続けている少年の姿が映されていた。
 

 

 
 


倉庫に横たわり痛みをこらえる少年の腹部から出血が続いていた。
 

 


少年はコーヒーショップの倉庫で横たわりながら、避難したレバノンでは働き口がなく、わずかな収入で暮らす中、 増え続ける借金に追われ、とうとう自身の臓器を金に換えることになったいきさつを語っていた。 彼が得たお金は日本円で約95万円、これでたまった借金と家賃を払うことができたのだという。

しかし、その後内臓の痛みが日に日に激しくなり、鎮痛剤を飲んでいるが動けない状態に陥っていて、もうへとへとだ訴えていた。   「後悔はしているよ。 でもその時にはどうしょうもなかったんだ。  我が身を売るしか手だてがなかったのだ!!」  と語る少年の姿を見ていると、 まさに、絶望の果てに選択した最後の手段の悲惨さに心がえぐられる。

成長盛りの少年にとって、腎臓は欠かせない臓器。  中には目の売買に応じる人もいるという。  まさに臓器売買は、国を離れ頼る人もなく、働こうにも働く場がない人たちにとって、最後のよりどころとなっているのである。   何とも悲惨な、あまりにも心をかきむしられる話だが、これが今のシリア難民の実体なのだ。  

そして今、中東諸国やアフリカをさまよう難民や移民の間には、臓器売買だけでなく、児童売春人身売買極端な低賃金労働など様々な苦難が待ちかまえているのである。 これまでに、中国社会では一人っ子政策によって、子供に見捨てられた老人が自殺に追い込まれたり、父母の長期間にわたる出稼ぎで孤独となった子供たちの自殺が多発していること記してきたが、今や世界は人間によって作り出された あまりに悲惨な地獄絵が広がっているのである。

これもまた、地球の生まれ変わりを目前にして、最後の学びやカルマの刈り取りのために遭遇している艱難の一つであるが、目にし耳にするたびに心がかきむしられる思いである。 我々にできることは恵まれた我が身に感謝し、少しでもこうした苦しみにあえぐ人々のために 精一杯の支援をすることしかなさそうである。
 

 

 
 


500万人の国外難民の内、難民キャンプにすら入れない人々が90%に達しているのだ。

彼らの前に待ち受けているのは、臓器提供や児童 売春、人身売買である。

 

 




 

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