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一寸の虫にも5分の魂

 

 

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遅咲きのミヤマザクラの開花を見届けに、家から少し離れた山の中に何度か足を運んでいる最中、蕾の膨らみ具合を確かめようと木に近づいて見ると、花より先に開いた葉の先や枝に小さな昆虫がとまっているのが目についた。

しばらくたたずんで見ていると、葉の裏側や隣の木からさまざまな種の昆虫たちが飛んできて葉や小枝の上をせわしなく動き回っている。大きな昆虫の姿は見えず、みな数ミリから1〜2センチの小さな虫たちばかりである。

普段なら気にもとめずに見逃してしまう小さな虫であるが、なぜか気が惹(ひ)かれてその動きを見つめていると、じっとして動かないものもあれば、一時も休むことなくせかせかと動き回って、枝から枝へ、葉から葉へと飛び交っているものもある。

そんな動きを見ていると、我々人間の動作にそっくりである。世の中の動きに動ぜず悠々としている者もあれば、せかせかと落ち着かず動き回っている者がいる 。まるで人間社会を空の上から眺めているようである。

接眼レンズを持っていたので、20pぐらいまで近づいてその姿を拡大してみてみると、わずか2〜3ミリしかない虫たちにもそれぞれれにみな表情があって、 その動きを見ていると引き込まれて見入ってしまう。いくら小さな生き物でもみなそれぞれに考えるところや、思うところがあって動いているのだ。「1寸の虫にも5分の魂 」とはよく言ったものである。

あまりに小さい虫だけに、はじめは人間の動きなど関心を払うことなど無いだろうと思って見ていたが、彼らがこちらの動きを注意深く眺めているのに驚かされた。時には 接眼レンズで拡大された黒い瞳とこちらの目があって、まるで人間同士がにらみ合っているような錯覚に陥ってしまうことがある。

体長6〜7ミリの「ハエトリグモ」(次回に掲載)が葉の陰から出てきた瞬間、私の姿を見つけたのだろう、黒光りする小さな宝石のような目を丸くしてじっとこちらの動きを伺って 、まったく動こうとしない。ところが一瞬よその枝に来た虫に気をとられ、目を離した瞬間、わずか2〜3秒の間だったと思うが、サッと動いて葉の陰に隠れてしまった。

クモが私の目の動きをじっと観察していたことは間違いない。なんとわずか1ミリの目で私の動きを追っていたのだ。本能的な動きとはいえ、たいしたものである。 マクロレンズの先に見た彼らの世界に引き込まれて何日か通ううちに、カメラに収めた種だけでも40種類を超してしまった。

今回掲載の中で一番驚いた虫は、一番最後に掲載した2枚。これは名前が分からない同じ虫のツーショットであるが、大きさはおよそ1センチ。ミヤマザクラの葉に張りついていたのだが、最初はまったく動く気配がなく、平べったい白黒のまだら模様に見えたので、鳥の糞ではないかと思っていた。

それでも何となく気になったので、小枝の先でそっと押してみると小さく細い足らしいものが出てきて少し動いたので、昆虫であることを確認した次第であった。しばらくして動き出したその姿を接眼レンズで追ってみると、カブトムシとナメクジを足したような感じ。

甲冑の中から、にょきにょきと長い首が出てきてその先には二本の髭状の触角がついている。微細ながら頭部には目があってこちらを眺めているのが分かる。まるで太古の時代の恐竜に似たような不思議な昆虫であった。

今回撮影した写真の枚数が多かったので、2回に分けて掲載することにした。なお昆虫の名前がよく分からないので、詳しい方がいたら、是非名前を教えて頂きたい と思っている。

 

 



 

ハグロハバチ

ヤマトデオキノコムシ

 

 



 

     

 



 

     

 



 

 


イエバエ
 

ウリハムシ

 



 


スジグロシロチョウ
 

オジロアシナガゾウムシ @

A

 

 

 

 

 

 

 

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