頻度を増して来た噴火と地震
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霧島の新燃岳に次いで
     インドネシアのシナブン山噴火

 
 

 
 


1月5日のパプア・ニューギニアのカドバー島の噴火
(Hazard Lab)

 

 
 

ここ数年、世界各地で地震や火山の発生の頻度が増して来ていることは、読者も先刻ご承知の通りである。 そうした状況が特に目立つようになったのが昨年辺りから。 そして、今年に入ってからは、その度合いが驚くほどの勢いで増して来ている。 今年1月以降の状況を振り返って見てみよう。

先ず1月初旬5日に発生したのが、オーストラリアの北、インドネシアの東の海上に位置するパプア・ニューギニアのカドバー島の噴火。500人の島民が島外へ緊急避難。 その数日後、1月13日にはフィリピン・ルソン島のマヨン山が爆発し、灰と溶岩を噴出し始めて56,000人以上の周辺住民たちが避難する事態となった。 

さらに10日後の23日には我が国の草津白根山が噴火。 パプア・ニューギニア島の噴火の起きた場所は火山ではなく、単なる島の一角で観察史上初めての噴火であったが、同様なことが草津白根山でも起きた。 白根山そのものは火山として知られていたが、噴火した2,3の火口はこれまでに全く知られておらず、単なる白根山の一部のエリアに過ぎなかったのだ。

2月に入ると、初旬に台湾の花蓮県でマグニチュード 6.4の地震が発生し、17人が犠牲となった。 中旬には、インドネシアのスマトラ島にあるシナブン山が高さ 7キロメートルに及ぶ噴煙を上げる大噴火を起こし、多くの住民が避難。 子どもたちが泣き叫ぶ様子が報道された。 さらに下旬には、1月に噴火が起きたパプアニューギニアで、今度はマグニチュード 7・5の大地震が発生し、過去1世紀で最悪の地震となった。

3月に入ると少し落ち着いた状況となり、3月1日に、九州・霧島山(霧島連山)の新燃岳の噴火活動が始まったものの、大事に至らず小康状態が続いていた。 これでしばらくは地震や噴火の情報は目にすることはないのかと思っていたところ、4月に入って早々5日には、新燃岳が大規模爆発。 大量の噴煙が上空約8000メートルまで上昇し火砕流も発生し、監視カメラには、大きな噴石が弧を描いて1キロ以上飛び散る様子が映されていた。

そして翌日の6日、活動が収束に向かっているかに思われていたインドネシアのシナブン山がまたしても大規模噴火を発生。 一連の噴火で既に20名の住民が死亡しているが、火山灰による周辺地域への影響が大きくなっており、周囲の住民を一段と混乱状態に陥れている。  主だったものだけでも、これだけの噴火や地震が発生しているのだ。

 

 

 
 


4月5日の新燃岳の噴火 (産経新聞 WEST)

 
 

こうして見てみると、環太平洋火山帯の地震と火山活動が活発化して来ていることは間違いなく、これから先、歴史に残るような超大規模な地震や火山が発生する可能性は、日に日に高まって来ているように思われる。 

「In deep」が伝えるように、20世紀に発生した65回の火山の噴火数に対して、21世紀はまだ17年少々しか経過していないというのに、その数が既に25回に達していることを考えると、我々が認識しているより遥かに多くの地震や火山が発生していることが分かる。

その要因について、学者は宇宙線の増加と太陽活動の極小期突入をあげているようだが、浅川流の言い方で言うなら、宇宙の中心から照射されている「生命エネルギー」による影響が大であるということになる。 この生命エネルギーの照射によって、人間の「心の素」が表面化して来ていることは、だいぶ前からお伝えして来ている通りである。  

そうした人間の心の変化と同じように、地球そのものも生まれ変わりに向って活性化し、海では海流、上空では大気の流れが乱れ始める一方で、地球内部では地殻が変動し、マグマが活性化し始めているのである。 

私はこれから先、こうした動きは更に活性化することはあっても、鎮静化することはあり得ないと思っているが、東京の直下型地震や阿蘇や霧島、桜島をはじめとする火山の噴火活動がかって経験したことのない規模となるのは、富士山の噴火以降ではないかと思っている。 

いずれにしろ、これから先、物心両面においてしっかりと準備して日々の生活を送っていきたいものである。 飲料、食料品などの備蓄やマスク、ゴーグルなどの備えを、ゆめゆめ怠ることのないよう願いたいものである。

 
 

 


4月7日のインドネシアのシナブン山の噴火 (Jakarta Post)

 
 

 

 
 

 

 
 

 




 

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