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        三大ピラミッド、エジプト人建造説

 

 
 


ギザ台地に建造された三大ピラミッド。(撮影者・浅川)

第一ピラミッドと第三ピラミッドの横には小さな付属ピラミッドが
建っている。それがクフ王とメンカウラー王が建造したものなのだ。

 
 

読者の中には、昨夜、13日夜8:30からNHKのBS3チャンネルで放送された「大ピラミッド七つの謎」をご覧になられた方もおられたのではなかろうか。そこでは、エジプトのギザの台地に建つ三つのピラミッドは、 今から4500年前の古王国時代のクフ王、カフラー王、メンカウラー王によって建造されたものであることが、明らかになったことが伝えられていた。

番組を見ているうちに、そうか、そういう建造方法で建造されたのか。ならばやっぱり三大ピラミッドはエジプトのファラオによって建造されたことは間違いなかったのだ、と思われた方もおられたのではなかろうか。万一、読者がそう思われたら大変だと思い、取り急ぎ、番組の伝えた大きな間違い 、問題点をお伝えすることにした次第である。

番組では、近年発見されたパピルス文書(植物から造られた紙に残された文書)や、そこに記された石の運搬方法、また、建造に従事した人々の住まいの跡など が紹介されていた。しかし、それらは大ピラミッドの建造に関するものではなく、大ピラミッドの隣に建造された、比較にならないほど小さな「付属ピラミッド 」の建造に関するもので、三大ピラミッドとは何ら関係のないものだったのである。

最近、発見されたパピリスの残片に残された文書によると、クフ王のピラミッドの建造に要した年数は26〜27年となっているようであるが、そんなわずかな年数で、高さ147メートル(霞が関ビルの高さに匹敵)、周囲240m×4=960m、積まれた石の数230万個から成る大ピラミッドが建造できるわけがない。それは大ピラミッドに比べて何百分の1程度の 小さな付属ピラミッドの建造に要する年数というの真相なのだ。

 
 

 
 


第一ピラミッドの前に建つ著者

私の背の高さと比べれば、使われている石の大きさがお分かりになられるはずだ。
大ピラミッドにはこうした巨石を含めて、なんと230万個の石が使われているのだ。

 
 

 今回出版した『浅川嘉富・保江邦夫 令和弐年天命会談』中にも記しているが、重さが数10トンという巨大なキャップストーンを最上部に載せることなど、現代の最先端の建造技術をもってしても出来ないとされているというのに、 その巨石を147mの最頂部に乗せることなど4500年前のエジプト人に出来るわけがない。

そうしたことが分からない考古学者と称される人間が、今もまだ、三大ピラミッドのファラオ建造説を主張しているのだから、なんともはや 困ったことである。今ピラミッド周辺の発掘調査に関わっている考古学者たちが犯している一番の過ちは、三大ピラミッドは4500年前に栄えた古王国時代のファラオたちによって建造されたものであるという考えを、前提に研究していることである。

その結果、今世紀最大の発見と大げさに言われている「パピルス文書」(下に掲載)についても、そこに記されているクフ王の名前や建造方法は、大ピラミッドに関するものだと思い込んでしまっているのである。しかし真実は、クフ王の時代には大ピラミッドもスフィンクスも既に存在しており、彼らはそれは神々によって 建造されたものだとして、崇拝していたのである。

そして、国を統治する力を持つことが出来たクフ王が王位に就いた時、最大ピラミッドである第一ピラミッドの横に自分自身と王妃らのピラミッドを建造することになったのである。そして、その建造年数は在位期間内ということで、20〜30年 を目標にしたのではなかろうか。今回、パピルスに記されていた記録から、建造に要した年数が25〜26年であったことが明らかとなったのが、それを示している。

230万個の石はナイル川の反対側にある、はるか離れた場所から切り出しており、切り出すことだけでなく運ぶのも大変であったはずだ。その時、切り出しに使った道具(ノミ)は青銅であったとされている。その青銅を手に入れるため、彼らは海を渡ったシナイ半島にある鉱山に出向いて掘削していたのである。それは今回の番組でも伝えている。だとすると、ノミの製造だけでも大変な時間が掛かったはずである。

 
 

 
 


発見されたパピルス文書の断片。番組では今世紀最大の発見と言っていたが、
そこに書かれた内容をどう解釈するかによっては、地球と人類の歴史は
とんでもない方向にもっていかれることになるのだ。(テレビ番組より)

 

 
 

 
 


シナイ半島の鉱山から発掘した青銅を使って作られた小さなノミで、
230万個の巨石を切り取ったというのだから、あきれてものが言えない。

(テレビ番組より)

 
 

海を渡って遠く離れたシナイ半島の鉱山から青銅を入手してノミを作り、それで230万個の石を彫り出してナイル川を渡ってギザ台地に運ぶ。石の数は230個ではない、230万個である。 石の重さとその大きさを考えたら、そんなことが出来るわけがないことが分かるはずだ。そうしたことは一切考えずに、パピルスにピラミッド建造のいきさつが記されていたというだけで、そのピラミッドが「大ピラミッド」だと決めてかかっているのだから、あきれてものが言えない。

彼らが造ったのは大ピラミッドの横にある、小さなピラミッド3基だったのである。繰り返しになるが古王国時代は日本では縄文時代であり、日本、エジプトのどちらも同じレベルの土器の器を使っており、エジプトの墓には日干し煉瓦が使われていたのである。

番組に出演し製作にも関わっていたはずのエジプト考古学者の河江肖剰(ゆきのり)氏は、こうした点について疑問に思うことはなかったのだろうか。 発見されたパピルス文書を「大ピラミッド」を建造した太古の人々が書き残したものと、誤って信じている学者の言をそのまま鵜呑みにして、NHKの2時間番組の中でそれが真実であるがごとく伝えているのだから、困ったことだ。

そしてその罪は大きい。何十万人、何百万人という多くの視聴者に誤った歴史を、いかにも真実であるがごとく伝えたことになるからである。

そうした人物を使って歴史の嘘を放送し続けて来たのがNHKという放送局なのだ。なんとも、恐ろしいことである。かって、臨死体験はまったくの嘘事で 脳の錯覚現象であるとして、立花隆氏を使って放送したのと同じ誤りを、今回も又繰り返しているのだからその罪は大きい。

こうして、日本人は嘘の歴史を教えられ、信じ込まされて来ているのである。日本人はNHKが放送するのだから間違いはないはずだ、東大の先生が語るのだから真実に違いない、と思い込まされているのだからどうにもならない。それにしてもなんともはや、悲しいことである。

三大ピラミッドのエジプト・ファラオ建造説の過ちの詳細を記したら、1冊の本が必要になってくるので、今回はこれまでとしておくが、拙著『謎多き惑星地球』(徳間書店刊)をまだお読みになっておられない方には、是非読んで頂きたい。 しっかり読んで頂ければ、世に広がっている歴史の嘘が理解できるはずである。また、本を既にお持ちの方は、良い機会なので再度読み直して頂けたらと思っている。

 



単に230万個の石を積み重ねているだけではない。(上図)
巨石を使った出入り口も作られ、内部には長い階段が造られているのだ。
その作業は大変だったはずである(下図)。(以下3枚は撮影者・浅川)

 

 

 

 
 

 
 

 

 

 
 


 

 
 

第一ピラミッドの横に造られた小さな3つの付属ピラミッド。

三つのピラミッドは皆崩れてしまっており、当時の建造技術がいかに低いものであったかが分かる。クフ王が26年かけて建造したのは実はこのピラミッドだったのだ。

 
 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

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