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覇権国家の衰退を意識し始めた米国民
「闇の勢力」の存在を明らかにした「Qアノン」グループ

 アジア全体に広がる記録的な長雨と洪水
       コロナウイルス禍の中で惨状続く 

 
 

 
 


記憶にない長雨で、記録的な洪水に見舞われた日本列島

 
 


7月に入ってこの10日間、目にするのはコロナウイルスと大雨による洪水のニュースの連続である。我が国のコロナウイルスは少々勢いを増してきているかに思えるが、1日の感染者数はせいぜい200人前後、死者数に至っては1人〜2人。恐れるに足らない数値であるが、万単位で増えているのは米国とブラジル、インド、南アフリカの4カ国。

中でもひどいのが米国。30を超える州が連日急増し続けており、1日の感染者の増加数がここ数日、6万人越えとなっている。累計では320万人を超えてきており、我が国の2万人とは2桁違いである。

死者の数では米国とブラジルに次いでメキシコが急増してきている。不思議なのがイギリスで、今もなお日々、60〜150人の死者が増加し続けており、累計では44600人と米国、ブラジルに次ぐ3番手となっている。人口比で言うなら、米国の死者数136000人の2倍近くに達している。

こうした状況下で、我が国を襲っているのは連日の大雨による洪水である。洪水の頻度とその規模が記録的になったのが、一昨年の西日本洪水と昨年の台風19号。もはやこうした傾向は収まることなく、さらに勢いを増してくことになるとお伝えした通りとなって来ている。読者はよもや忘れてはいまい。

洪水を起こすほどの大雨が1週間以上にわたって、南は九州鹿児島から東北や北陸地方に至る、日本列島の3分の2以上の広域で降り続くなどということは、全く記憶にない。昨日のテレビで気象庁の職員も同じことを言っていた。一昨年の西日本豪雨は九州から岐阜県まで。今年は更に静岡県を通り越して北陸や長野県にまで至っている。

雨のシーズンはまだ始まったばかりである。これから先、夏から秋にかけての台風シーズンには、今回以上の厳しい状況がニュースで伝えられることになりそうである。前から何回もお伝えして来ているように、山に隣接した箇所や河沿いの個所では、今回の熊本地方の人々が遭遇したような、がけ崩れや洪水にいつ襲われてもおかしくない状況になって来ているのである。

もはや、過去の50年や100年間のデーターは一切役に立たないことを肝に銘じて、「まさか私の家がこんなことになるとは、思ってもみなかった!」等、口にすることの無いよう、準備と覚悟をしておきたいものである。記録にない規模の災害は我が国だけでなく、今や世界中で起きているのだから。

 
 

 
 


日本列島のほぼ全域が雨と大雨に覆われた見たことのない天気予報図

 

 
 

 
 


中国から日本列島へと掛かった線状降水帯は停滞したまま動かない。こうして
中国も我が国も記録的な長雨に見舞われて、壊滅的な洪水が発生しているのである。

 

 
 

 
 


長江流域の都市と三峡ダムの配置図

 
 

その最たるものが中国である。先日、「人口大国「インド」と「中国」に迫る艱難」でお伝えしたように、既に中国の長江流域の四川省や湖北省、湖南省、江西省、それに南部の広西チワン族自治区などでは、我が国と同様の大雨が5月以降2ケ月以上にわたって降り続いており、26の省と市で1700万人が避難、130人を超す死者と行方不明者が発生し、被害額は8日の段階で6300億円に達しているようである。

気象庁が発表する日本列島に掛かる線状降水帯を見ると、それは中国の内陸部から連なっているのが分かる。そしてその雲の帯である降水帯は我が国だけでなく中国内陸部でも消えずに停滞し、大雨を降らせ続けているのである。

中国では6月に入って以降、そうした状態が1カ月以上続いているのであるから、我が国の惨状以上の被害が発生していて当然である。それは下に添付した湖北省の武漢市や、四川省の重慶市、江蘇省の上海市、南京市などの惨状を見ればよく分かる。

そしてこれから先、一番心配されているのが、三峡ダムの決壊である。それが起きた時には、日本列島全域を超す広大なエリアで中国の観測史上最大級の洪水に見舞われることになるのは必至で、共産党政権崩壊につながることになるかもしれない。現段階でははっきりしたことは言えないが、発生する可能性は決して小さくはなさそうである。

こうした記録的な大雨や洪水に見舞われているのは我が国や中国だけでなく、家畜7000頭が死亡したモンゴルや大雨が10日間にわたって降り続いているネパール、大規模な地滑りで160人以上が死亡したミャンマー、また破壊的な洪水が発生しているインドやタイなどアジアの各地で発生しているのである。

そして、どこの国もコロナウイルスがまん延している最中であるため、避難所での感染拡大によって、一段と厳しい状況に遭遇することになりそうである。これから先、三ケ月後、半年後の世界を想像するだけで、その惨状が目に浮かんでくるようである。

一番気になるのが食糧危機の到来である。これから先は、各国が自国民の食糧の確保で精一杯となってくる可能性が大きいため、我が国の様に自給率が40%に満たない国は、これまでの様に輸入に頼ってはいられない状況に見舞われそうである。

政治家はそんなことはまったく考えていないようなので、各自が食糧備蓄をしっかりしておくしか手はなさそうである。くれぐれも後悔することのないように!!

 
 

 
 


重慶市では大雨による濁流でダムが決壊

 

 
 

 
 


長江沿いの建物が水に沈んだ武漢市の惨状

 

 
 

 
 


上海市も長江の水位が上昇し、街全体が水没状態と化した。

 

 
 

 
 


3階建ての大型住宅が流されている南京市。

 

 

 

 

 

 

 

 




 

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