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「闇の勢力」の存在を明らかにした「Qアノン」グループ

  中国、長江流域で大雨による被害拡大 
   死者数、建物被害、損出額、
             九州被害を大きく上回る

 
 

 
 


武漢を取り囲む河はまるで海の一部と化してしまったようだ。(シンガポールCNA)

 

 

 

 

 
 

 

 
 

前回は中国におけるバッタやイナゴにおける被害が北東部の黒竜江省や吉林省 と南部の農業が盛んな広西チワン族自治区などで発生しており、農業への被害 が発生していることをお伝えした。 今回は中部一帯を襲っている大雨による洪水の被害についての情報である。

中国の中部を東西にわたって流れる大河・長江。その広さが日本列島に匹敵する 面積を持つ流域では、6月初めから断続的に続く大雨で250を超す河川が氾濫して、洪水や土砂崩れが発生。既に死者と行方不明者は140人を上回っており、被災者は3800万人で内224万人が避難生活を送っている。被害にあった建物は2万9000棟、経済的な損出額は860億元(1兆3200億円)に達している。

特に被害が甚大となっているのは、中国大陸の中央部の湖北省、江西省(こうせいしょう)と長江の下流域の江蘇省(こうそしょう)である。江西省だけで500万ヘクタールの農地が水を被 って農作物が壊滅的な状況と化しており、1000棟の住宅が破壊され数十万人が避難生活を続けている。

湖北省の省都である武漢、武漢と言えばコロナウイルスの発生源となって多くの市民が犠牲となった都市であるが、その武漢は今、長期にわたる大雨による洪水に見舞われており、都市がまるで巨大な湖の中に浮かんでいるようである(最上段の写真)。

 
 

 
 


道路が決壊

 

 
 

 
 


武漢市の街は完全に濁流に覆われてしまっている。

 

 
 

 
 


赤子を救助する救助隊

 

 
 

 
 


濁流の流れを呆然と眺める人々。

 
 

我が国も日々雨続きで、特に九州一帯では記録的な豪雨で甚大な被害が発生しているが、死者と行方不明者数は80人ほど、住宅の被害は1万棟。我が国では記録的な被害であるが、中国における死者140人被害家屋2万8000棟に比べると 、まだはるかに小規模で済んでいることになる。

中国でも我が国同様、雨はまだしばらく降り続くようであるが、心配なのは農業への被害と長江の大規模氾濫、それに三峡ダムの崩壊である。今の段階で江西省だけで500万ヘクタールの農地が水 に覆われていることを考えると、これから先も更なる大雨にさらされるような事態となった時には、農業への被害が甚大となることは 避けられそうもなさそうである。

こうして中国では、北部と南部一帯がバッタやイナゴによる被害にあい、中間部が洪水で被災したら、農作物への甚大な被害は避けられそうもなさそうである。減少した穀物を補充するには海外からの輸入に頼るしかないが、「中国北東部にイナゴの大群襲来」にも記したように、現在、 米中対立が続く中、米国からの輸入は出来ない状況にあり、インドやタイ、フィリピン、ベトナムなどからの輸入も、輸出国の不作によりままならない状況にある。

もしも、これから先、更なる大雨が続き最悪の状況に陥ることになるようなら、新型コロナで発生した数を上回る屍(しかばね)が 、街のあちこちに累々と横たわる光景を目にすることになるかもしれない。 それは、国民から自由を奪い、真実を知らせず、一部の人間が権力を握 って、一党独裁の共産党の統制下に置いてきた中国という国の、起きるべきして起きる悲惨な末路かもしれない。

なお、インターネット上で決壊する恐れがあると指摘されている世界最大級の「三峡ダム」については、共産党のメディアは「水位は上昇しているものの、今のところまだ余裕がある」と懸念の払しょくに努めている。是非そうあって欲しいものだが、これから先の雨量次第では心配は現実となるかもしれないだけに要注意である。

 
 

 
 


下流域の洪水被害が広がるようだと放水を抑えることになるため、決壊の危険性は
更に増すことになりそうである。現に、今そうした状況に置かれているようである。

 

 
 

 
 


In deep に掲載された建設直後と2018年の写真を比べてみると、複数の個所が歪曲しているのが分かる。インターネットが伝える決壊の恐れは決して空事ではなさ
そうである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

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