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阿寒湖から摩周湖へ

4日目の宿は阿寒湖の湖畔。早朝、宿泊先のホテルの部屋から見下ろすと、全面凍結した湖面が朝日に照らされ輝いていた。氷上に作られたスケートリンクを整備する雪上車が、夜の雪で結氷した氷を削りながら走っている。ワカサギ釣りを楽しむ太公望のために、氷に穴を開け、テントを張る作業員の姿も見える。

湖岸の景色を撮り終えた後、10時過ぎから摩周湖に向かう。摩周湖は海抜351mだが展望台のある峠の頂は600mほどの高さにあるため、峠に近づくに連れ天候が 急変し吹雪き始めた。訪ねた第3展望台周辺は雪景色、湖は舞い散る雪に霞んでしまっておぼろげにしか見えない。
 

 

 
 


吹雪く摩周湖展望台で (宮城隆史氏撮影)

 


しかし、天の計らいか、一瞬、霞が晴れて無氷結の湖面とそれを取り囲む400mの高さのカルデラ壁が浮かび上がった。湖の中央には断崖の小島カムイシュ島が見える。向かいのカルデラ壁の先には、標高858m、アイヌの人々が「カムイヌプリ」と呼んでい た神の山とその火口が霞んで見える。

摩周湖は日本で最も透明度の高い湖として知られており、その深さと透明度から青以外の光の反射が少ないため、よく晴れた日の湖面は素晴らしいコバルトブルーに輝き、「摩周ブルー」と呼ばれている。

標高の低い屈斜路湖や阿寒湖が全面凍結しているこの時期に、なぜか摩周湖には氷は張っていない。どうやら案内書を読むと、春先の4月に入ってから結氷するようである。 なぜだろうか? チャンスがあったら全面凍結した春の摩周湖の姿を撮影したいものである。

5日間、650キロの旅を終え、女満別空港へ。

 



 



 

早朝の阿寒湖 @

 


阿寒湖A

凍結した湖面
が朝日に輝く。
 


湖畔の近くにある
神社の案内堂。

 


エゾシカ

アイヌの人々は「ユックカムイ」
(肉の神様)と呼んでいた。

ニホンジカの亜種で、北海道
全域に分布し、ニホンジカ
より大きい。
 

 



 

 

 

摩周湖に向かう途中、
突然吹雪き始めた

 

摩周湖 @

第3展望台は吹雪く雪で、
湖面が霞んで見えない


摩周湖 A

一瞬、吹雪がやみ
摩周湖とカルデラ壁が
姿を見せた
 

 

 



 

 

 

寒さが作った雪の芸術品

 

 

雄阿寒岳

 

 


 

 

 

 

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