ルーリン彗星
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宮城隆史カメラマンの写真

今回の道東の旅は、沖縄の写真家・宮城隆史君と一緒の旅。写真撮影のテクニックをいろいろと教えてもらいながらの5日間の撮影旅行であった。

先日、宮城君が何枚かの写真を送ってきてくれたので、掲載させてもらうことにした。さすがプロだけあって、私の写真とはひと味もふた味も違う。中でもルーリン彗星の写真は天体写真のトップクラスの写真家だけあって素晴らしい出来映えである。

このHPの読者は、この写真を見られるだけでも幸せである。
 

異惑星の太陽とルーリン彗星

同じ景色でも彼が撮ると全く違った写真になるから不思議である。その最たる写真が@の「異惑星の太陽」である。彼の写真を見ていると、彼がつけたタイトル通り 、まるで他の惑星の太陽のように見えてくる。マウリツィオ・カヴァーロが描いたクラリオン星の太陽が思い出される。

次ぎに、写真Aがルーリン彗星である。ちょうどコタン温泉に泊まった24日の夜は、次ぎに見られるのは数千年後と言われるルーリン彗星が最も地球に近づいた日であった。何か運命のようなものを感じて撮影に同行した。

この彗星は、2007年7月に台湾のルーリン(鹿林)天文台による観測で発見された ことから「ルーリン彗星」と名付けられたもので、前後に二つの尾を持っているのが特徴。写真右下に長く伸びているのが、ガスでできた「尾」で、太陽と反対方向になびいている。左上に少し広がって見えるのは彗星から発生した「ちり」で、太陽方向に伸びているので「アンチテール(反対尾)」と呼ばれている。

夜も更けた11時過ぎ、宿から離れて周辺に明かりがない場所を探して、撮影を開始。

宮城君によると、この時間、ルーリン彗星は南の空高くに輝く土星の近くに、6等級以上の明るさで見えるという。言われるままに空を見上げてみたが薄い雲が流れていて、私には土星を 見つけるのにさえ時間がかかるほどであった。しかし宮城君はすぐに見つけて、その隣に位置する彗星にピント合わせをしている。さすが手慣れたものである。

気温はマイナス16度。同じ時間でも、彼の故郷の沖縄はプラスの16度、日本が南北に長細い国土であることを実感するところとなった。三脚とカメラがセットされ、ピント合わせが終わったところで覗かせてもらうと、ちょうど雲が切れて、尾を引いた淡いブルーに輝く彗星が鮮明に目に飛び込んできた。

待望のルーリン彗星をとうとうこの目で見ることができて感動である。彗星がこんな青色に見えるとは思いもしなかったので、感激と同時に驚きでもあった。その時私は、ホピの予言が語る 、終末に輝く「青い星」の出現の話を思い出していた。同じような青い星を我々人類は、近いうちに目にすることになるのだろうか。
 

UFO雲

次ぎに、BとCの写真をご覧頂こう。「厳寒の北海道の旅 @」に掲載した私の写真とほぼ同じアングルを縦長に撮った雄阿寒岳の写真である。なぜ2枚同じ写真を掲載したのかというと、UFOらしき物体を確認してもらうためである。

先ずBの雄阿寒岳の右上空をよく見ると、雲状の小さな白い物体が写っている。またCの写真にも同じ物体が写っているが、その位置は少し左に移動しているのが分かる。一見したところ、ちぎれ雲の一片としか見えないが、なぜこれをUFOでは、と考えたかというと、この二枚の写真は連写で撮った写真であるからである。

連写速度は秒5コマであるから、BとCの撮影の時間差はわずか5分の1秒ということになる。こんな短い時間に、数キロ先の雲がこれだけはっきりと移動することはあり得ない。もし航空機であったならなおさらである。

不思議なのは、この写真の撮影に限って宮城君は連写で撮影していることである。プロのカメラマンが風景写真を撮るのに連写など滅多にすることはないからだ。また、普通なら100%見逃してしまうはずのところに目がいったのは、宮城君によると、画像 のゴミ処理をしていた際に何かを感じたからであるという。

ワンダラー的好青年の宮城君のことである。遠からずのうちに鮮明なUFO写真を撮影して見せてくれるような気がしてならない。期待して待つことにしよう。

 

 

 

@

美幌峠山頂に沈む
「異惑星の太陽」

 

A

ルーリン彗星

B

ちぎれ雲状の
UFO(1)



C

ちぎれ雲状の
UFO(2)

 

 

 

 

 

 

 

 

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