グアテマラからの帰国報告
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グアテマラからの帰国報告
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マヤ先住民に対する支援金贈呈


マヤ遺跡の探索とグアテマラ民族長老議会最高議長ドン・アレハンドロ(アレハンドロ長老)とのインタビューを終えて、グアテマラから帰国しました。この旅の一番の目的はマヤの長期カレンダー の終わりとされている2012年12月説の真相を確かめることと、マヤ先住民への支援金をお渡しすることであ りましたが、無事目的を達することが出来てホッとしているところです。

グアテマラシティー空港到着から帰国の途につくまでの17日間の走行距離はおよそ2500キロ、半袖でも汗だくのティカル遺跡から、夜は暖炉を焚くケツァルテナンゴまで、その間の標高差は3000 メートル。いつもの事ながら気の休まる間のない旅でした。

探索の様子は後日HPに掲載を予定しているのでご期待頂きたいが、先ずは、皆様からお寄せ頂いたマヤ先住民に対する 支援金に私個人の支援金を含めた50,390ドルを確かにドン・アレハンドロ並びにシゲル・アンヘル・イ・アマヤ氏にお渡ししたことを、 ここにご報告させて頂きます。

マヤの先住民はグアテマラだけでなく、メキシコやホンジュラス、エルサルバドル、ベリーズなど中米全域に散在していますが、いずれの国の先住民もみな長い間の差別化によって、経済的、人権的に厳しい環境におかれていることに変わりは ありません。

今回の旅において、先住民の家庭にお邪魔し、ざっくばらんの対話の中で、その現状を見聞きすることが出来たのは大変有意義でありました。子供の教育面 においては、インカの原住民同様恵まれぬ環境におかれており、現在もなお学校に通えない子供たちも数多く存在しているようです。

 

 

 
 


ドン・アレハンドロの右側がシゲル・アマヤ氏、その横に立つのは氏の教え子で、
現在、氏の補佐役をしている青年と氏の息子さん。私が手にしているのは、
森林破壊の実体と自然保護の必要性を説いたアマヤ氏の著書。
パナハッチェルのホテルのロビーで撮影。 (クリックで写真拡大)

 


その要因は、スペイン系の支配層たちによる差別化だけでなく、長い間続いた市民戦争の影響も大きいようです。中でも、グアテマラの南に隣接するエルサルバドルは激しい内戦が長引いた分、その傾向が強く、子供たちに対する教育の普及は緊急を要する課題の1つにあげられてい ます。

今回の支援金50,390ドルの内、16、000ドルがエルサルバドルでこの課題に取り組んでおられる先住民、 シゲル・アンヘル・アマヤ・イ・アマヤ氏に渡されたのは、こうした事情によるものです。氏はキリスト教系の大学を卒業したあと、宣教師になる予定であった ようですが、ドンとお会いしたあと子供たちの教育や自然環境の保護のために進むことを決断され、今日に至っているとのことでした。

シゲル・アマヤ氏はエルサルバドルからバスで10時間を超す旅をしてアティチュラン湖の湖畔の街・パナハッチェルまでやって来られました。ドン・アレハンドロを通して支援金をお渡しした際の氏の喜びようは大変なもので、しばらく涙ぐんでおられた姿が今でも目に焼き付いてい ます。「支援者の皆様にくれぐれも宜しくお伝え下さい」とのメッセージを寄せられましたので、謹んでご報告申し上げます。

支援金は「マヤ支援のご案内」に記した4つのプロジェクトに使われるとの事なので、エルサルバドルの恵まれない子供たちへの教育の推進と学校の管理維持のためにお役に立て て頂けることと思います。

なお、残りの資金はグアテマラの23部族、800万人先住民の長老会議のトップに立つドン・アレハンドロから、それぞれの部族のコミュニティーのためにお役に立つよう、配分して頂くことにな りましたので、ご承知おき下さい。

今回ご支援をいた皆様方に、私からも厚く御礼を申し上げます。有り難う御座いました。下に両氏の受領書とメッセージを記しておきましたので、ご覧下さい。(クリックすると拡大されます)

 

 



学校建設資金並びにマヤ長老会議の活動資金として50,390ドルを領収しました。

2009年10月

アレハンドロ・シリオ・オクスラ

親愛なる兄弟姉妹である日本の皆様にご挨拶申し上げます。マヤ民族へのサポートを大変有り難く思います。またお会いするのを楽しみにしております。

 

 

16,000ドルをを受領しました。

あなたの貢献は、コミュニティー(カカウィラ)の
アイデンティティーの回復と子供たちの支援の
ために大いに役立つでしょう。

2009年10月16日

シゲル・アンヘル・アマヤ・イ・アマヤ

グアテマラ探索

取材中の写真の一部を添付しました。後日連載を予定しているグアテマラ探索記には、単なる観光旅行では撮影できない貴重で珍しい写真を掲載しますのでお楽しみに。

 



 


ティカル遺跡
 

ヤシャ遺跡

キリグア遺跡

 



 


村々の行き来には、今もなお
車の代わりに馬が使われている。
 


ペテン・イツァ湖に浮かぶ
フローレス島から見た
サンタ・エレナ地区の街明かり
 

グアテマラ・シティーから
西へ150キロ。ここには世界で最も美しいと言われるアティチュラン湖がある。

 



 


ポップチュンで行われた
先住民の祭り
 


かっての首都であった
アンティグアの街並み。
後方の山は富士山に
よく似たアグア火山
 

長老会議に臨む
ドン・アレハンドロと

 

 

 

 

 

 

 

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