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黒四ダムの虹


一度訪ねてみようと思っていた立山連峰の室堂平、そこは立山の峰々が身近に見えるだけでなく雷鳥の棲息地としても有名な場所である。この時期、運が良ければヒナが孵って親子の姿を見ることが出来る かもしれない。梅雨明けが宣言された後、しばらく梅雨の戻りのような天気が続いていたが、7月26日、やっと晴れ間が見えたので、出掛けてみることにした。

我が家から車で2時間、中央自動車道と長野自動車道を走って豊科インターで降り、長野県の扇沢駅に向かう。ここが立山・黒部アルペンルート の始発駅である。ここからはバスとケーブルカー、ロープウエイを乗り継ぐ。先ずはトロリーバスで黒四ダム建設のハイライトとなった歴史に残る有名な 黒部トンネルの中を16分ほど走って「黒部ダム駅」へ。
 

関電トンネルトロリーバス

 

黒部ケーブルカー

扇沢〜黒部湖間を走るトロリーバス

 

黒部湖〜黒部平間のケーブルカー


駅を出ると直ぐに満々と水を溜めた黒部湖が目に飛び込んでくる、標高は1455m。「黒四ダム」の愛称で親しまれている黒部ダムは、関西電力が水力発電のために黒部川を堰き止めて造った 4番目のダムである。総工費は建設当時(1956〜63年)の費用で513億円。これは当時の関西電力資本金の5倍という莫大な金額であった。

1000万人を超える延べ作業員数と、工事期間中の171人に及ぶ殉職者数は、いかに工事が苦難を極め たものであったかを如実に物語っている。その様子は映画「黒部の太陽」やNHKのドキュメンタリー番組「プロジェクトX〜挑戦者たち」で紹介され ているので、読者もご覧になられたことだろう。

建設から半世紀が過ぎた今でも、ダムの高さは186mで日本一を誇っている。今年は6月26日から放水が始まっており、10月15日まで続く。放水の様子を写真に撮ろうと展望台へ。眼下 を見ると、巨大な放水口から飛び散った水蒸気に太陽光が当たり、綺麗な虹の橋が架かっている。

木々の緑を映した黒部湖を眺めながら、ダムの上を渡り黒部湖駅へ。そこから黒部平駅まで再びトンネルの中をケーブルカーで上がる。乗車時間は5分と短い。

次はロープウェイに乗り継いで大観峰駅へ。標高差488mを10分で一気に登る。2316mの駅の展望台から眺める「後立山」は実に雄大である。 さらに大観峰駅から立山トンネル・トロリーバスに乗り継いでいよいよ目的地の室堂へ。   

                  次回に続く 

 

 



 


黒部湖
 

ダムの放流 @

A

B


 



 


黒部平駅から
眺めた黒部湖
 

黒部湖駅から眺めた
立山東面

黒部湖駅から
大観峰駅に向かう
ロープウエイ


大観峰駅から後立山
展望。
左スバリ岳(2752m)右針ノ木岳(2821m)
 


 



 

ハクサンイチゲ

シュロソウ

 


チングルマ
 




 

 

 

 

 

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