赤トンボが見られなくなる
 


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鹿児島県では絶滅危惧種に

 
 

 
 


写真@ アキアカネ(未熟期・春型)(十日町立里山科学館のブログより転載)
 

 
 

 
 


写真A アキアカネ〈成熟期・秋型)
 

 
 

日本で最もポピュラーなトンボ、それが通称「赤トンボ」と呼ばれている「アキアカネ」〈写真A)である。 実は赤トンボとはまったく違った種に思える 「写真@」もまた同じアキアカネ。 夏の未成熟期は黄色、成長期は赤色へと変化するのである。

アキアカネによく似た種に「ナツアカネ」〈写真B、C)がある。一見見たところよく似ていて区別が難しいが、ナツアカネの方が赤色が強い。 またアキアカネは名前からして秋に飛ぶトンボと考えがちであるが、梅雨時から発生し秋まで生育するトンボである。

八ヶ岳山麓でも夏から秋の風物詩としてお馴染みとなっていたアキアカネの姿が、このところすっかり見えなくなってしまった。 そんなことが気になっていたところ、先日、毎日新聞に「赤トンボ・アキアカネ絶滅のピンチ」という記事が掲載されていた。

それによると、大阪、兵庫、三重、富山、長崎、鹿児島の6府県では絶滅が心配される種となっており、鹿児島県ではほとんど見ることが出来ない種として、2014年から「絶滅危惧種」に位置づけられ、三重県でも今年の3月に、新たに「準絶滅危惧種」に加えられたようである。

トンボの減少が農薬による薬害によるものであることは間違いないが、田んぼから蛍が消え、イナゴがいなくなり、蛙の鳴き声が消え、そしてトンボまでが姿を消してしまっては、田舎の風情がなくなってしまう。 いくら米の収穫量が増えたところで、昆虫たちの姿が見えない田園風景は寂しい ばかりか、人類の先行きを暗くする。

この世から昆虫が消え、野生動物が消え、野鳥が消えてしまったら、人間は生きてはいけなくなる。 地上の生命体は共存共栄の仕組みの中で生きているからである。  しかし今、その仕組みが崩壊しかかっているのだ。 その元凶は農薬や肥料で、それを大量に生産し世界に拡散しているのが米国の巨大な農薬会社、肥料会社である。

あなたは、今年収穫した稲や野菜の種から来年の作物は芽を出さないことをご存じか。そんな種を世界に広めているのが、「闇の世界」の配下にある農業関連 のグローバル企業だ。 その目的は「ワンワールド」の実現、つまり、人類の食料を一手に握り世界を自分たちのコントロール下におくためである。 

今問題になっているTPP交渉が彼らの意図通りに成立したら、世界中から昆虫や動物たちが消えてしまう。  いま人類は何も知らされないままに、そんな恐ろしい世界に向かってひた走っているのだ。 マイナンバーカードによる「総背番号制」が間もなく施行されようとしていても、反対の機運が盛り上がらない我が国の国民には理解できなことかもしれないが。
 

週末には日本最大の「オニヤンマ」の10分の1の大きさしかない、日本一小さい「コアカトンボ」のなんとも可愛らしい姿をお目にかけよう。 お楽しみに。

 
 

 
 


写真B ナツアカネ〈未熟期・夏型) 
 

 
 

 
 



写真C ナツアカネ(成熟期・秋型)

 
 




 

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