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季節はずれの蝶との出会い
         

 

 
 


頂上の冠雪が紅色に染まった霊峰富士の遠景
(11月20日夕方、徳乃蔵駐車場から撮影・画面クリックで拡大)

 

今日は11月21日、このところ早朝の気温はマイナス3〜5度と、真冬のような寒い日が続いている。一昨日早朝には、粉雪がチラチラ舞っていた。周囲を眺めると富士山や甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳とみなしっかり雪帽子をかぶり冬化粧が整った感じである。

そんな寒い日が続く昼下がり、徳乃蔵の庭の落ち葉掃除をしていたところ、舞い落ちる楓(かえで)や銀杏(いちょう)の葉と一緒に飛ぶ蝶の姿が目に止まった。しかし、今はもう初冬で蝶が飛ぶような時期ではない。何かの見間違いかと思ったがそれは紛れもないアカタテハの姿であった。

赤や黄色に色づいた紅葉の周りを同じ羽模様をした蝶が飛ぶ姿はなんとも艶(あで)やかで、まるで幻想の世界を垣間見ているようであった。しばらくすると母屋 (おもや)のカーテンをおろした窓に羽を広げて止まってくれた。急いでカメラを持って戻って来ると、幸いにもそのままの状態でいてくれたので撮影することが出来た。

こんな時期に飛ぶ蝶の姿は見たことがなかったので、専門書をひもといてみると、アカタテハの成虫は早春から晩秋まで年に数回発生し、中には成虫越冬るものもあると記されていた。どうやらこの時期のアカタテハは特別珍しいことではないようだが、標高が1000メートル近いこの地で11月末にその姿を見ることはそう滅多にあることではない。

蝶たちは夏場には花の蜜を吸って栄養をとっているわけだが、花の少ない晩秋のこの時期はどうしているのかと思ったら、冬の花サザンカを訪れたり、柿の木の熟して落ちた果実から汁を吸ったりしているようである。どうやら我が家の柿の木は、思いがけなくもアカタテハの成長に役立っていたようである。

知らぬこととはいえ、こんな寒い時期に孵化し、朝晩氷点下の中で生き抜くことが出来るアカタテハの生命力には驚かされた。それにしても、なんとも不思議な晩秋の蝶との出会いのひとときであった。


 

 
 


窓に止まって羽を広げたアカタテハのオス( 画面クリックで拡大)

 

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