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深刻な水質汚染問題

 

 

 
 


雲南省石林県。干ばつでひび割れたダムの底の僅かな泥水に浸かる水牛(AFP/AFP/Getty Images)

 

 

前回、「断流」と呼ばれる現象までが起きている黄河流域の深刻な水不足について触れたが、長江もまた、断流現象までは起きていないものの、黄河同様に厳しい水不足状況に陥っている。それは、降水量の減少だけでなく、人為的な原因、つまり、深刻化 している水質汚染問題によって引き起こされているようである。

長江の源流域である青海チベット地域は地下資源の宝庫である。そこには鉄鉱石、リチウム、金、銅などの膨大な資源が眠っている。それを求めて今急激な鉱山開発が進んでおり、欧州や日本からの投資も行われている。

問題は、掘り出された鉱物を洗浄するために、農業や生活用水として貴重な地下水が大量に使われることと、 洗浄に使われる界面活性剤やカドミウム、鉛、亜鉛、イリジウムなどの有害金属、それに生活の汚水などがそのまま垂れ流しされていることである。 汚染は水だけではない。鉱物の発掘のために行われる爆破によて発生する粉じんが村を覆い、空気の汚染もひどい状況になっている。

「がんの村」と化した広東省のジャングバ村を流れる川の色は乳白色から明るいオレンジまで色をしており、水は粘着性が高く、風が吹いてもほとんど波立たないほどだという。それは、近くにある国営の広東省大宝山鉱山から垂れ流しされた汚水のためである。村を訪ねその実情を調査したジャーナリストは、「ジャングバ村では、川は生命の恵みではなく、死を運んでくる」と述べている。

村に住むユン・ヤオシュンさんの二人の孫娘は、12歳と18歳の時、子供のがんとしては非常に珍しい腎臓がんと胃がんのためになくなっているが、専門家によると、これは子供たちが汚染された水を日常的に飲んでいることに起因しているようである。そうした毒性の強い米を農民は危険を承知の上で食べ、売りにも出している。(ビックイシュー日本語版参照)

心配なのは、「経済の発展の過程では汚染問題はやむを得ない。開発が進んだあとに解決すればよい」という風潮が、今の中国には、蔓延していることである。汚染垂れ流しの量が30年前の日本のそれに比べ、桁 違いであることを考えると、東シナ海から日本海へ大量の毒素がばらまかれていることは間違いなく、それが大問題となることは時間の問題である。

こうした水汚染は、長江流域の住民たちが良質な水を求め、さらなる水不足を加速させることになるのである。
 

氷河の決壊


前回は黄河源流の水不足によるについて触れた。それではもう一つの大河長江(揚子江)はどうなっているのか? こちらは今のところ、同様な現象は発生していないようである。

長江の源流の中には、これまでよりも水量が豊富になっている河川もある。それはその川の水源となっているのがチベット高原でその氷河が溶け出しているからである。

それではそうした源流流域の農民は安心かというと、決してそうは言えないのである。なぜか、氷河が溶け出しているということは、長江の水源が枯れることになるからである。現に温暖化により1970年以降、毎年100億トンの氷が溶け出し、想像以上のスピードで氷河が小さくなっていることが報告されている。

このスピードで進めば長江源流の多くが水不足となることは明らかである。それと同時に、氷河の急速な融解は下流の住民に大きな驚異となっている。というのは、氷河の融解によって溶けた水は流れ落ちて途中の自然ダムによって氷河湖を形成することになるが、その水量が一定量を超すとダムの決壊へと進み、土石流が下流の人家や畑を押し流すことになるからである。

こうした事態が次々と発生することになれば、土地と農地を失った長江周辺の農民は流浪の民となって、さらに下流の大都市へと押し寄せることになることは必定である。

こうして、黄河、長江の上流に住む農民の移住が本格化したとき、都市部では一体何が起きるのか? 次回はその恐るべき中国の行く末 について触れることにする。 (次回に続く)
 

 

中国西南地方の深刻な干ばつ 青藏高原の環境破壊が原因
 

 

 
 


中国西南部の干ばつ

 

【大紀元日本2010年3月8日】

立春以来、中国西南部各省では干ばつの悪化が続いている。一部の地区では大干ばつにより、昨年の秋冬作付け農作物の90%が被害を受け、1100万人と大型家畜612万頭の飲用水確保が難しい状況だ。特に雲南省では09年秋冬作物の被害面積は90%の1千万畝(1畝:6・667アール)で、東京ドーム1426個分以上。干ばつが深刻な地区では水の使用制限が公布され、水を大量に使用する企業は緊急に稼働停止を命じられた。

この先数日間、雲南大部、四川南部、貴州西南部、広西チワン族自治区西北部などの主要干ばつ地区では降水が無く、平均気温も例年同時期に比べ1〜2度高くなるため、干ばつはしばらく続くと予想される。

「今年の中国西部地区における非常に大規模な干ばつは、青藏高原の破壊によるものだ。長江上流の金沙江、ランチャン河、ヌー河の水量も例年に比べて少ない。いくつかの大河の源流地区は、非常に深刻な環境破壊を受けており、間違いなくこれが原因で大河の流量が減少している。最近の中国の研究報告によると、中国の一部地区の降雨量の減少と、過度な大気中への塵の排出に関連しているという。東北地区は中国でも比較的降雨量の多い地区だが、研究では降雨量が明らかに20%減っている」

全国の干ばつの特徴は南の方が北よりも深刻で、被害を受けている地区も集中している。人や家畜の飲用水確保が困難で、干ばつが長く続き、損失も大きい。干ばつによる被害は農村地区が多いが、政府の救援は行き届いていないと王氏は指摘する。
 

土地砂漠化深刻、2億2千万人に被害=中国林業局

 

 

 
 


砂漠化が進む内モンゴル自治区オルドス地級市ハンギン旗(Getty Images)
 

 

【大紀元日本2008年6月12日】 

中国国家林業局はこのほど、砂漠化した土地を初めて監査測定し、現在中国の砂漠化はすでに貴州省、広西省、雲南省等8の省・区、460の県・市・区におよび、被害者は2億2千万人に上ると発表した。

新華ネットによると、貴州省畢節市で開かれた「中国(畢節)の砂漠化および生態整備高層論壇」で、自然要因および人為的要因が中国の砂漠化をもたらしたとし、これらの要因によって砂漠化した土地は砂漠化土地総面積の26%および74%を占め、人的要因はすでに中国砂漠化土地形成の主要原因だ。
 

中国大陸気候失調による各地の状況

【大紀元日本2008年5月8日】 

4月28日中国共産党気象局スポークスマンである陳振林氏が情報公表会において4月の中国主要天気気候状況についての総括を発表した。「今年4月、中国南部では洪水が発生、東北、華北では春雨に恵まれ、北西地区東北部では干ばつが拡大。北方では今年最大の砂嵐が発生し、一部省(市、区)は強い対流に見舞われた」現在、山西省気候センターが測定した最新資料では同省72%の県(市)で各レベルの干ばつが起きており、その中の51%の県(市)が中・重度の干ばつの状態であるという。
 

中国の深刻な砂漠化、北京に迫る砂丘

 

 
 


砂嵐の後、砂に覆われた看板を掃除する職員
=2006年4月、北京のレストランで(PETER PARKSAFPGetty Images)

 

【大紀元日本2008年2月24日】

国際環境組織であるグリーンピース中国気候変動エネルギーキャンペーナー・楊愛倫氏によると、現在、中国の約3分の1の土地が砂漠化の影響を受けている。同氏の指摘によると、気候の変化や人為的な過度の放牧等の要因により、本来存在していた耕地不足、水不足の問題が一層深刻化しているという。

仏・リベラシオン紙の報道によると、最近、一つの砂丘が北京からわずか80キロの距離に迫っており、河北省は、水不足から、この地域を“不毛の地”と呼んでいる。

楊愛倫氏は「北京において現在発生している砂漠の襲来は、全国で発生している砂漠化の現象の1例に過ぎません。実際、広大な西北地区は、より深刻な影響を受けています。また、砂漠化は通常、貧困と大きな関係があります。なぜなら、土地の質が劣化し、農民が耕作できなくなることによって貧困の問題が発生するからです。この問題を解決するのは容易なことではありません」と分析している。


 

中国で黄砂現象、北京市内も一面黄色に

 

 
 


3月20日、中国で黄砂現象が発生し、北京市内も一面黄色に。
写真は天安門広場でマスクをする観光客(2010年 ロイター/Grace Liang)

 

 

[北京 2010年3月20日 ロイター] 

北京では20日、黄砂現象に見舞われ、天安門広場などではマスクをして立ちすくむ観光客らの姿が見られた。ここ数週間に中国北西部で広がっていた黄砂現象は、19日夜に北京に到達。砂ぼこりを巻き込んだ強風が吹き荒れた。

 

 

 

 

 

 

 

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