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アイスランドの火山噴火


今年に入ってM7以上の巨大地震が立て続けに起きている。1月12日のハイチ地震(M7.0),2月27日のチリ地震(M8.8)、4月7日のスマトラ島地震(M7.7)、そして今度は4月14日の中国青海省の地震(M7.1)である。

わずか3ヶ月間の間に、これだけの巨大地震が発生するのは、いくら何でも異常としか言いようがない。丹念に調べてみると、この4回の巨大地震の間に、M5規模の中型地震が、沖縄や台湾などで数多く発生しており、一連の相次ぐ地震の発生は 環太平洋地震帯が活動期に入ったのではないかと懸念される。

 

 
 


氷河の下から噴煙を上げる火山 (ジオグラフィックニュース提供)
 

 

そんな中、4月14日、アイスランドのエイヤフィヤヨークトル氷河に覆われた火山が噴火した。1823年以来190年ぶりの噴火である。実は、先月22日、すぐ隣の火山が噴火し、噴火の熱で氷河が溶け出し洪水の恐れがあるとして、近隣地域の住民に避難命令が出され、600人あまりが避難を余儀なくされたばかりである。

ロイターが伝えるところでは、火山灰の影響により欧州北西部の一部空域で飛行禁止措置が取られている。空港の閉鎖や欠航が相次ぎ、空の足に大きな影響が出ているようである。フィンランドの空港当局は「火山灰のため、スコットランド、ノルウェー、スウェーデン北部、英国、フィンランド北部間の海上上空の飛行が制限されている」と語った。

最新の情報では、欧州の各主要空港は閉鎖され、6千以上の便が欠航となっており、英国の各地の空港で何万人もの乗客が足止めされている。

 

中国・伝染病の発生

また、同じ14日に地震が発生し、既に600人を超す死者が確認された中国青海省では、それより4日前の10日には、氷の雪ならぬ砂の雪嵐に見舞われ、街中が砂に覆われてしまう事態が発生している。青海省の南西に位置するのが、先の大地震のあった四川省である 。さらにその南に隣接する雲南省や貴州省では、昨年から百年に一度の大干ばつに見舞われ、危機的な水不足状態に陥っているが、今度は伝染病が発生し 一段と混乱状態に陥っている。

飲料水不足に苦しむ農民らが泥水や家畜の汚水など不潔な水を飲んでいるため、下痢、発熱、おう吐の症状を訴えており、特に干ばつが深刻な雲南省では、チフスや出血性大腸炎などの伝染病が大量発生しているようであるから、大変である。これはまさに 、干ばつ被害に対して政府の対応が十分でなかったことに起因するために、住民の政府に対する不満は一段と増すことになる。下段に掲載したポリバケツに残った数滴の水を飲もうとしている子供の写真は衝撃的である。

北京や上海から遠く離れた農村部の出来事とはいえ、大雪、洪水、大干ばつ、巨大地震、それに伝染病の発生となっては、もはや万国博覧会などで浮かれているどころではないはずである。中国政府のことであるから、委細かまわず万博へと突き進むことになると思われるが、その反動がいかなる形で現れるか、 いやが上にも不安が増してくる。

胡錦涛主席がベネズエラとチリ訪問を取り消し、急遽帰国することとなり、また温家宝首相も、来週予定されていた東南アジア歴訪を延期することになったようである。胡錦涛主席の突然の帰国は、先のイタリアで行われたサミットに出席の際、新疆ウィグル自治区の暴動発生で参加を見合わせて急遽帰国したのに続く出来事である。

一国のトップに立つ男が外国訪問中に2度も続けて日程途中で帰国するなどということは、あまり例がない。いかに政府要人が暴動の勃発を恐れているかが分かろうというものである。なにしろ今回の震源地が爆弾を抱えてチベット自治区であるだけに、要人は戦々恐々としているに違いない。

こうしてみてみると、世界的に巨大地震の発生や噴火が懸念されると同時に、中国に於いては、かねてから懸念されている大規模の暴動発生が さらに現実味を増して来ているように感じられてならない。自然災害は押さえようもないが、せめて、被害を受けた人々への支援は国家をあげて全力で対応してやって欲しいものである。

以下は災害状況を伝えるニュースである。

 

ナショナル・ジオグラフィックニュース

 

 
 


地上から見た噴火からは噴煙の凄さが伝わってくる (ロイター)

 

 

2010年4月14日、氷河に覆われたアイスランドの火山から噴き出す蒸気。噴火開始の翌日にアイスランド沿岸警備隊が上空から撮影した。この火山の近くでは先月、氷に覆われていない火山が噴火し注目を集めたが、現在その活動は収まりつつある。

青海省で砂の「雪」 吉林省長春、黄砂で薄暗い空

 

 

 
 


砂雪に見舞われた青海省格爾木(ガアム)市

 

 

【大紀元日本4月13日】中国西部の青海省格爾木(ガアム)市では10日、砂から成る「雪」の天気に見舞われた。強風も吹いていないのに、街中は砂に覆われていた。

中国気象ネット11日の報道によると、青蔵高原の腹地にあるこの地区では例年のこの時期、強風に伴う砂嵐の天気に遭うのだが、今回のような強風がないままの砂の雪は初めてだという。気象部門は、隣の新疆で発生した砂嵐による影響だと説明している。

一方、8日、東北部の吉林省長春市では黄砂を含む強風が吹き、屋根などが飛ばされる被害が出た。9日、風は弱まったものの雨となり、最高気温は11度にまで低下した。

長春気象台によると、8日午前、農安市では瞬間最大風速がレベル9に達し、同日午後4時にはレベル10に達する地区もあった。この強風のため、長春、農安、コ惠では黄砂が巻き上げられ、空は黄色に染まった。電柱がなぎ倒されたり、屋根が吹き飛ばされたりなど多くの被害が報告されたが、ケガ人は出ていない。

 中国の風速レベル9とは風速20・8メートルから24・4メートルで、煙突や平屋の屋根が損壊するレベル。レベル10は風速24・5メートルから28・4メートルを指し、樹木が根こそぎ倒れたり、建物に深刻な損壊が出るレベルを指す。
 

中国青海省地震:死者760人、現地は一面の瓦礫

 

 
 


瓦礫と化した青海省玉樹村の惨状

 

【FNNニュース】 中国西部の震源地の町にFNNの取材班が入った。標高3800メートルの被災現場には、救援隊の姿はなく、住民が素手で生き埋めになった人たちの救出作業をほそぼそと続けている。

スーパーがあった場所は、今はがれきの山と化し、そして中心部からは、大きな炎が上がっている。
暗闇に浮かぶ不気味ながれきの山。中国西部の青海省で起きたマグニチュード7.1の地震で、FNNのカメラが日本時間15日夜、震源地の町の中心部に到着した。

震源地の玉樹県のある家は、完全に倒壊してしまっており、家を失った人たちがぼう然と立ち尽くしていた。気温5度の中、ぼう然と立ち尽くす被災者。現地は救援隊の手が回らず、人々は自分たちの力で救出作業に追われる。

被災者は「がれきの中にまだ人がいる」、「(亡くなった?)わからない」、「(声は聞こえる?)聞こえなくなった」と話した。がれきの下には、まだ人が何人か埋まっているということで、懸命な捜索が市民の手で行われている。

被災者は「部分的に配給は始まっているが、まだ飲み水もろくにない。住んでいた家も、働いていた店も倒壊した。すべてを失った」と話した。人手も足りないところに救援物資が不足。中国のメディアは、これまでに760人が死亡し、およそ1万1500人以上が負傷したと報じている。

 

 

西南部大干ばつで飲み水難 村民が不浄水飲み、伝染病発生

 

 

 
 


4月6日、貴州省黔西州貞豊県。ポリタンクの最後の一滴を飲み干す子供
 

 

大紀元日本4月15日】百年に一度の大干ばつに見舞われた中国西南地区で、伝染病が発生している。飲料水不足に苦しむ農民らが泥水や家畜の汚水など不潔な水を飲み、下痢、発熱、おう吐の症状を訴えている。特に干ばつが深刻な雲南省では、チフスや出血性大腸炎などの伝染病が目立っている。中国国内メディアが伝えた

干ばつが深刻な地域は発展の立ち遅れた山岳地帯で、適切な医療行為を受けられずに命を落とす患者も多い。今後、更なる疫病の拡大が懸念されている。また、干ばつが続く雲南省では空気の質が低下しており、同省の昆明市などでは呼吸器官の伝染病にかかる者も増えている。

「信息時報」の記者は、貴州省黔西南州の晴隆県にある村を数ヵ所訪ね、危機的な水不足の状況を伝えている。報道によると、一部の村民は羊の汚水を飲んでいたという。

「飲む水があればいい、今は水が汚いことなど構っていられない」。晴隆蓮城鎮江満村の李涛さんは話す。李さんの家で飲んでいる水は、半月前までは食器を洗った後、羊に与えていた。羊が残した水が沈澱すると、人がまたそれを飲む。容器の底に、羊の糞が沈んでいたこともあった。同村の住民の多くは、李さんと同じようなことを体験している。

干ばつが深刻な山岳地帯の村では、屋内の貯水設備が普及していない。そのため、現地政府は毎日、民家の屋外に設置されたタンクに水を貯水している。これらのタンクには覆いがなく、小枝や小動物などが水の中に落ち易いため、衛生的ではない。ある小学校の貯水タンクの水は、山から滑り落ちてくる黄土で黄色く変色していた。
 

 

 

 

 

 

 

 

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