太陽の異変


ホーム
上へ
ユーロ崩壊の前兆
阪神淡路大震災・今にして思うこと
巨大モアイ像の発見
中国の大気汚染
富士五湖の地震
異常寒波と大雪
欧州の異常寒波と大雪
ピラミッド5000年の嘘
ギリシャ財政再建策合意
大峠に差し掛かったギリシャ債務危機
天皇陛下がご入院・手術
「国民総背番号制」の導入 @
「国民総背番号制」の導入 A
ギリシャを襲う試練
中国の干ばつ
暴れるマネーの行く末
中国で珍魚発見
中国・増え続ける国防費と治安対策費
イスラエルのイラン攻撃
真実の夜明け
ポルトガルのスト
各国が抱える電力不足問題
急がねばならない消費増税
消費増税について
地球が怒っている
春到来
ストップ!!大飯原発再稼働
反原発ソング「HUMAN  ERROR」
米国・トルネード警報発令
米国のトルネード
姿を見せ始めた龍神
薄氷のIMF増強
『神々の楽園 八ヶ岳』出版のご案内
ストップ!! 大飯原発稼働 A
ご注意! テレビ番組の誤り
欧州の付加価値税
世界に拡大する生物の大量死
太陽の異変
太陽の異変がもたらす気候変動 @
太陽の異変がもたらす気候変動 A
世界経済の命運を握るギリシャ再選挙
金環食撮影
非白人蔑視の風潮
知らしむべからず
カブレラストーンが伝える歴史の真実
世界大恐慌の予兆
動き始めた「金融商品の自爆装置」
アンデスの学校
共産党政権崩壊の前兆
世界が固唾を呑んで見守るギリシャ選挙
米国の異常気象 @
グアテマラの診療所完成
脅威の衛星写真
EU に忍び寄る新たな不安
米国の異常気象 A
丘のある町美瑛 @
子宮頸ガンワクチン接種は慎重に!

4極化する太陽磁場

このところ、気象状況が異常である。皆さんのお住まいの地区でも同様ではないかと思われるが、私の住む八ヶ岳山麓では5月に入っても五月晴れは続かず、台風並の 雨や強風、それにこの時期には考えられない雷で夜半に飛び起こされる・・・・・そういったなんともおかしな天気が続いている。

気温もまた異常で、初夏並みの気温が続いて草花や木々の芽が一気に吹き出し、 ここ1週間の間に周囲は冬景色から新緑の候へと激変して来ている。だいたい満開の桜を半袖で汗をかきながら眺めるなどといったことは、私の人生で経験のないことだ。

そんな中、昨日は関東地方では竜巻と落雷により記録的な大被害が発生。テレビに映り出される茨城県つくば市の惨状は、まるで米国中西部の被害状況 を見ているようだ。我が国では竜巻による被害などつい数年前まで聞いたことのなかったことだけに、いかに異常気象が現実のものとなり始めているかが分かろうというものである。

ところで読者は先月20日に各紙に掲載された太陽磁場の異変に関する記事を読まれただろうか。

  太陽磁場、5月に4極化か…300年前は寒冷に(読売新聞 2012.04.20)
      

国立天文台などは19日、5月にも太陽の磁場が反転し、北極と南極にN極(プラス磁場)、赤道付近に二つのS極(マイナス磁場)が出現する「4重極構造」に変化するとの予想を発表した。

同天文台の常田佐久教授(太陽物理学)らは、太陽観測衛星「ひので」を使い、磁場データを分析。昨年7月以降、北極の磁場がS極からN極に反転し始めたことを確認した。一方、ほぼ同時に反転するはずの南極はN極のままで変化せず、4重極構造が確実視される状況となった

 
 


 

4重極構造とはいかなることか、簡単に説明しよう。図の上段が、今までの普通の太陽で、北極にマイナス磁場「S極」があり、南極にプラス磁場 「N極」があるという対極した二つの磁場を表したものである。

下段は、国立天文台が今回発表した今後の太陽の磁場の予測図で、北極はポールシフトで磁場が反転しN極になるのに南極の磁場は 変化せずN極のままで、マイナス磁場「S極」が東西に出現し、その結果、「4つの磁極」が現れるという4重極構造を予測したものである。

普通は太陽も地球も、また他の惑星も「南と北」にN極とS極2つの磁極が存在しているわけであるが、今回の東京天文台の発表によると、今月には、南 と北にN極、東と西にS極がそれぞれ2つづつ出現し「磁極が4つになる」という異常な状況が出現することになるようである。

その結果、地球にどのような影響が及ぶのか? 東京天文台は地球の寒冷化を懸念しているが、私は寒冷化だけでなくそれ以上に大きな変化が 、日常のすべての面に起てくるのではないかと心配している。なぜなら、太陽活動は、地球上のすべての生命の活動に深く関係しているからである。

前回「世界に拡大する生物の大量死」に掲載したポールシフトによる磁場の減少や鳥やイルカなどの大量死も 、そうした異変の影響を受けた可能性が大きいのではないかと思われる。 また、最近の地球規模の異常気象も4極化現象による異変の前兆を示しているのかもしれない。

さらに心配なのは地球自体にも同様な4極化現象が発生することである。それは、最近の太陽系惑星に発生している異常な変化が暗示しているように思われるのだ。木星では 赤道帯の一つが消えたり、最上階大気層にある雲を突破して巨大な煙(プルーム・上昇気流)がエネルギッシュに立ち昇っている現象が報告されている。

また、火星では地表から約 240キロメートルの高さの巨大なモヤ状の雲が発生している。地球における火山噴火で立ち上る火山灰の高さがせいぜい25〜35キロであることを考えると、240キロに達するモヤがいかに巨大化であるかが分かる。

 

 
 


3月21日に天文写真家ウェイン・イェシュケ氏が撮影した巨大なモヤ状の雲
見にくいが輪郭の中央部から立ち上がっているモヤが見える


 

 

NASA の土星探査機カッシーニから送信された写真を見ると、土星では昨年の5月頃から200日以上にわたって継続的なスーパーストーム現象に見舞われている。これは 1903年に観測された5ヶ月間に渡るストームの記録を塗り替える異常な現象として、天文学者の注目を浴びている。

さらに、太陽から 28億キロメートル離れた天王星の青い表面にも巨大な「白い斑点」が現れるという異常現象が現れているが、専門家たちは、多分、それは「メタンの嵐」などの地球上ではとても想像もつかないような現象ではないかと考えている。

こうした太陽系惑星の異常現象を見ると、太陽に4極化現象が発生すると考えられている今月以降、次第に地球でも かって経験したことのない異常現象の発生や、台風並みの強風、集中豪雨、落雷や竜巻などが日常化してくることが懸念される。

これからの地球の行き先を知る上で、世界的な天候異変には十分に関心を向けておくことが必要であるが、太陽磁場の変化は人間の生命活動にも大きく関わっている だけに、政治や経済に与える影響も大きく、世界的な変革と混乱の発生は避けて通れそうもなさそうである。

オランド氏にバトンタッチしたフランス大統領選挙と野党の大勝利となったギリシャ議会選挙の結果は、その一つの先駆けとなるかもしれない。

     

 

 

 

 

 

 

 

戻る 上へ 進む