改めて臨死体験を語る


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臨死体験は霊的世界の実在を実証している

 
 

 
 


ある少年は臨死体験中に訪ねた霊的世界を、「水晶のお城」と呼んでいた。(NHKテレビより)

 
     

先日、NHKが放送したスペッシャル番組「臨死体験」に関する記事を掲載した。読者の中には、テレビをご覧になっておられなかった方がいたようで、番組の中で立花隆氏が「臨死体験」を否定的にとらえた根拠と、私がそれが間違いであるとする理由を、改めて教えて欲しいというメールが何通か寄せられた。

『人間死んだらどうなる?』を読んで頂ければすぐ分かることだが、なぜか読めない事情がおありのようなので、簡単に記しておくことにする。

臨死体験者が語る話の中には、なんとも不思議なことが幾つかあり、現代医学では説明不可能な点が多い。その代表的な点を列挙すると以下のようになる。

@ 臨死体験者は脳波が停止し思考力がなくなっているのに、その間に見た情景や聞いた
  会話を覚えていること。

A 体験者は、肉体から抜け出して上空に浮かび上がった状態で、事故現場や病室の様子を
     見聞きしていること。

B 霊的世界としか思えない場所で、「光り輝く」存在や既に亡くなっている縁者や知人と遭遇
  していること。
       

テレビに登場した2歳の坊やが幼児期に体験した臨死体験について語っていることは、前回記した通りであるが、坊やの体験は上記の3点をすべて網羅している。それに対して立花氏は脳や意識の研究をしている研究者の最新の研究成果をもとに、臨死体験は科学的に脳の働きとして説明出来ると判断し、坊やの魂が肉体を離れたり、霊的世界を訪ねたりしているわけではないと語っている。

その根拠としているのが、最近の脳や意識についての研究家によって判明したとされる次の2点である。

(A) 停止したと考えられていた脳波は臨死状態中も微弱ながら発生していること。

(B) 脳の一部である辺縁系を刺激することによって、自分が肉体から離れて浮かび上がった
    ような錯覚に陥ることがあること。

しかし、(A): 臨死体験中に微弱ながら脳波が出ていて、脳の活動が続いていることが判明したからといっても、意識を失ったり麻酔で眠らされている子供が、手術中に交わした医師同士の会話や母親の病室での様子をどうやって知り得たかという点については、決して説明でき ていない。もしもそのようなことがあり得るなら、睡眠中でも脳の活動が完全にストップしているわけではないのだから、周囲の出来事を誰もがみな覚えていなければおかしいことになってしまう。

また、(B): 脳の一部である辺縁系を刺激することによって、自分が肉体から離れて浮かび上がったような錯覚に陥ることがあるという、最近の意識研究家の研究結果をもってしても、次のような事例を説明することは出来ない。拙著『人間死んだらどうなるの?』の128ページには、交通事故で駆けつけた医師から 、死亡したと判断された男性の臨死体験が書かれている。その概略はおよそ次のような内容である。

アルプスをイタリアに抜けるゴタール峠で発生した何台もの車の玉突き事故で重傷を負い、意識不明にに陥った男性がいた。駆けつけた3人の医師は既に死亡していると判断し、毛布ををかけて別の負傷者に向かった。しかし彼は死ん ではおらず意識不明のまま体外離脱して、 上空から何千台という車がつながった事故現場の様子を眺めていた。

その時、彼には渋滞に巻き込まれた運転手や乗客が、渋滞にいらだっているのが分かった。つまり、肉体離脱 した彼には人の心の中が見通すことが出来たのだ。しかし、そうしたドライバーの中に一人だけ、事故で怪我をした人 が一人でも多く助かりますようにと、一心不乱に祈っている女性がいるのに気がついた。

彼は感激してその車のナンバーを覚えた。その後、彼は奇跡的に命をとりとめ、9ヶ月入院した後、車のナンバーを頼りにその女性を探り当て、面会することとなった。そしてあの時、あなたは ゴタール峠の事故現場にいて、負傷者のために祈っていましたねと言うと、その通りですと彼女は答えた。
 

この臨死体験の事例一つとっても、意識の研究をしている学者が言うところの、辺縁系の刺激などで説明できないことは明々白々である。脳が創り出した幻想でこのような事が起きるはずがないからだ。 どうやって、いらだつ運転手の中から一心に負傷者の無事を祈る女性を探り出し、そのナンバーを記憶したというのだ!

この臨死体験者の記事は、立花隆氏の著書『臨死体験』の中に、自らがキューブラー・ロス博士にインタビューした際に、彼女から聞かされた話として記されているのである。こうした事例に一番通じているはずの立花氏が、少しばかり最新の研究結果を聞かされたからといって、なにゆえ、肉体離脱説を否定するような発言をするようになったのだろうか? 

もはや彼には、臨死体験の研究者としてテレビに登場する資格などないとしか言いようがない。出演者だけでなく、そのような健忘症気味の男を登場させた番組の制作者もひどいものである。 聞くところによると、番組のプロデューサーは霊やUFOなどははなから信じていない人物のようである。これでは、番組が否定的な内容になるのは、はじめから決まっているようなものである。

また、Bの霊的世界を垣間見てきたという臨死体験者の発言を否定する研究結果など、何一つ見つかっていない。これも脳が創り出した幻覚や妄想だというのなら、次の体験事例はなんと説明するのか!

『人間死んだらどうなるの?』の78ページ。

4年間病気と闘っていた少年コリー君は時々意識不明となって、肉体離脱した後、少年が呼ぶところの「水晶のお城」、つまり霊的世界へ行くことが多かった。コリー君の母親には学生時代、自動車事故で不自由な体になったまま、何年もの間 、立ち上がることすら出来ないボーイフレンドがいた。

母親はその話は一度も子供に話したことがなかったが、あるとき「水晶のお城」から戻ったコリー君は、臨死体験中にお母さんのボーフレンドに会ったことを告げ、 さらに次のような語った。「その人は今は歩けるようになったから、ママにそう言ってと言っていたよ。彼は今、「水晶のお城」にいるんだよ」

母親は人づてに彼の消息を尋ねたところ、コリー君が臨死体験をしたその日に、亡くなったことを知るところとなった。
 

学者が主張するように、もしも、辺縁系を刺激することによって肉体離脱に似た幻覚を見ることがあったとしても、少年が「水晶のお城」と呼ぶ霊的世界で、 長い間、足が不自由であった母親のボーフレンドに出会ったり、彼からの伝言を伝えたりすることなど、出来るはずがないではないか。しかも、出会った日が、ちょうど彼の亡くなった日であることなど 、とうていあり得ないことである。

臨死体験の第一人者と称する立花氏が、コリー少年の事例を知らないはずがない。それなのになにゆえ、研究者の話を鵜呑みにして、すべての臨死体験を単なる脳の幻覚現象などと結論づけて平気でいるのか、なんとも奇妙なことである。

前回も記したように、東大出身という学歴を汚したくないがために心のささやきを無視して、この世界を牛耳っている体制派に迎合しようとする、我が身保身のなせる技としか言いようが ないではないか。なんともはや、腹立たしくもあり、情けない話である。

 
 

 
 


同じ臨死体験の研究者である レイモンド・ムーディー博士は、「死後の世界は存在し、
人生の後にはあの世が続いている」と語っている。 博士は立花隆氏と同様、癌を患って
おられるようだが、お顔がなんともすがすがしいのが印象的であった。 使命を全うされ、
「光の世界」へ旅立とうとしておられる人の典型的な顔である。 (NHKテレビより)

 
     
 

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