暗雲が垂れ込み始めた米国


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15センチのコビト族が存在していた @
15センチのコビト族が存在していた A
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悪化の一途をたどる中東情勢 @
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暗雲が垂れ込み始めた米国
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幻の鳥「ケツァール」を探して
年末を迎えた2014年
謎が深まるマレーシアの定期便事故

白人警官不起訴で拡大するデモ

 
 

 
 


エリック・ガーナーさん(43)は7月、たばこの違法販売容疑で数人の
警官に取り押さえられた際に窒息死した。(通行人が撮影したビデオより )

 
 

先月、白人の警察官によって射殺された黒人少年マイケル・ブラウン君事件で、大陪審が不起訴処分にしたことで、地元ファーガソンだけでなく全米各地で抗議デモが行われたばかりの米国。今度は、ニューヨーク警察の白人警官数人が、たばこの違法販売容疑で取り押さえる際に、武器を持たない丸腰の黒人男性を首を絞めて窒息死させた事件で、再び大陪審が警察官の起訴を見送ることを決定。その判決を受けて、ニューヨーク各地で抗議デモが発生している。

黒人と白人では法の下では平等であるものの、現実はそうでなかったことは黒人だけでなく、多くの国民が感じてきていたことである。そうした事実が相次ぐ判決で次々と白日の下にさらされ始めたことで、黒人の不満と憤りはここに来て一気に爆発しようとしている。

その思いはオバマ大統領も同じようで、次のように述べている。「残念ながら、最近刑事司法制度について、多くのアメリカ人が深刻な不公平感を感じている」、「多くのアメリカ人がこれまで認めてきた理想と日常的な法律の運用の間に大きなギャップが生じて来ている」

これまで、人種的な論争に巻き込まれることを逃げてきたオバマ大統領が、この24時間の内に2回にわたって刑事司法制度のあり方について、強い批判の言葉を発せられたことは、注目しておく必要がありそうだ。これから先、人種的論争論は次第に全米を巻き込み、異常な株高で貧富の差が急激に増してきている格差問題と一体となって、国を二分する争いに発展することになるかもしれないからである。
 

 
 

 
 


12月5日には、ニューヨーク各地で、「息が出来ない!」という
エリック・ガーナーさんの最後の叫びを持った抗議デモが発生した

 
 

 
 


11月24日のニューヨークのデモには、黒人だけでなく
多くの白人が参加していたことに注目しておく必要がある

 
 

人種的な不公平感を間違っていると感じているのは何も黒人だけではない。それは、抗議デモに参加する人の中に多くの白人が加わっていることを見れば明白だ。また、あまりに激しい貧富の差に不満を募らせている格差問題は黒人、白人を問わない問題であるだけに、これから先、蓄積された不満に対する大きな火の手が上がってくる可能性は大である。

ブルガリア政府が国家安全保障委員会の倉庫に保存し、国家の最高機密として非公開としていた「バンバの預言」という預言が、最近公開された。これはブルガリアのババ・バンガ( Baba Vanga / 1911年-1996年)の残した世界的にも有名な預言であるが、今回公開された「2015年の預言」の中に、米国について気になる預言がある。

そこには次のような記述があった。

2015年、アメリカの大統領が退任する(これについては、バンガは非常に混乱して、また比喩的に語ったという)。彼はその後は政治と一切関わらないが、すべての特権と保護を奪われ、裁判にかけられる可能性がある。

これまでは誰もが予想しなかった大統領の退任劇であるが、ここ1年ほどの格差問題や人種差別問題に端を発した全米に広がる抗議デモを見ていると、これからの大統領の発言や行動次第では彼は、白人系の超富裕層や共和党の支持団体などからの強い反発を受けて、厳しい立場に追いこまれる可能性は否定できない。

中国と同様、米国もまた社会動乱が発生することになるかもしれない。銃社会であるだけにその時の悲惨な状況が目に浮かんで来る。
 

 

カリフォルニアの惨状

 
 

 
 


道路が荒れた川と化し、水が渦巻いている

 
 

 
 


車がプカプカと浮いている

 
 

 
 


樹齢100年の大木のなぎ倒された

 
 

 
 


100年ぶりの大干ばつで、カリフォルニア一帯の
山林は、つい先日前までは次々と山火事発生していた
 

 
 

米国が厳しい状況に追いこまれているのは、社会情勢だけではない。これまでに繰り返しお伝えしてきているように、ここ数年米国を襲っている自然災害はあまりに異常となってきている。最新の一例をお伝えしよう。

米国の中西部から東部海岸沿い一帯にかけ、寒波と大雪、洪水に見舞われている一方、カリフォルニア州など西海岸一帯が100年ぶりの記録的な干ばつで農家が大きな被害を受け、山林が次々と山火事に見舞われてきていた。

ところがそのカリフォルニア州一帯が、今度は一転して、恵みの雨ならぬ暴風雨によって洪水に見舞われ、各地に大きな被害が広がっている。なにしろこの3日間だけで、昨年1年分の雨が降ったというのだから、その異常さが分かる。

どうやら米国は国家としての巨大なカルマの刈り取りに向かって、本格的な社会動乱、自然災害に巻き込まれようとしているようだ。その後に牙をむくのが経済崩壊とウイルスの蔓延である。今はイスラム国対策に力を注いでいるが、それどころではなくなってきそうである。

 




 

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