時を待つ世界の噴火活動


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アイスランドのバルダルブンガ火山

 
 

 
 


アイスランド南東部のバルダルブンガ山の噴火
 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 


バルダルブンガ火山の氷底噴火の地上の様子

火山からは二酸化硫黄(So2)が発生しており、アイスランド気象庁からは
警報が発令されているが、流れ出るマグマのこんな近くまで近づいて大丈夫なのだろうか
 

 
 

環太平洋地震帯ではカリフォルニア半島からメキシコ、南米のチリにかけて地震活動が報告されているが、太平洋を挟んで反対側のカムチャッカ半島や日本の西之島、フィリピン、パプアニューギニアでは火山活動が活発化してきている。

また、かねてから活動が心配されているアイスランド南東部のバ(ウ)ルダルブンガ山では噴火の徴候が始まり、アイスランド政府が火山活動の航空警戒レベルを最高の赤に引き上げたのは、8月の末 。現在も溶岩の流出や噴煙活動は続いており、さらなる噴火の拡大が懸念されている。

ペトロ・ホボット氏は私との対談の中で、「アイスランドの火山は、ヨーロッパア上空を戦場に向かう戦闘機が飛び交い始めた時には、噴煙により飛行不能にする役割が与えられている」と語っておられた。これから先、ウクライナ情勢が再び嫌悪化し 、ロシアとの間に戦争ムードが漂い始めた際には、周囲の火山と共に使命を全うすることになりそうである。

バルダルブンガ火山の近くにあるラキ火山の1783年に起きた噴火では、発生した噴煙と火山ガスによって、数千キロ離れたイギリスでも2万3000人が死亡している。 これから先、戦争を止めさせるために起きることになるかもしれないバルダルブンガ火山やラキ火山の噴火では、噴煙と有毒な火山ガスによって、 230年前より遙かに多くの死傷者が出るかもしれないが、戦争による死者に比べたら桁違いの人数に留まることだろう。

 

パプアニューギニアのタヴルヴル火山

 
 

 
 


パプアニューギニアのタヴルヴル火山の噴火

 
 

パプアニューギニアのニューブルタニヤ島でタヴルヴル火山の噴火が始まったのも8月末頃、タヴルヴル火山はここ10年間で5回噴火しており、その中で1994年の大噴火が最も大きく、ふもとの町はほぼ完全に破壊されている。 これから先、さらなる大規模噴火に向かうことになるかもしれない。

 

カムチャッカ半島の4つの火山

 
 

 
 


噴煙を上げるカムチャッカ半島のジュバノフスキイ火山。
22日再び噴火し、周囲は火山灰で覆われた。火山警報レベル・オレンジが発令

半島にある幾つかの火山は地下でマグマの通路がつながっている
ようなので、一つの火山の大噴火が連鎖的に広がる可能性がある。

 
 

9月に入ってカムチャッカ半島では、同時に4つの火山が活発化して来ている。シヴェルチ、カルィムスキイ、ジュバノフスキイ、そしてベズィミャンヌイ火山であるが、ジュバノフスキイ火山は7月に6000メートル上空まで噴煙を上げていて、いつ海抜1万メートル上空まで 達して飛行機の運行に危険を及ぼしてもおかしくない状況にある。

アイスランドの火山同様、カムチャッカ半島の火山活動にも隠された役割があるようだ。それは、ロシアの日本への戦闘行為が始まった時に、それを防ぐ ために噴煙と火山灰を噴き上げることである。読者は今、ロシアが第2次世界大戦後に日本から奪い取った択捉島など北方四島で、日本攻略への足固め的行為を始めていることにお気づきだろうか。

平和ボケした多くの日本人は気にもとめていないようだが、今月22日には、択捉島(えとろふとう)の空港を、大型の航空機が離発着出来るように2300メートルの滑走路と大型の管制塔の整備を完了しているのだ。また、港湾施設も先月完成して大型艦船の接岸も可能となっており、兵士の宿舎に転用できる大規模な住宅建設も予定されているのである。

長きに渡って4島中の2島の返還をちらつかせながら、日本政府を手玉にとって来たプーチン大統領。その裏では、こうして着々と軍事基地への転換を進めて来ていたのである。昨日島を訪問したプーチン大統領の側近中の側近・イワノフ 大統領府長官が、今回の空港開発は11年前から計画されていたと語っていることが、それを裏付けている。

択捉島の空港や港湾が決して住民のためや観光客誘致などのためでないことは、先月行われた択捉島と国後島での大がかりな軍事演習を見れば明らかだ。日本政府の事前の中止要請などどこ吹く風で実施されているのだ。

中国が尖閣諸島の国有化を大義名分に、沖縄諸島一帯に向かって戦闘行為に動き出した際には、時をおかずして、ロシアは北海道に向かって侵略を始める可能性が大である。ウクライナ戦争を機に、欧米諸国から経済制裁を受けているロシアは、今、中国との結びつきを急速に拡大しようとしている。

昨日のイワノフ長官の択捉訪問の裏には、中国・ロシアの共通した日本叩きの戦略が見え隠れしている。もしも、そのような陰謀が現実となった時、天はカムチャッカ半島のみならず、択捉島の20の活火山噴火 を決断されるに違いない。パランスキー火山やクレドイアヴ火山がいつでもその役目を果たす状態にあることは、さすがのプーチンといえども知らぬことだろう。

読者は認識していないだろうが、今世界は水面下で新星地球誕生に向かって、天変地異、ウイルスの蔓延、経済の崩壊と同時に、戦争勃発に向かっても動き出しているのである。 格差や政策の失敗に対する溜まりにたまった国民の不満が我が身に及ぶのを防ぐには、彼らの目を外に向けさせる戦争が一番であるからである。

 

ハワイのキラウエア火山

 



キラウエア火山の溶岩の流出で、住宅街に迫る火山による山火事

 

ハワイでは、キラウエア火山の溶岩が住宅地に迫っていて、9月 4日から非常事態宣言が出されている。キラウエア火山は富士火山帯につながっているだけに、富士山の噴火が起きた際には。時を置かずして 、本格的な噴火活動を始めることになりそうだ。

 

フィリピンのマイオン火山

 
 

 
 


首都マニラから南東300キロのマイオン火山もいつ大噴火を起こしてもおかしくない状況にある。
 

 
 

さらに9月16日には、フィリピンのルソン島にあるマイオン火山(2462m)も3ヶ月前頃から噴煙が上がっており、住民1万2000人の避難が行われていたが、ここに来て火山付近で数回の地震が観測され落石が生じていることから、噴火が間近に迫っている可能性が大である。

 

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