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中東の「酷暑」

 
 

 
 


52度の酷暑に襲われたイラクの首都・バグダッド

 
 

地球的規模の気候大変動が誰の目にも明らかとなってきたようだ。 これまでも繰り返し世界各地の異常気象の様子をお伝えしてきたが、ここに来てその規模が一段と大きくなってきており、もはや他国のことと看過できる状況ではなくなって来た。

我が国の連日の暑さを「猛暑」と呼ぶなら、中東各地の暑さは一桁違いの暑さ「酷暑」となるだろうか。 バグダッド、クウェート、アブダビ、リヤドなどでは連日45度の以上の暑さが続いており、イラクの首都・バグダッド近郊では52度を記録。 ヨルダンの首都アンマンではこの暑さで砂嵐が発生し空港が閉鎖される状況となっている。

北アフリカから中東にかけては地球で最も暑い地域とされているが、50度を越すとなるともはや人間が生活できる状況ではない。 この酷暑のニュースを聞いて心が痛むのは、内戦で国を追われた人々が身を寄せている難民キャンプの生活である。 冷房もなければ冷たい水も飲めないテント暮らしの避難民は、毎日が地獄の日々となっているに違いない。

中東の熱波の影響を受けているのがヨーロッパ各国。 北極圏からの冷気と南からの熱波を交互に受けて、寒暖の差が大きくなっている。 真夏でも25度に達しないドイツやフランスでも、今週初めから再び猛暑に襲われパリは34度、ベルリン、ワルシャワでも32度と厳しい猛暑に見舞われている。

 

アジアの大雨・洪水

 
 

 
 


パキスタンの洪水
 

 
 

 
 


ミャンマーの洪水
 

 
 

 
 


中国の洪水

 

 
 

 
 


インドの洪水

 
 

アジア各地では広い範囲で、「同時多発的」な大雨による洪水が発生、各地で被害が拡大している。 タイでは記録的な干ばつで生活給水だけでなく農作物への影響が始まっていることは、先日お伝えしたばかりであるが、その周辺国インドやパキスタン、ミャンマー、中国では干ばつならぬ大雨による大洪水で甚大な被害が発生している。

インドでは東部・北東部、さらには西部でも洪水や地滑りで200人が死亡、被災者の数は1000万人に達している。 その数は東京都民と同じであるから大変な数である。 また、パキスタンでは118人が死亡。 さらにサイクロンに襲われているミャンマーでも洪水や地滑りで46人が死亡、20万人が避難、多くの牛や馬などの家畜も流されてしまったようである。 国力が小さいミャンマーだけに復旧には時間が掛かることだろう。

一方中国では、山西省や陝西省で洪水で道路が陥没し、走行中の車両が河に流されるなど観光客にも被害が発生している。都合の悪いニュースはひた隠す中国故に詳細は分からないが、かなりの被害が出ていることは間違いないようだ。

 

米国の干ばつ・山火事、竜巻、洪水

 
 

 
 


カリフォルニアでは、世界の覇権国家・米国の終末を暗示するような光景が広がっている

 
 

西部の干ばつ・山火事、東部の竜巻、洪水とまさに自然災害のオンパレードが続く米国。 夜のABCニュースを見ていると、人種間による発砲事件と自然災害の放映の連続である。 特にここに来ての西部、特にカリフォルニア州における山火事はその件数と規模において尋常ではなくなって来ている。

干ばつの非常事態宣言が出されているカリフォルニア州では、とうとう山火事による非常事態宣言が出されるところとなっている。 州内だけで現在発生している山火事の件数は20件に達しており、特にサクラメントの火災は大規模で、長い間消防活動に携わってきた消防隊員もこれまでに経験したことのない規模だと語っている。既に多くの家が焼かれ、今もなお、一向に鎮火の気配が見えない状況が続いている。

一方、中西部から東部にかけても、フロリダ州の洪水、アイオワ州の竜巻と相変わらず大規模な異常気象災害に見舞われ 続けている。 中でもフロリダ州の洪水は、洪水に慣れている土地の人もこれほどの規模の洪水は経験したことがないというほどなので、被害 もかなり大きくなっているようである。

今回、オバマ大統領が32%という大幅な二酸化炭素削減に取り組むことを発表しているが、オバマ氏に共和党の反対を押し切って削減法案を議会に出すことを決断させたのは、連日寄せられて来る全国各地の被害状況であったに違いない。 

かねてより、米国滅亡の最大要因は自然災害であることが伝えられていることを考えると、これから先、米国の自然災害がその頻度と規模を益々大きくして来ることは避けられそうもなさそうである。 上段と下段の2枚の写真を見ると、米国の近未来の姿を映しているようで悲しくなってくる。

 
 

 
 

 

 

南米ペルーの寒波

南半球に目を移すと、南米ペルーやオーストラリアでは厳しい寒波に見舞われている。 ペルー南部のプーノ県には寒波に対する非常事態宣言が出されており、寒波と強風で17万頭という大変な数のアルパカが死亡している。 猛暑が続く北半球であるが、今年の冬は異常な寒波に見舞われることになるかもしれない。

 
 

 
     




 

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