諏訪湖のワカサギ大量死
 

 


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死骸回収量2・5トン、100万匹

 
 

 
 


ワカサギの大量死を伝える長野日報

 
 

7月30日付けの記事「古代ハス」で岐阜県海津町の「木曽三川公園アクアワールド水郷パークセンター」や滋賀県の琵琶湖などで 「ハスの花」はもとより、池を覆う葉もまったく見られ ない異常現象が発生していることを記したばかりであるが、今度は我が家から近い諏訪湖で魚の大量死が発生したニュースが伝えられた。

7月26〜27日に死んだと思われる魚の回収が最初に行われたのは28日、回収量はワカサギが864キロ、コイやフナなど他の魚が457キロ。 さらに30日、31日両日の回収量はワカサギが約200キロ、その他が1000キロ、合わせるとワカサギが1064キロ、その他が1457キロとなる。

昨日、信濃日報社の鮎沢健吾記者から状況をお聞きしたところ、この数値はあくまで湖岸と湖面に浮いている魚を集めた総量で、湖底に沈んだり天竜川に流れ出た死骸も相当数あり、被害の全容ははっきりつかめていないとのことであった。

被害に遭ったワカサギの1匹当たりの重さをは、今年の春に孵化した1年目で0・7グラム、2年目で4・2グラムほどなので、平均2グラムとして被害数はおよそ50万匹となる。 湖底に沈んだり天竜川に流れ出た魚を入れれば、ワカサギ、コイ、フナなど 魚全体で悠に100万匹を越していることになる。 なんとも凄い数である。

 
 

 
 


湖岸に打ち上げられたり、水面に浮いた魚の死骸を回収する漁業関係者(長野日報)

 

 

大量死の要因として考えられるのは、植物プランクトンの一斉枯死。 これによって、湖内に酸素を供給する光合成が行われなくなり、さらに、沈殿する枯死体が分解される際にバクテリアなどが酸素を消費し、湖内の酸素量の低下に拍車をかける。 こうした現象が発生すると、湖の透明度が増すことになるが、実際に 直近の数値は昨年同期に比べて約2倍の130センチとなっていたようなので、劇的な変化が先月末頃に発生していたようだ。

それでは、なにゆえ植物プランクトンの一斉枯死が起きたのかという点については、専門家もはっきりした原因を突き止められずにいるようである。 既にお伝えしているように、こうした魚の大量死は 4〜5年ほど前から、世界的規模で湖や大河、さらに大西洋や太平洋と言った海洋においても発生している。

被害に遭っているのはクジラやイルカから小魚まで広範囲、アザラシやアシカ、ウミガメなど海洋生物の大量死もまた世界的規模で発生してきている。 発生地を調 べてみると、米国、中国、シンガポール、パナマ、ギリシャ、インド、カナダ、オーストラリア、英国、コロンビア、コスタリカ、ブルガリアなど数十ヶ国に及んでいる。 そうした実体を考えると、地球全体でいま何か大きな異変が起きつつあることは間違いない。 

人類が為してきた諸々の悪行の結果が、今こうした形で姿を見せ始めてきているのだ。 我々がそれに気づいた時は既に遅しで、次には人類自身が大量死に向かうことになりそうである。

 

 

 
 


中国湖北省のフヘ川は40キロにわたって死んだ魚で覆われた

 
 
 

 
 

 

2012年4月、ペルー北部海岸に打ち上げられた大量のイルカ
この頃からクジラやイルカ、カメやペンギンなどの大量死が始まった。
 

 
 

 
 


2016年4月には南米チリで600トンのイワシが海岸に打ち上げられた。

 
 
 

 

 


2016年8月初旬、南米最北端のカリブ海に面したコロンビアのヌエバ・ベネシアという海岸で、現地としては最大規模の「魚の大量死」が発生。 原因は藻の発生による酸素不足とされているが、今や藻の大量発生は中国やチリなど多くの国々で広まっており、世界的規模に拡大する可能性が大きくなってきている。

 

 




 

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