常習化してきた米国の山火事とハリケーン
 

 


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今度はカリフォルニアで黙示録的な森林火災

 
 

 
 


強風にあおられ手のつけようのない状態で燃え広がるカリフォルニア州の森林火災。
死者の数は既に17名、多くの行方不明者がいることから、さらに増えることが予想される。

 
 

 

 

今日もまた米国の災害ニュースである。 8日夜半から始まったカリフォルニア州北部の森林火災は各地でほぼ同じ頃から発生し、現在延焼している箇所 は14ヶ所。 焼失面積は6万5000ヘクタールを超えておりワシントンDCの2倍、また、焼失家屋は2000軒に達している。 ロスアンジェルスやサンフランシスコでは 一部の地域に非常事態宣言が発令され、数万人の住民が避難を余儀なくされている。

私のHPで掲載しているだけでも、恒例となった米国のハリケーンや豪雪、洪水、森林火災などの自然災害に関する記事は、今年に入って既に14回に達している。 中には3月や8月、9月など1ヶ月で3回掲載している月もあり、掲載する私自身、さすがに手を抜きたくなってくる 時がある。 しかし、我が国のマスコミはまったくと言ってよいほど報道していないので、手を抜いたら、米国の自然災害はひとまず収まったかと解釈されてしまいそうなので、心に鞭打って掲載し続けている次第である。

最近の米国の森林火災を見ていると、単純な山火事というのではなく、周辺の居住地区を巻き込んで住宅や病院など公共施設までが焼失するケースが増えて来ている。 その中でも、今回のカリフォルニア州の森林火災は、既に 2000軒が焼失し、少なくとも17名の焼死者が出ている事を考えると、住民の生活を脅かす災害と化して来ていることは明らかだ。

頻度も月に1〜2件ペースで発生し、その規模も我が国では考えられないほどの広さとなっている。いくら国土の広い米国とは言え、巨大な火災がこれだけの頻度で発生するのは、どう見ても異常である。  もしも我が国で東京23区を上回る面積が焼失したら大騒ぎだ。 ドイツテレビ局ZDFは、今カリフォルニアで人々が体験している事態は、まさにヨハネの黙示録を思わせるような災いだと伝えている。

ウォータークロックがもたらす異常な乾燥化と高温が一体となって、米国西部一帯を襲っているわけだが、米国市民はその異常さに気付いているのだろうか。 ツイッター好きのトランプ大統領も、森林火災には一度も触れたことがないようなので、取るに足りない出来事にしか思っていないようである。  しかし、決してそんなに甘いものでないことは確かだ。

 
 

 
 


飛行機による消火活動が行われてはいるものの、
20メートルを超す強風で火の手は広がる一方となっている

 

 
 

 
 





 

 
 

 
 


燃え広がる街並み。焼失した軒数は2000棟を超している。

 
 

 

 
 

 
 



 

 
 

 
 


行く手をさえぎられ逃げ惑う車、車の中から焼死体も発見されている

 

 
 

 
 


ロスアンジェルでは、街の一区画全体が廃墟と化してしまった。  (上下)
 

 
 

 
 



 

 
 

 
 


跡形もなく燃え尽きた家々と車。 火の手が早かったため
必要な家財の持ち出しもほとんどできなかったようだ。

 

 
 

 
 


 

 


 

南東部では、ハリケーン・ネイトで洪水発生

 

いつもなら、ハリケーンや洪水のニュースから書き始めるのだが、今回は森林火災の規模が大きいのと、住宅の被害が2000件を超えているため、順序が逆になったというわけである。

先週末、3連休で骨休みをしている最中、メキシコ沖合で発生した熱帯低気圧はメキシコ湾でハリケーン・ネイト(NATE) となり、8日には勢力は弱まったものの米国南東部に再上陸、ミシシッピー州やルイジアナ州に大きな被害をもたらした。 中でも、ミシシッピー州では、上陸時に満潮時であったことから海面が急上昇し、風速38メートルの強風の影響も受けて 被害が大きくなったようだ。

それにしても、8月末にテキサス州やルイジアナ州を襲ったハリケーン・ハービーから始まって、フロリダを直撃したハリケーン・イルマ。 さらにはカリブ海の島々を襲い、米国の自治領プエルトリコを壊滅状態にさせたハリケーン・マリア。 どれもが皆、その勢力はカテゴリー4となっている。

これまでにもハリケーン襲来は米国に大きな被害はもたらしているものの、1年のハリケーンシーズン中に勢力4以上のハリケーンの上陸が2度のことはなかった。 それが今年は、米国本 島だけで2回、自治領を入れると3回に達しており、今回のハリケーン・ネイトを加えるとその被害は前代未聞。まさに、ポロハウ長老が伝えて下さった「ウォータークロック」到来が、 現実と化して来ていることを示している。

さらに、大西洋上では熱帯性低気圧から発達したハリケーン・オフィーリア(OPHELIA)が発生しており、西に向かって進んでいるようなので、規模の大小は別にして、再び海リブ海諸島を巻き込み、米国本土に向かうことになるかもしれない。 それにしても、カルマの刈り取りの大役を担った自然の猛威は手を抜くことはないようである。

 
 

 
 


ミシシッピー州を襲ったハリケーン・ネイトの高波による洪水で、
駐車場の車は水に浮かんでしまった。 (PBS ニュースシャワー)

 



 

 

 




 

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