アフリカ・モザンビークの大洪水の惨状
 

 


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水が飲めない人々を襲うコレラの発生

 
 

 
 



水と食料が手に入らない子供の姿は悲惨だ。

 
 

2週間前にサイクロン「イダイ」が上陸した南アフリカ・モザンビークの惨状については、先日、「サイクロンに襲われたアフリカ東南部の惨状」でお伝えしたが、最大の被災地の一つである 港の町・ベイラでは、洪水による被害だけでなく、恐れていたコレラの感染が発生し始めたようである。

洪水によって汚水があふれ、飲料水が飲める状況ではなくなっているため、数万人が溜め池の不潔な水を飲むしかない状態に陥っているようである。そのため27日に5人のコレラ患者が発生したことが確認されており、 その後、数十人の患者が発生しているのではないかと懸念されている。

ドイツの救助隊が現地に到着し、汚水を浄化する装置が用意されたようなので、飲み水に関しては何とか目途が立ってきたようである。しかし、洪水で水を飲む容器がみな流されてしまったため、子供たちが飲んでいる容器を見るとガソリンや灯油が入っていた容器を使っている。その容器を洗う水が 不足しているのだから悲惨だ。また、近隣の国・ジンバブエやマラウイなどを含めると被害者の数が250万人に達していることを考えると、支援の手がどこまで届いているのか定かでない。

最新の洪水被害といえば、大洪水が繰り返し発生しているアフガニスタンの被害も甚大で、 農地の荒廃が急速に進んでいるため、深刻な食糧危機が発生しているようである。アフガニスタンといえばIS(イスラム国)やアルカイダによる戦闘に目が向くが、実は 異常気象により、ここ3年ほど過去数十年で最悪の干ばつにも見舞われていたのである。それが今年に入って気象が一転し、記録的な洪水に見舞われ援助が必要な人は1000万人に拡大しているのである。

一方、コレラの発生といえば戦闘が続く中東のイエメンの情勢も悲惨を極めている。イエメンでは今もなお続く戦闘で1万8000人が死亡、300万人を超す人々が 家を失い国内難民となっており、国民の3分の1に当たる1000万人が飢餓の危機に襲われている。その惨状に火をつけているのがコレラの蔓延で、今もなお患者と死者の数は増え続けている。 

こうした惨状をイエメンの戦闘地で治療に携わっている医師は、「この戦いはサウジアラビアとイランによるペルシャ湾の主導権争いであり、人間の命のことなど全く考えていない」と憤りを伝えており、国連のグテーレス事務総長も「まさに生き地獄だ!!」と語っていたが、なんともはや恐ろしいことである。

人々をこうした「生き地獄」へと導いているのは、アフリカの洪水に代表される「自然災害」と、シリアやイエメンなどで起きている「愚かな人間の愚行」 である。そして、その「生き地獄」の発生の頻度と規模は増す一方で、発生箇所もアフリカや中東だけでなく、ヨーロッパやオーストラリア、 東南アジア、南米、さらには米国全土に拡大していることを考えれば、いま人類が遭遇しようとしている事態が尋常でないことは確かである。

以下にモザンビークのベイラ村の悲惨な状況を掲載したので、ご覧頂きたい。

 
 

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記録的な洪水で水没した家屋。

 

 
 

 
 


まだ退かない水の中で屋根の上で暮らす家族。

 

 
 

 
 


悪路が救助を遅らせている。

 

 
 

 
 


飲料水だけでなく、水を飲む容器が心配だ。

 

 
 

 
 



 

 
 

 
 


27日、コレラの発生が確認され、患者数は増加しているようである。

 

 
 

 
 


ドイツの救助隊によって用意された浄化装置。
270万人の浄化水を用意するまでには、まだまだ時間がかかりそうだ。

 

 




 

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