ホルムズ海峡で再びタンカー攻撃
 

 


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安倍総理とハメネイ師との対談中に
             日本船舶が攻撃される

 
 

 
 



我が国の海運会社が運航する大型タンカーが爆撃で延焼。21人が船外に退去

 
 

イランと米国間の緊張感が高まりつつある中、両国の仲介役を担った安倍総理がイランを訪問していることはご承知の通りである。なんとその最中に、またもやホルムズ海峡で2隻のタンカーが爆撃されるという事態が発生。しかも、2隻のうちの1隻は我が国の海運会社・国華産業社が運航するタンカーであったのだから驚きである。

2隻の内1隻はノールウエーのタンカーであったが、2隻とも砲弾による攻撃で甲板が炎上、合わせて数十名の乗組員全員がイランの船舶などに避難したため、幸いにも負傷者は出ていないようである。問題は犯行声明の出ないタンカー攻撃が先月から続いており、その攻撃の規模が次第に増して来ていることである。

ホルムズ海峡を通って輸出される原油の量は、世界の原油輸出の5分の1を占めている。それゆえ、一連のタンカーへの攻撃は原油の供給を脅かして価格を押し上げ、世界の緊張の火に油を注ぐことになるだけに、このような状況が続くことは見逃せることではない。

また、原油輸入の90%を中東に依存し、その内の80%がホルムズ海峡を通る我が国にとって、海峡はエネルギー政策の生命線であり、一歩間違えば国家的危機に直面することになる。現に爆撃の一報が届いた直後に石油の価格が一気に5%ほど上昇している。
 

 
 

 
 


延焼するノールウエーのタンカー

 
 

今回のタンカーに対する攻撃が安倍首相のイラン訪問中に起きたことと、攻撃の対象になった一隻が日本の海運会社が運航するタンカーであったことを考えれば、どうやら一連の攻撃を仕掛けている組織が、米国が主張するようにイラン政府と強く結びついているとは、断定できないように思われる。

もしかすると、米国とイランとを戦争状態に導き、一気にイラン政府に致命的な打撃を与えることを願っている者たちが、裏に潜んでいる可能性もあり得る。そうだとすると、そのうちの一つがイスラエルやサウジアラビアかもしれないし、「トランプ政権、中東への増派に踏み切るか」に記したように、先にイラク戦争を引き起こしたジョン・ボルトン大統領補佐官たち米国官僚たちである可能性もある。

いずれにしろ、イランの最高指導者ハメネイ師との対談で、米国とイランとの緊張緩和に一役買おうとした安倍首相であったが、どうやら、今回の事件もあり緊張感は収まるどころか、かえって高まることになってしまったようである。

トランプ大統領は制裁をかけた後、イランからの譲歩を引き出すためにハメネイ師との対談を望んでいるが、ハメネイ師は安倍総理との対談の中で米国への不信感をあらわにし、トランプ大統領との対話に否定的な姿勢を示している。もしも、このまま収束がつかないようなら、戦争を望む者たちの筋書き通りに進んでしまうことになるかもしれない

 
 

 
 


安倍総理のイラン訪問で得るものはなかったようだ。

 
 

 

 

 

 




 

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