プーノからチバイへ

 

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標高4000Mの峠を越えてのチバイ行き。翌日のアンデス横断とあわせて、最もきつい二日間であった。

途中で、小雪混じりの高原でピクーニャというアルパカと同種系の珍しい動物の姿を見ることが出来た。


 

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  大型トラック

土木建築用の大型トラックは、ボルボとベンツが目立った。

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  ビクーニャ @

毛並みの良さは、南米に住むリャマ、アルパカなどラクダ科の中で一番である。

そのため乱獲され、現在は捕獲が禁止されているが、密漁が後を絶たないようで、数が極めて少なくなっている。

生息するフィールドが、4000M以上の高地であることもあって、滅多に見かけられないようであるが、運良く二度目撃することが出来た。

 

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  ビクーニャ A

最初の目撃は、遠くで撮影が上手くいかなかったが、二度目は300Mほどの距離であったので、望遠で何とか撮影することが出来た。

 

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  アンパト山とインカの少女「ファニタ」のミイラ

手前の山が標高6300Mのアンパト山。

1995年、アンパト山の頂上附近で、万年雪の下で500年にわたって冷凍保存されてきたインカの少女「ファニタ」のミイラが発見された。

アンパト山の隣にあるサバンカヤ山が突如大噴火を起こし、この噴火で舞い上がった火山灰が、アンパト山の頂上付近に降り積もった。

その結果、火山灰がアンデスの強烈な太陽光線を吸収し、500年以上も覆っていた頂上部の万年雪を溶かし、山肌があらわになった。

その後、登頂した人類学者ヨハン・ラインハルトとペルー人の登山ガイド、ミゲル・サラテによって、埋葬されていた少女のミイラが発見されるところとなった。

ファニタのミイラは、冷凍保存されていたため、着ていた衣装だけでなく、皮膚、爪、髪の毛までもが、まるで生きているかのようにほぼ完全に残っていた。

高い山に神が宿ると信じられていたインカ時代、神への生贄として捧げられたファニタは、神官と共にアンパト山の山頂まで登り、
チチャと呼ばれる強いお酒を飲んだ後、命を絶ったのだろう。

おそらくファニタの心の中に恐怖心や悲壮感はなかったに違いない。幼い頃に生贄として選ばれた子供は、特別の教育を受け、己の果たすべき役割を教えられて育っているからである。

ファニタが見た最後の景色は、紺碧の空と輝く太陽、そして眼前に連なる聖なる山、アンデスの峰々であったに違いない。

 

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  アルパカ

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  ねぐらに戻るアルパカ

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