宗派間対立がもたらしたイエメンの惨状
 


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700万人が飢餓状態に

 
 

 
 


飢餓で病院に担ぎ込まれた子供。 痩せ過ぎてまるで猿の子のようだ。

 
 

読者はイエメンという国がどこにあるかご存じだろうか。 中東の国であることは知っていても、正確な場所は分からない人が多いかもしれない。 インドの西にあるアラビア海とスエズ運河につながる紅海に挟まれたのがアラビア半島。  イエメンはその半島の南端に位置しており、およそ2800万人のイスラム系の人々が住む国である。

この国も他の中東諸国同様、イスラム教のスンニ派とシーア派の住民の間で対立が続いて来ており、数年前から紛争状態に至っている。 そこに、スンニ派 とシーア派の代表格であるサウジアラビアとイランが介入したため、政府軍と、イスラム反政府勢力「フーシ派」との間の戦闘行為が一段と激しさを増し、2015年初めに政権が崩壊したあと、内戦状態に陥ってもはや国家の体をなしていない状態となっている。

激しい空爆で医療や水道、公衆衛生などの態勢が破綻し、300万人が避難を余儀なくされている。 また、そうした影響を受けて他のエリアに住む人々も厳しい状況に追い込まれ、多くの国民 が食料的な危機状態に陥っている。  

昨年12月に国連は、1400万人が満足な食事が得られず、その半分の700万人が飢餓状態の寸前にあり、国際社会が急いで支援をしなければ大変なことになると、警告していた。 1400万人といえば、国民の半分にあたる大変な数であるが 、国際社会の支援は得られぬままま、その数は今もなお増し続けており、シリアやイラク以上の惨状と化している。

 

急増するコレラ患者、すでに32万人を突破

 
 

 
 


病院でコレラの治療を受ける子供

 
 

さらにこの危機的状況に追い打ちをかけたのがコレラの発生である。 まさに「泣き面にハチ」だ。 飢餓状況と医療・水道・公衆衛生などの破綻が相まって発生したコレラは、ユニセフ(国連児童基金)と世界保健機関(WHO)の発表によると、わずか2カ月で、ほぼ全ての県に蔓延しており、世界最悪の規模に拡大しているようである。

拡大のペースがいかに凄いかは、6月24日の発表数字が、患者数20万人、死者数1300人であったのに、わずか20日足らずの7月12日には、患者数が32万人 に、死者の数は1740人へと急増している。 患者数の増加は1日当たり6000人、死者数の増加は20人を超す数に至っている。  人口人2800万人の国で、700万人が飢餓状態に陥り、32万人がコレラに感染していることを直視するなら、まさにイエメンは滅亡の危機に瀕していると言わざるを得ない状況である ことが分かる 。

先般、コレラの蔓延を防ぐためにサウジアラビアは74億円をユニセフなどなどに寄付することにしたようだが、それよりも急ぐべきは、1日も早い内戦状態 の終結である。   同じイスラム教の世界でありながら、宗派間対立によって大量の軍事資金を使って内戦に介入し、それによって発生したコレラ対策に70億円を超す大量の資金を投入する。 何と愚かなことか。 マホメットをはじめイスラムの神々はさぞかし天で嘆いておられることだろう。

 
 

 
 


住む家を失った人々が住むテント。 環境の悪化がコレラを誘発している

 
 

人々を苦しみや悲しみから救うのが宗教の役目ではなかったのか。 それが今や宗派間の対立によって宗教が争いの元凶となっており、その結果、この世に憎しみや怒り、苦しみや悲しみの種をまき散らすこととなっている。 

この世は全ての面で「闇と光」が共存しているが、今や宗教の世界は、光が消えて闇が噴出する世界となっている。 その結果、もはや宗教は 人を救うどころか、争いの元凶、悪の権化と化してしまっているのだ。 その代表的な宗教がイスラム教となっているわけだであるが、 何もこれはイスラム教だけのことではない。 キリスト教においても仏教においても 、程度の差こそあれ一緒である。

長い間、宗教はよき面、悪しき面で人類を導いてきたが、これから先、高次元に向かっていく人類にとって、もはや宗教はその任務を終える時が来たようだ。   意図的に隠され続けてきた「霊的世界の真実」を学び、「輪廻転生の仕組み」知ったなら、おのずと正しい死生観や宇宙観、歴史観を持つことが出来る からである。 そうすれば、宗教などにとらわれずに、正しい価値観に基づいた実りある人生を送ることができるのだ。

 




 

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