さらに悪化・中東情勢
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世界の異常気象

トルコの首都で爆弾テロ

 
 

 
 


首都アンカラで起きた爆弾テロ発生の瞬間
腕を組んで和平を訴える人々の背後で爆発が起きたのだ!

 
 

3連休、多くの来館者への対応で心身ともに少々バテ気味。 何十人もの皆さん一人一人に写真の説明や様々な話をしていると、夜はぐったり、さすがに記事を書く気になれない。 今朝は6時起きして書いたが、もう1時過ぎ、写真の整理に時間がかかりこんな時間になってしまった。 そんな3日間を過ごしている内に、世界情勢は日に日に厳しさを増し、案じていた通り、中東情勢は泥沼化し一段と不穏な雰囲気に覆われ出してきた。 

かねてからトルコの混乱はやがて中東と欧州の混乱発生のきっかけとなり、狼煙(のろし)となる可能性の大きいことを伝えて来た。 トルコはEUの加盟国であると同時に内戦が続くシリアやイラク、さらには中東の主要国・イランと国境を接していることに加え、国内に多く住むクルド人との民族問題も暴動発生の懸念材料となっていたからである。

隣国シリアの内戦の影響を受けながらも、今年前半まで軍事作戦を控えてきていたトルコが動き始めたのは、7月前半にシリアとの国境近くにある南部の町・スルチで起きたIS(イスラム国)による爆弾テロ事件以後であった。

トルコ政府はこのテロをきっかけにシリアのISに対する空爆を開始。 それと同時にクルド人勢力に対しても厳しい取り締まり始め、クルド人との対立も次第に深まって来ていた。 そんな最中、今月10日、首都アンカラで新たな爆弾テロが発生し、政府軍とクルド人組織との衝突に抗議し、和平を訴えていたデモに参加していた多くの人々が死傷、100人近い死者と200人を越す負傷者が出た。

政府とクルド人組織の対立を煽るためにISが起こしたテロと言われている。 アンカラではクルド人を中心に政府に対する非難が強まり、各地で大規模なデモが発生し始めている。 どうやらこれから先、トルコの混乱は避けられそうもなく、その炎は難民問題で揺れるEU諸国に飛び火する可能性が大ききだけに、今後のトルコ情勢からは一段と目が話せなくなって来たようである。

 
 

 
     
 

一段と大きくなって来たシリアを巡る混乱

 

ロシアがシリアのISや反体制派に対して空爆やミサイル攻撃を始めたことはすでにお伝えした通りであるが、ここに来て今度は米国が新たな動きを始めたようである。 米国のCNNニュースは、米軍がシリアの反政府派を支援するため、シリア北部のハサカで小火器や爆弾、手榴弾などが入った50トン分の武器弾薬類を地上に投下し、反政府派に渡したことを伝えている。

これは極めて重要なニュースである。 米国はロシア軍による空爆やミサイル攻撃がISだけでなく、アサド政権に対抗する反体制派の部隊にも及んでいると強く非難してきていたが、ここに来てその反体制派に対して武器弾薬類を供与したことは、まさにシリアを舞台にした「米国対ロシア」の代理戦争が始まったことを意味しているからである。

 

イスラエルとパレスチナの対立激化

 
 

 
 


イスラエル軍に向かう人々の中に女性が急増
投石だけでなくパチンコを使っている女性の姿も見える
 

 
 

 
 


ブレスレットを着けた手と握った石は、あまりに違和感があり過ぎる。
 

 
 

「暗雲漂う中東情勢」「シリア情勢新たな段階に!」などでイスラエルとパレスチナとの対立が激化してきており、再び戦争状態に突入する可能性が高まってきていることを伝えて来た。 その後も情勢は悪化する一方で、当初、ヨルダン川西岸のイスラエル人とパレスティナ人が同居している西エルサレムで起きた衝突が、地中海東海岸のガザ地区に飛び火し、すでにパレスチナ人に25人の死者と、300人を越す負傷者、また、イスラエル人にも5人の死者が出ている。

投石するパレスチナ人に対してイスラエルの警察や軍は催涙弾やゴム弾、さらには実弾を使って応酬。 この戦いはまさに子供と大人の喧嘩、死者や負傷者の数が桁違いになるのは当たり前だ。 そこまでしてパレスチナ人が怒りをぶっつけるのは、いかに彼らのイスラエル人に対する憎しみと怒りが大きいかを示している。

そうした抑えきれない気持ちで、銃を向けるイスラエル兵士に立ち向かう若者のたちの中に、これまで見られなかった変化が起きてきている。 それは若い女性が多く参入してきていることである。テレビが伝える映像を見ると、青年たちの中に混じってイスラム教に則って顔をスカーフで覆った女性が、手に石やパチンコを持ち、銃を放つイスラエル兵士に向かって投石している。

そんな姿は決して他で見られる光景ではない。 心の底からの強い憤りや憎しみがなければ出来ることではない。 うら若い女性が命がけで銃を向けるイスラエル兵に石を投げつけている姿を見ていると、心が震える。 残念なことだが、ユダヤの民はこの時に至るも大きなカルマを増し続けているようだ。 その結果がいかなることになるか、カルマの刈り取りの恐ろしい情景が目に浮かんで来る。

 
 

 
 


イスラエル兵に拘束される若いパレスチナ人女性
 

 
 

 
 


ガザ地区では、女性たちによるイスラエルに対する抗議デモが多発している。
 

 




 

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