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心を癒す旅

 

 
 


西の空を紅色に染めながら沈む夕日 (クリックで拡大)

 


これまでの私の人生は多くの方々の導きやサポートに支えられての人生であった。特にサラリーマン生活を終えた後の人生はその感が強い。退任し郷里に戻った後、写真家の桑島献一氏との出会いによって、野鳥の写真を撮り始めたのが私の写真撮影のそもそもの始まりであった。

ペルーアマゾンを旅するきっかけは、学校作りに協力してくれたペルーの音楽家セサルラトーレ氏がアマゾンの秘境マヌーへ案内してくれたことであった。そして、写真集『最後の楽園・PERU』を世に出すことが出来たの も、ペルーナンバーワンのガイド、フリョ・セサル氏が滅多に見ることの出来ない珍しい鳥や動物たちとの出会いのチャンスを作ってくれたお陰である。

今回の十勝平野への旅で北海道ならではの素晴らしい景観に巡り会ったのも、帯広講演会のスタッフをお願いしている鈴木智子さんと佐々木義盛氏の導きのお陰であった。新緑の候のまっただ中、北海道で記録されている最高 気温37.8度を体験することになったのもまた、他ならぬ龍神様の導きであったに違いない。これには、撮影以上に大きな意味があったようである。

徳乃蔵での接客を終えた後、帯広に向かったのは6月1日の午後3時過ぎ。今回もまた3泊の宿をお願いしたのは定宿の「丸みが丘温泉」。前世で一緒に学んだに違いない程、気心の合う女将(おかみ)に迎えられて、先ずは浴室へ。

館内にある十勝特有のモール泉はうすい茶褐色をしていてしばらく浸かっていると、体の周りにはプチプチした小さな泡が付着し体中が気泡に包まれる。少しぬるめの小さな湯船に浸かっておよそ1時間。たまった疲れが一気にほぐれ、気分爽快。部屋で飲むビールのうまいこと。まさに幸せのひとときである。読者も北海道を旅することがあったら、お立ち寄りなされたらいかがだろうか。

 

 

 
 


丸みが丘温泉(0155−31−6161)
窓の外景色が映り込んだ湯船に浸かっていると、それまでの疲れが泡のように消えていく
写真に写った浴槽は少しぬるめの小さな浴槽。隣には温度の高い大きな浴槽が並んでいる。
(クリックで拡大)

 



然別湖(しかりべつこ)に向かう

 

 

 
 


☆☆☆

 

 翌朝4時起きして向かったのは帯広市の北方に位置する然別湖。北海道ならではのドライブを楽しみながら平野部を走っていると、菜の花畑が目に飛び込んできた。畑と言っても本島にある畑とは規模が違う。あまりに広大であるため、その姿をカメラに収めようとすると、車の屋根に登るしか手はない。 掲載の写真Bはそうして撮った一枚である。

さらに然別湖のある小高い山の山頂に向かって進むと、突然エゾ狐が現れた、今年は餌が不足しているのだろうかその姿は哀れなほどやせ衰えている。佐々木氏が車を止めたので、朝食用に用意していたおにぎりとパンを道端に置いてやると、一つずつ運んでは木の根元に隠してはまたやってくる。身につけた生き残り戦術だ。もしかすると、近くに子狐がいるのかもしれない。

然別湖はそれほど観光客がやってくる湖ではない。その上早朝と言うこともあって、静寂さに包まれた湖は新緑の木々に囲まれなんとも言えない爽やかさが漂っていた。ただ、船着き場以外は林に囲まれていてなかなか撮影がむずかしく、穴場を見つけるのに一苦労するところとなった。

少々無理をして急斜面を湖面近くまで降り、周囲が開けた水際で撮影を始めると、突然、今まで立っていたさざ波が止み、ブルー色の湖面に新緑に覆われた木々の姿が浮かび上がっ てきた。それは、思わず息を飲むような景色で、一時、撮影の手を休め思わず見入ってしまった。心の癒やしにはこれ以上の妙薬はない。龍神様が風を抑え見せてくれた お陰で見ることの出来た、最高のプレゼントだ!

そんな湖岸の景色を何枚か掲載したので、読者も手を休めてご覧になって頂きたい。人はみな肉体の癒しに心血を注ぎがちであるが、何より大事なのは心の癒やしである。徳乃蔵の「神々の楽園八ヶ岳」展も傷つき、疲れた心を少しでも癒して頂きたいという思いで開催している。心はあなた自身、あなたそのものであることを忘れないでおいて欲しい。

今回の旅で撮影した写真は「十勝平野を行く」4回シリーズで掲載する予定なので、十勝平野ならではの旅をご堪能 頂きたい。写真の整理と4回分のホームページ作成には殊の外時間が掛かった。ご覧になるのはわずかな時間で済むだろうが、私はそれより2桁違いの時間 をかけることになる。 その点を少しだけでも頭に入れて頂いて、ご覧頂けたら幸いである。

 



 


青く澄んだ十勝川
 

北海道ならでは
の景観


広大な菜の花畑

菜種油をとるためでな
く、掘り起こして肥料
にしたり、土壌の酸性
度を低く押さえるのが
目的だ。


彼方に残雪の大雪山
山系が浮かんでいる
 




 


可哀想なくらい、やせてしまったエゾギツネ
 


ニュージーランドで
よく見かけた光景が
広がっている

牛の放牧も目につく

暑さを逃れて柏の
大木に道産子馬が
集まった珍しい風景




 


大雪山国立公園の
一角にある然別湖

然別湖 A

B

C

 
















 

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