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極細の色鉛筆の重ね書きで描かれたマチュピチュ。小さな写真では
その凄さはとうてい分からない。是非、ご自身の目でお確かめ頂きたい。

 
 

現在、徳乃蔵のギャラリーではセサル・ラトーレ氏の点描画の「私の故郷 クスコ」展を開催中である。 来館された皆さんが異口同音に言われるのは、コンマ1ミリの極めて小さな点で描かれた絵を直に見た感動である。 点だけで描かれたとは信じられない方には、ルーペで見て頂くことにしている。 顔のまつげや眉毛を描いた細い線の一本一本が、何十個の点で描かれていることを確認されると、必ずやため息を漏らされる。

今回展示されている作品はモノクロとカラーの2種類で、そのサイズはA4版が主であるが、それでも極細のペンで打たれた点の数は 数万個に達している。  人間の顔や手は1平方センチで2000個ほどの点が打たれているようなので、3〜4平方センチの顔を描くには7000個の点を打つことになる。 それを聞いただけで絵の凄さが分かる。 

0.3ミリのペン先でどうして0.1ミリに満たないほどの小さな点を打つことが出来るのかと尋ねたら、ペンの角度を変えて息を止めて打っていくのだとのことであった。 それを1ヶ月もの長い間コツコツと続けていくのだ。私のような不器用な人間にはとても 、とても出来ることでない。説明を聞きながら出るのはため息ばかりであった。

昨日から追加されたマチュピチュを描いた作品は全紙並みの大型サイズのカラー版、その絵には カラー鉛筆が使われているが、石段を構成している数千個の石の一つ一つの大きさは数ミリ、小さなものは1ミリ前後である。 それを描くには色鉛筆の芯(しん)を書いては削り、書いては削って書き上げていくのだそうだ。 

 
 

 
 


この絵に使われている点の数は数万個に達している。

 
 

彼の作品が放つエネルギーの強さの秘密はそうした所に秘められているに違いない。 さらに、聖なるエネルギーの要因となっているのは、セサル・ラトーレ自身の持つ純粋な心が絵に込められているからではないだろうか。

学校建設の際には、4000メートルを超える高地の村やウルバンバ 川沿いのジャングルの村に、弟や甥(おい)と一緒に建設資材を運搬し、僻地に住む一人でも多くの子供たちが学校に通えるようにと、尽力してきている。 そうした努力を既に20年近くにわたって続けて来ており、その時々の学校建設に関する苦労話を聞くたびにその感を強くする。

そんな彼が時には腕に腱鞘炎を起こすのもいとわず、精魂込めて描いた絵画が聖なるエネルギーを発しないはずがない。 だからこそ ご来館頂いた全ての方が驚きと感動を口にし、時には涙を流されながら鑑賞されているのだ。 開催期間はあと2週間程だが、読者におかれても是非ご自身の目で感動を味わって頂きたい。

今回は、ラトーレの父親ヘスス・ラトーレ氏が描かれた作品も6点ほど展示させて頂いている。 父親はペルーの文化勲章を頂いておられる有名な画家で、先般お亡くなりになられた際には、国葬級の葬儀で見送られた方である。 また、ギャラリーにはセサル氏の妹や弟が作られたオーナメント〈飾り物) や知人の作られたアルパカの縫いぐるみも展示されているのでお求め頂けたら、さぞや喜ばれることだろう。

 

無農薬栽培による採りたての野菜の販売

 
 

 
 

 

 
 

徳乃蔵の一角で、息子夫婦が栽培した野菜を販売することになった。 農業にはまったくの素人であった二人だが、神奈川から越してこられて野菜や花の栽培をしておられる方とその師匠格の方からご指導を受けて、 4月頃から自宅近くの畑で無農薬、無化学肥料によるEM自然栽培を始めた。 最近は5時起きし 、夕方は暗くなるまで草むしりに励んでいる。

200坪ほどの畑で、ダイコンやナス、キュウリ、ネギ、トマト、ホウレンソウ、シシトウ、ピーマン、モロヘイヤなど15種類を超す野菜作りに挑戦。 お陰で先日は何十年ぶりかで手作りの 採りたての野菜を食することが出来た。 もちろんずぶの素人の栽培したものなので、 見た目は悪いものもあるが味は結構美味しくて、初物の「ダイコンおろし」はなかなかの美味であった。

なんと言っても無農薬、無化学肥料による採りたての野菜という点が最高だ。 それなりに広い畑で作っているので、家族だけでは食べ切れない。 そこで、徳乃蔵に来館された方で希望される方にお譲りすることにした次第である。 いつでも置いてあるわけではないし、量も少ないが、もしもお気に入りの野菜があったらご利用頂けたらと思っている。

 

 

 
 


背中で娘が気持ちよさそうに寝ている。
 

 
 

 
 


無農薬なので、葉につく虫は手で駆除している。

 
 




 

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