しばれる帯広からのメール
１昨日の夜、帯広の講演会スタッフから頂いたメールを読んでいると、北海道を襲っているこの冬の寒波の凄さが伝わってきた。長年現地に住むお年寄りに聞いても
、これだけの寒さは珍しいようなので、今北海道を襲っている寒波は記録的なもののようである。
頂いたメールには寒々しい風景と沈む夕陽の美しい写真が添付されていたので、メールの一部と一緒に掲載させて頂くことにした。写真は帯広から北見・網走方面に向かって車で
およそ１時間半ほど走った陸別町とオホーツク海につながったサロマ湖の近くで撮影されたものだそうだ。
陸別町は北海道の中でも特に寒い町であるが、１月１０日の最低気温は午前７時で−２８・５度、最高気温は午後１時で−８・１度だったそうである。
因みに−２０度を超すと､私の使っている一眼レフカメラでも電池の周囲をホカロンで巻かないと
、撮影途中で電池が切れてしまい機能しなくなってしまう。現地の夏場を狙って訪れる南極や北極探索では、夜間撮影の機会が少なかったのであまり気にすることはなかったが、
冬場に訪れた北欧のオーロラ撮影では、我が身だけでなくカメラの保温にもかなり神経を使ったものだ。
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寒さを売り物にしている町・陸別町近くのなんとも寒々しい冬景色 「クリックで拡大
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メール
明けましてお目出度う御座います。本年も宜しくお願い致します。
こちらは例年に無い「シバレの日々」が続いております。これで停電にでもなれば命を落とすことになるやもしれないほどの低温です。
明日の池田町（帯広市）はマイナス２０度の予想。最高気温もマイナス７℃ぐらい。日中に車のタイヤ周りに付着した氷を落とそうと、靴で蹴っても全く落ちず氷の塊がへばりつき金槌とミノを使ってようやく落とすという始末です。
洗車した後の水滴は一瞬で凍りつき、タオルでふいても車体はつるつる。美しい冬の星空を見ようにも２分もすれば身体の芯まで冷える始末です。こうしてパソコンにむかっている間もスノトレを履き、中に裏起毛のスパッツを履き。。。
。それでも足がスースーです。
こんな寒さの中で撮影するとしたらこんな写真ぐらいしかありませんが。。。。日本で最もシバレる陸別付近で撮った２枚です。
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オホーツク海につながったサロマ湖に沈む夕陽
寒さで空気が澄んでいるせいか､夕焼け空がなんとも美しい。「クリックで拡大」
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中東に大寒波
地中海の東側を中心とする中東が寒波に見舞われ､各地で暴雨風や積雪による被害が相次いでいる。イスラエル、パレスチナ自治区、レバノンなどで暴風雨や大雨で洪水が発生、冠水、倒木、通行止めなどの被害が広がっている。
イスラエルの首都エルサレムでは１０日朝、前夜から降った雪が１０センチ以上つもり、市内全域でバスなどの公共交通機関が全面的にストップし､公立高校も休校となったようである。この大雪は１９９２年以来の２２年振りの規模だという。
内戦が続くシリアやシリアからの難民が多数避難しているヨルダンでも大雨や雪に見舞われ、テントなどで暮らす難民の生活にも影響が出ているよう
である。先日テレビに、シリア政府軍の戦闘機による爆撃に晒された難民キャンプの悲惨な状況が写されていたが、その後にテント村を襲った洪水や積雪の様子を見ると、人間は一体どこまで苦しみを体験しなければならないのか、と暗澹（あんたん）たる気持ちになってくる。
