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イスラエルによる空爆

 


 
 


ダマスカス郊外の爆破現場。 イスラエルによる新型爆弾によるミサイル攻撃か?

 
     

凄まじい内戦状態が続くシリア。連日のように報道される50〜100人の死者と数百人の負傷者発生のニュースや、生きた人間が首を切られたり射殺される 生々しいユーチューブの映像は、まさに地獄絵そのものである。それは遠い宇宙の彼方にある星で起きている悲劇ではないのだ。我々人間が住んでいる同じ地球で 、今この時間に発生している悲惨な実体、悲しみ、苦しみの星「サラス」の真の姿なのである。

2011年3月に政府と反政府軍との戦闘が始まって以降、シリアでは、これまでに少なくとも 7万人が死亡し、国外への亡命者の数は悠に100万人を超 して来ている。HP「シリア難民の惨状を憂う」に記した難民キャンプの惨状を見れば、国内に留まるも地獄なら、亡命するもまた地獄である。

そんなシリアに更にイスラエルから攻撃が加えられているのだから、シリア国民にとってはまさに「生き地獄 」である。今月3日に 数回にわたってシーア派組織ヒズボラへの武器輸送を標的にした空爆行われたばかりであるが、再び5月4日夜から5日未明にかけて、今度は首都ダマスカス郊外のカシオン山(Mount Qasiun)にあるジャムラヤ(Jamraya)軍研究センターが、イスラエルのロケット弾で攻撃された のだ。

イスラエル高官は「シリアからレバノンへの武器輸送が分かればいつでも攻撃する」と述べており、これから先も武器輸送や化学兵器製造に対する警告を理由に、イスラエル軍のシリアに対する空爆はさらにエスカレートする可能性がある。その一方で、シリア政府は一連の攻撃に対して報復の可能性を警告しており、同国の内戦が中東域内に飛び火する 可能性が強まって来ている。

シリア対イスラエル、イラン対イスラエル、核を含めた強力な軍事力を持ち、戦闘行為を躊躇しないイスラエルだけに、聖書が伝える黙示録的な最終戦争に進むのではないかと 、心配になってくる。イランに対してもシリアに対してもそう遠くない内、遅くとも年内には戦いの火蓋が切られる恐れが強いだけに要注意である。

ところで、ユーチューブで流されている5日未明のダマスカス郊外の爆撃の映像を見ると、夜の映像なのではっきりしないが、何か通常の爆撃とは異なるものであったように思われる。炎の上がる状況 やキノコ雲らしきもの、それに映像の最後で映っている大変高い位置で起きた2度にわた閃光を見ると、通常の爆弾の破裂とは異なるように思われる。 まるで核爆発のようである。

アラブ系の人々にイスラエル軍の脅威を見せつけるために、開発したばかりの特殊爆弾が使われたのかも知れない。いずれにしろ、中東情勢はまた一歩 、最終戦争に向かって踏み出した感じである。 どうやら人類は自然災害だけでなく、自らの手で地球を滅ぼすことになる瀬戸際まで来ているようである。

映像を貼り付けておくので、一度ご覧になって頂きたい。

 

 

 

 

5月7日追記

ロシアタイムズ紙は、シリアの情報筋は「イスラエルは劣化ウラン弾を爆撃に使用した」と語ると題して、次のような記事を掲載している。どうやら私の予感の通り、通常の爆弾ではなかったようだ。

イスラエル軍からの攻撃を受けたシリア軍の高官はロシアタイムスに「イスラエルは " 新しいタイプの兵器 " を使用した」と述べた。「爆発は5日5日の早朝にダマスカス郊外で起きた。その爆発で地震のような揺れを感じた」と高官は述べ、そして、「その後、巨大なキノコ雲が現れた。私たち(シリア軍)はこれは、イスラエルが劣化ウラン弾を使用としたことを示唆していると考えている」と言った

劣化ウラン弾は、ウラン濃縮過程の副産物で、1991年の湾岸紛争に米国により使用されていた。核兵器に使用される放射性物質とは異なり、劣化ウラン弾は、その爆発の威力は評価されてはいないが、その特徴として、 非常に頑強な装甲鉄や保護壁を貫通させることができる。

 

 

 

 

 

 

 

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