アルジェリアのテロで思うこと

 

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死を知ることは、魂の最大の救助策である

 

           (中央アート出版社刊)

 
     

『人間死んだらどうなるの?』これは私の著した本の中でも最も長く増版が続いているものの一つである。この著書の前身は『霊性の目覚め』という本で、今から19年ほど前に近代文芸社から自費出版の形で出版したもので、それは私が未だサラリーマンとしてばりばりの現役時代のことであった。

本HPの読者には既に読んで頂いておられることと思うが、これを機会に今一度、本棚から 取り出して読み直してみてはどうだろうか。改めてに感じるところがあるはずである。世の中、物心共にますます生き難い時代になって来ていることは、ご承知の通りである。 さらに自然災害や事故、テロ、暴動、戦争 ・・・・・ そうした不測の事態に巻き込まれて、いつ命を落とすことになるかも知れない時代でもあるからだ。

しかし、そんな状況にありながら、どれだけ多くの人が「死」なる現象の真相を正しく理解しているのだろうかと、疑問に思うことがある。恐らく多くの人が「自分はまだまだ死とは関係はない」、「どうせ死んだら無になるのだから、知ったところで仕方ない」「死など縁起でもないことは考えない のが一番だ」などと、思っておられるのではなかろうか。

その一方で、テレビをつければ突発的な事故や奇っ怪な殺人事件、暴動やテロといった暗いニュースが毎日のように報道されて来ているだけに、「死」に対する恐怖心 がますます強くなってきている方も多いはずだ。「死」=「自己消滅」「縁者との永久の別れ」と考えている人達はなおさらである。

しかし、「死」というものは決してそのような恐ろしくて、無慈悲なものではないのである。それゆえ、「死」の真相をしっかり理解し、脳裏に刻み込んでさえおけば、これから先我々が遭遇することになるいかなる 事態も怖れる必要が無くなってくる。

だからこそ、昨年は全国の講演会場で「人間死んだらどうなるの?」と題し、死の真相だけでなく、以下について、3回シリーズで詳しく話してきたのである。

@ あなたはどこから来て、どこに行くのか?
A なにゆえ、人は苦しみや悲しみ、憎しみの渦巻く「アルス」に生まれて来るのか? 
B 霊界とはいかなる世界で、その存在理由は何か? 
C アセンションを果たそうとしている今、霊界、幽界はどうなるのか?
D 宇宙と霊的世界との関係は?
E アダムスキーが霊界を否定したのはなぜか?
F 死に直面した時、苦しみを避けるにはどうしたら良いのか?

私は「死後の世界」の話を霊的現象面からだけでなく「宇宙」や「先史文明」、「現代社会」といった面からも併せて語るようにしている。その方が「死後の世界」の実在や輪廻転生の仕組みを正しく理解してもらうのに役立つからである。しかし、そのような語り口で話されている方は少ないようである。
 

アルジェリアで起きたこと

 なにゆえ、今回「死後世界」の話を改めて記したかというと、世の中には「死」の真相を知らないままこの世を去って行く方々がまだまだたくさんいることを、今回のアルジェリアのテロ事件で改めて知らされたからである。

不幸にもアルジェリアで亡くなられた内藤文司郎さんの亡骸が故国に戻られた時、日揮社の社長さんが沈痛な思いで語られた言葉を、読者もテレビで聞かれたに違いない。

母さよ子さんが帰国を果たした息子さんの死体が収められた棺に向かって、「 文! こっちだ帰ってこい! 帰ってこい! 帰ってこい!」と十数分間にわたって、何度も何度も叫び続けたという話である。それは、お母さんには、肉体は帰ってきたけど、息子さんの魂はまだ現地アルジェリアに残っている気がしてならなかったからに違いない。

お母さんがそう感じられたのは、けっして間違っていたなかったようである。というのは、信頼のおけるある霊能者の方が 霊視したのは、銃撃事件が終わってから既に数日が過ぎているにもかかわらず、アルジェリアの戦闘現場で亡くなられた人達が、恐怖に震えながら 物陰に身を隠したり逃げ回っている姿であったからである。

それは、命を失った人々の多くがおのれの死を自覚できず、死後もなお、いつ殺されるかと恐怖心を抱き続けている姿であった。私が事件や事故の後、いつも気になっているのがそうして霊たちのことである。今回の事件でも同様な状況が発生しているのではないかと心配 していた私は、霊能者の方の話をお聞きして不幸にも、案じていたことが現実となったことを知るところとなった。

その夜、私は犠牲者たちが既に死によって肉体を離れたことを自覚し、事故現場から一時も早く離れて、無用な恐怖心から逃れることが出来るように必死に祈らせ頂いた。

おのれの死を自覚さえ出来たら、あとは無念の気持ちや家族への思い、今生への執着心を断ち切って霊的世界へ、光の世界へと戻ることができる。しかし、死の自覚ができるかどうかは、生前に「死」とはいかなるものであるかについて、どこまで知っていたかにかかってくる。だからこそ、人は生きている内にしっかり「死」について学んでおくことが大事なのである。

奇しくも帯広では、この2月10日からシリーズで「人間死んだらどうなるの?」の講演会を開催することになっている。帯広では、今回が最初にして最後になるかもしれない「死後世界 」探求の講演会である。お近くにお住まいの方は一人でも多く参加されて、「死」についての正しい知識をしっかり心に刻んで頂けることを願っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

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