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京都では61年ぶりの大雪で、静かに迎えた祇園の正月

 
 

 
 


2015年1月4日現在の積雪の平年比(気象庁HPより)
日本海沿岸一帯が異常な積雪量に見舞われていることが分かる

 
 

厳しい寒波と記録的な降雪の中で迎えた新年。皆さんいかがお過ごしであっただろうか? 

南は鹿児島から関西を経て新潟、秋田まで、暮れから正月にかけて全国各地の読者から頂いたメールは、寒さと大雪のお知らせばかり、年末の徳島や名古屋市内の大雪や、元日から3日未明にかけての京都市内の61年ぶりの大雪は 、これから始まる2015年の異常気象を暗示しているかのようである。

八ヶ岳山麓一帯は降雪量は少なく、お陰様で雪かきで苦労することはなかったが、寒さは尋常でなく、早朝の気温は零下10度。年末から正月にかけての気温としては異常で、外出するのを躊躇するほどであった。テレビには日本海沿岸の山陰、北陸、東北地方の降雪の様子が映り出されていたが、多くの読者は彼の地の大雪は昔ながらのことと思っておられ たのではなかろうか。

しかし、いくら雪国とは言え、1日の積雪量が1メートルを越すのは通常とは思えなかったので、気象庁のホームページを調べてみると、 どうやら私の予想は正しかったようである。上の図の「赤」や「紫」色は積雪量が平年に比べて200%、300%以上となっているエリアを表示している。

 昨日の11時の段階で見ると、一部には平年より少なめの場所もあるようだが、多くのエリアが平年の2倍、3倍に達している。 50%増しぐらいならあってもおかしくないが、2倍、3倍となると異常 である。京都市内が50センチの積雪となったら驚かない人はいないだろう。我が家周辺でそれが起きたのが昨年2月の150センチの積雪であった。

世界は温暖化、温暖化と騒いでいるが、私はかねてから地球は今、氷河期に向かっている可能性が大きいことを伝えて来た。2009年の記事「気候破壊」を見てもらえば、既に 6年以上前から北極海の氷床が解け「海洋の大循環」が弱まったことから、世界各地で寒冷化現象が発生していること分かるはずだ。

 
 

 
 


北半球の積雪面積は過去最大で、現在も増加し続けている ( In  deep より)


 
 

地球の平均気温や海水の表面温度を見ていると、一見、地球は温暖化に向かって進んでいるように思われる。しかし、その一方で、冬の寒さは記録的なものとなっており、その代表的な事例を北米大陸で見ることが出来る。昨年の元旦のHP「年始め、米国を遅う異常寒波」「寒気の功名」に掲載した、ミシガン湖の氷結した湖岸の様子は北米大陸が氷河期に向かっている姿をはっきりと示している。

寒冷化の傾向は気温の低下だけでなく、積雪面積の広がりからも分かる。上の図を見てもらえれば、北半球の積雪範囲の面積が1967年以来増加傾向にあり、2014年は観測史上最大量となっていることが分かる。温暖化とは別に地球は今寒冷化、氷河期へと向かっている ことは間違いないようだ。

その要因となっているのは太陽の活動の低下である。太陽活動については黒点がまったく見られない時期が続く一方、突然大型の太陽フレアーが発生したりして、その活動状況がつかみにくい面があるが、下の図を見てもらうと、 やがて始まる「太陽活動周期サイクル25」と呼ばれる11年間は、太陽活動が異常な程弱くなることが分かる。

NASA の科学者の予測では、次の太陽周期・サイクル25は、1790年か1830年まで続いた「ダルトン極小期」と呼ばれる寒冷化を伴った極小期より 、さらに太陽活動が弱くなる可能性が 92パーセント以上あるとされている。その上、もしも噴火活動が世界的に活発化するようなことになるなら、太陽からのエネルギーは反射され、寒冷化はさらに進むことになりそうだ。

停滞化する太陽活動と寒冷化に向かう地球については、後日改めて記すことにする。

 
 

 
 


英国のデイリーメールに掲載された太陽の活動周期 もしもNASAの予想が当たると
すると、第25周期は過去260年来の最も弱い活動期となりそうだ。(デイリーメールより)

 

 




 

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