ギリシャ問題また先延ばし

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ギリシャの財政破綻は必ずやって来る

 
 

 
 


いつになく厳しい表情で債権団との交渉に臨むギリシャのチプラス首相

 
 

IMFに対する返済を実行する上で最終期限だとされていた22日のEU首脳会議で合意が出来ず、さらに24日の財務相会議もわずか1時間で中断、最終決断は25日、26日のEU首脳会議に持ち越されることになった。 一体いつまで駆け引きを続けるつもりか!

ここ数日のEUやECB、IMFの債権者側とギリシャとの協議は、大幅な予算削減を求める債権者とそれに応じられないとする債務者・ギリシャとの「駆け引き合戦」となっている。 はっきりしているのは合意への歩みが遅々としている中、債務期限が日に日に近づいてきていることである。

もしも、25、26日のEU首脳会議で合意を見たとしても、議会での承認が必要とされるドイツをはじめとする幾つかの債権国やギリシャ自体が、議会において合意内容に承認が得られるかどうかは不明である。 仮に全てがうまくいってECからの65億ユーロの新たな融資が決まったとしても、決してめでたし目出度しとはならないのではなかろうか。

6月30日期限のIMFに対する16億ユーロと7月20日期限のECBに対する35億ユーロの返済を終えれば、手元にはわずか10億ユーロしか残らず、その後に発生する返済への新たな問題が発生することになるからである。

ギリシャにとってさらなる問題は、国の債務が返済可能な範囲を遙かに超え、対GDP比180%に達していることである。ここまで来たら返済は無理である。200%を越している我が国の財政破綻は間違いないと、私が言っているのはそのためである。

また消費税や法人税のさらなる増税が決まれば、25%(若者は60%近い)に達している失業率がさらに高まる一方、給与所得者や年金受給者の生活そのものが一段と困窮し、社会的混乱が起きてくることは、避けられないのではないかと思われる。

いずれにしろ、ウクライナとギリシャのデフォルト(債務破綻)は間違いなく起きることになるはずで、ヨーロッパの混乱の発生はそんなに遠い先のことではないようだ。

 
 

 
 


これ以上の財政削減は、街に溢れる失業者たちの数をさらに増すことになる

 

 

 

 




 

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