備えあれば憂いなし

 

 
 


河口湖から眺めた霊峰富士(5月撮影)
来年以降もこの穏やかで神々しい姿を眺め続けたいものである。

 


東海、東南海、南海の3つのエリアの大地震が懸念されているが、どうやらこのエリアとは別に、伊豆・小笠原沖やサハリン南部海域での地震も取りざたされ始めているようである。 いずれの地震も、懸念されている富士山の噴火を誘導する可能性が大きいだけに心配である。

日本のマスコミは富士山の噴火について科学的な観測の現状がどのようになっているのか、あまり大きく取り上げないで来ている。しかし、 富士山周辺では噴火の兆候ではないかと思われる現象が色々と現れてきており、地元の人々からは不安の声が上がっている。

以下はその主立った兆候である。

@ 夜間に富士山周辺が青白く発光する現象が見られる

A 井戸が38度になっている場所がある 

B  周辺の村落の多くの箇所から水が噴き出ているが,総て温水で40度を超している。

C 樹海の洞窟群の氷結が溶けだしている

D 樹海から小鳥たちがいなくなった 

E 樹海の中の洞窟群に生息 するコウモリの大移動が始まっている 

F 富士山五合目の駐車場に30mの亀裂が出来ている

G 6〜7合目に設置した43基のGSP装置が毎日ズレている

H 富士宮の民家の庭で飼っている犬が小屋から出てこない(複数の世帯主からの聞き取り)

I 山梨側でラジオのノイズが変化をつけて聞こえるようになってきている

 J 「周辺都市の住宅の家鳴(いえなり)がする」といった通報が静岡県の防災課に多く寄せられている。

  
こうした中、英国の「VANITY FAIR」というブログに9月6日付けの記事に、富士山の噴火の可能性が高まってきているという記事が掲載されていたので、その要点をまとめて記すことにした。(http://www.wired.co.uk/news/archive/2012-09/06/mount-fuji)

このところ富士山のマグマ溜まりの圧力が高まってきており、最後に噴火した1707年の数値より高くなってきている。防災科学技術研究所が実施した最新の計測では、圧力は噴火の引き金となる0・1メガパスカルより16倍も大きい1・6メガパスカルを示しており、藤田英輔主任研究員が共同通信に話したところによると「これは小さな数字とは言えない」 という。

今年5月には、地震予知の専門家が、

@ 蒸気とガスの噴火口からの放出 A 周辺での水の噴出、B 近辺の巨大な穴からの加熱した天然ガスの放出、C 発見された火山地下の34Kmにも及ぶ断層の存在 

などの要因から大噴火が3年以内に起きる可能性が大きいと警告している。

2011年3月とそれに続く4日後のマグニチュード6・4の地震で発生した岩盤変動の局部集中は、マグマ溜まりに莫大な圧力を加える結果となった事が最新の計測結果で証明されているが、防災科学技術研究所は圧力は噴火の一要因に過ぎないとして 、警告の表現を弱めている。

しかしながら、1707年の宝永地震が、その後のマグマ溜まりの圧力を上昇させる原因となっ たことは間違いない事実である。
 

 

 
 


1707年、この年10月28日に東海道・南海道に大地震が発生。
12月15日には山麓に30回の地震が発生し、16日午前10時ごろ噴火が始まった。
江戸では同時刻頃、強い空震があり夕方から灰が降り始めた。
白灰色の灰が1cmぐらい積もり、18日には黒い灰が雨のような音を
立てて降った。噴火は8日間激しく、以降次第に衰え、翌年1月1日
の夜激しく振動して止んだ。(新井白石の「折焚柴の記」の要約)
 

 

上記のブログで述べられているように、江戸時代の宝永1707)に山頂南東の火口から大噴火を起こし、大量の火山灰が数週間にわたって江戸の街まで飛んできた 「宝永の噴火」は、マグニチュード8・6の「宝永地震」の49日後に発生している。

これは、宝永地震がマグマ溜まりに莫大な圧力を加わえた結果であることを示している。この宝永地震に匹敵するのが、 昨年3月11日の東日本大震災であり、また3月15日の静岡県東部地震であると考えると、現在、マグマだまりに対する圧力は相当大きなものになっている可能性は大きい。

現に、上記の記事では1707年の数値より高くなってきていると書かれて いる。どうやら直近の数値では、更に高くなって来ているようである。最近、私が得た情報では、 マグマに対する圧力は更に高くなってきており、また富士山上空を映した赤外線航空写真を見ると真っ赤になっていて、マグマは地下数キロにまで達して来ているようである。

こうした点を考えると、もしも、サハリン〜北海道海域の地震や伊豆小笠原諸島近海の地震 、東海、東南海地震などが現実のものとなった時には、宝永噴火と同様な大噴火の発生は避けられそうもなさそうである。

我が国の象徴的な霊峰富士、龍神様のお力でなんとしても噴火の時期を延ばしてもらい、万が一の時はその規模を少しでも小さくして頂きたいと祈っているが、大周期の終わりが近づいている今、いつまでも抑え続けることは難しいかもしれない。

我々は日々噴火や地震が現実のものとならぬよう祈りながら、一方、「転ばぬ先の杖」、「備えあれば憂いなし」、先人の言葉を肝に銘じて備えだけはしておきたいものである。

山梨県や静岡県、神奈川県では噴火に備えて避難訓練実施を計画しているが、その実施はまだ先のことになりそうである。 万一のために、政府や県の計画とは別に各自がしっかりした避難準備と家に引きこもる際に必要な食料や飲料水、薬品 、噴煙対策用の防じんマスク、防じん眼鏡、ほうき、掃除機の交換フィルター、シャベルなど清掃用具、目張り用のテープ、現金(ATM=現金自動受払機=や銀行が利用できない可能性があるため)などの 用意をしておいて頂きたい 。

直近の情報では、先日掲載した「地震予知の在り方」地震学者・ジャンパオロ・ジュリアー二研究員がラクイラ地震を予知 する決め手となったのと同じ「ラドンガスの発生」が、富士山でも観測され始めているようである。

また、9月30日には大沢崩れから、小規模ながら蒸気の噴出が発生していることが現地の人によって確認され、その後、その噴出量が次第に多くなって来ている点も気がかりである。 もしも一連の地震や噴火が発生したとすると、我が国の経済活動は完全に麻痺状態となってしまう。九州や北海道に住む人々といえどもその影響は極めて甚大である。

抑えて頂けるものなら、また先延ばしして頂けるものなら、是非ともそうしていただけるよう龍神様のお力添えを切に祈願したいものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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