ウォータークロックがもたらす洪水と渇水


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ケープタウン、あと2ヶ月で都市機能麻痺

 
 

 
 


世界の約100の都市が、今後5年間で渇水問題を
引き起こすことになることを、伝えるフランスのテレビ・F2局

 
 

洪水や大雪による被害のニュースは世界各国から伝えられて来ており、読者も私のHPでご覧になっておられるはずだ。 一方で、大雨や大雪とは反対の現象で、 「渇水」や「乾燥化」による被害が深刻な状況になり始めてい地域も出て来ているのだ。

最近、伝えられている渇水の情報で一番深刻な 状況に遭遇しているのが、南アフリカ共和国の第二の都市ケープタウンである。 喜望峰の岬として知られている南アフリカの最南端に位置するケープタウンは、ここ3年ほど前から極端に雨の降らない日々が続いて来ており、市民生活に深刻な影響を及ぼし始めている。

先日の「フランス2」テレビが伝えたニュースを見ると、今回の渇水は過去100年で最悪と言われる状況 に陥っているようで、もしも、4月初旬までこのまま雨の降らない状況が続いたら、ケープタウンの市民の給水源となっている全ての貯水池の水が 、完全な枯渇状態と化すことになりそうである。

既に一部の地域では、水道水が完全にストップしている場所も出ており、毎日列をなして給水車から1日一人当たり25リッターに制限された給水を受け 取る状況が続いている。 テレビの取材に対して、住民は口をそろえて「これほど深刻な事態になるとは夢にも思っていなかった」と語っている。

気象予報では、当分まともな雨は期待で出来そうにないよう なので、完全な渇水状態に陥る可能性が大きいようである。 河も井戸もない場所で水のない生活など出来るわけがないので、4月に入ったらケープタウンの市民は住まいを移らざるを得なくなって来そうである。

 
 

 
 



ケープタウンの水源の多くは既にこうした状況となっており、あとは、時間の問題である
 

 
 

 
 



1日25リットルの給水が命をつないでいる。

 
 

今、世界全体が渇水に向かって進んでいる

 
 

 
 


予想される5年先の渇水エリア

オレンジは水不足が既に顕著になってきている地域で、
赤色はごく近い将来(数年の内)に渇水に見舞われそうな地域。

 

上の世界地図を見て頂ければお分かりのように、実は渇水はケープタウンだけの問題ではないのである。 同様な状況は世界各地に広がって来ており、今後5年で渇水状況が深刻になるエリアは、 アフリカから中東、インド、中国、更には米国、メキシコ、オーストラリアに至るまで広範囲にわたっている。 どうや、北京やテヘラン、メキシコシティーなどの大都市を含む世界100 ヵ所の都市が渇水に見舞われる恐れがあるようだ。

ケープタウンのように市民が都市を離れなければならないような状態になったら、一大事である。 実はそこまでには至っていないが、米国のカリフォルニア州の一部の地域では、既にここ数年、果樹造りや農業に支障が出ているだけでなく、一般家庭でも庭に水がまけなかったり、車の洗車に不都合が 生じたりしている。

これまでにHPで何度も記してきた米国の自然災害は、東部のハリケーン、洪水、竜巻、寒波と、西部の山火事である。 その、山火事の要因はカリフォルニア州を中心とした少雨による乾燥化であった。 ところが、乾燥化は山火事だけでなく、1月11日付の記事「カリフォルニア州で大規模洪水発生」に記したように、洪水をも 、引き起こすところともなっているのである。

雨なしの渇水や乾燥化が何故洪水をもたらすのか? その理由は、乾燥化によって大規模な森林火災が広範囲にわたって発生し、その結果、樹木がな くなった山肌が吸水能力を失ってしまうからである。 そのために、雨のない日々が続いたカリフォルニア州南部で、過去100年で最悪な大規模 洪水と土砂崩れが発生するところとなったのである。

 
 

 
 


あと5年したら、世界の各地でこうした状況が到来することになりそうである。

 
 

北陸や東北地方の3〜4メートルに達する大雪も大変だが、水不足は生活そのものが出来なくなってしまうのだから、事態は遥かに深刻である。  上の地図を見る限り、我が国は渇水が予想される地域の中に入っていないのは幸いである。

しかし、渇水問題など他国のことと侮っていたらとんでもないことになるかもしれない。 十億を超す人口を抱えた隣国中国での渇水は 、他人事とは言っておれないからだ。 中国では既に一部の地域ではかなり深刻な砂漠化が進んでおり、農民が土地を見捨てて都市部に移っている所も出てきているのだ。 

中国政府はこうした情報を国の内外に発信することを禁じているため、我々は知らないだけである。これから先、渇水も洪水も更にその規模を増すことは間違いないだけに、一歩間違ったら、数千万人の難民が海を渡って避難して来ることになるかもしれない。そうなったら欧州の難民問題とは桁違いの厳しい状況に陥ることは間違いない。

こうした渇水化と大雨、これらはみな 、全て天がもたらす水による災害である。 こうした状況は、7年前、ニュージーランドでの祈りの旅の最中に、ワイタハのポロハウ長老が伝えて下さった「ウォータークロックの到来 」が、もはや現実となって来ていることを物語っている。 

他国の人々は全く知ることのできない貴重な情報を伝えられた我々は幸せである。後はそれを各自がどう活かすかである。 「これほど深刻な事態になるとは夢にも思っていなかった」などと語ることのないよう、今年の寒波や大雪を含めて、予期せぬ状況の到来を念頭に、しっかりと準備をしておいて頂きたいものである。

 




 

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