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突如、ツイートで国務長官の解任を発表

 
 

 
 


アフリカから帰国したティラーソン長官は、ツイートを使っていないため、
しばらくの間、自身の解任劇を知らずにいたようだ。

 
 

大統領就任以来、閣僚や重要なポストの人事異動を次々と行ってきたトランプ大統領、またしても突然の驚きの解任劇である。 今回は閣僚の中でも最も重要なポストである国務長官の解任である。 それも正式な記者会見を開いての発表ではなく、ツィートを使っての新長官の任命とティラーソン長官の解任劇の発表であった。

大統領はツィートが大好きのようであるが、何でもかんでもツィートで済ませばよいというものではないはずだ。 国務長官のポストは大統領に何かがあった時、職務を継承する可能性のある重要閣僚の一つである。 その閣僚の入れ替えをツィートで行ったのでは、 ホワイトハウスでの記者会見など意味を為さなくなってくる。

これまで大統領が行ってきた @ 温暖化対策のパリ協定からの脱退、 A イランとの核合意の破棄、B エルサレムへのアメリカ大使館の移転などについて、以前からティラーソン長官は反対の意向を示してきていた。 

北朝鮮への対応でも昨年9月に国務長官が対話の意思を探るために接触を試みたところ、時間の無駄だとして交渉をストップさせてきた。 また12月に国務長官が北朝鮮とは前提条件なしに対話に入ることも可能だと 発言したところ、ホワイトハウスは火消しに追われる場面もあった。

このように、大統領と国務長官の溝が何度もあらわになったことは、歴代政権の中でも異例であった。 しかし、今回の韓国の特使の派遣で何の前提条件もなしに首脳会談に応じることになった のだから驚きである。 「まだまだ、直接交渉の段階ではない」と否定していたはずのトップ会談をいとも簡単に覆してしまったのだから。 大統領は一体何を考えているのかと、疑問視する人が多かったのは当然である。

 
 

 
 


新しく国務長官に就任するCIAのボンペイオ長官

 
 

新たに任命されることになったCIAのボンペイオ長官はティラーソン長官に比べ、北朝鮮やイランなどに厳しい強硬派として知られているだけに、しばらくは蜜月が続くことだろうが、ロシアに関しては米国の選挙への脅威は続いていると述べているだけに、11月の議会選挙の後には、また長官の入れ替えが起きることになるかもしれない。

国務長官の解任と同時に行われたのが、大統領の移動に際して常にそばにいた当初からの数少ない側近の解任であった。 彼は昨日突然解任された後、ホワイトハウスに上着を取りにに戻ることも許されなかったというから、本人もさぞや驚いたことだろう。 極秘情報へのアクセスや持ち出しを防ぐためだったとされているが、こうした冷淡な処置が露わになるたびに、大統領への信頼感が薄れていくことは間違いない。 

最後には、娘婿と身内だけの政権になるかもしれない(笑い)。米国民はこうした動きをどう感じておられるのだろうか? 今の米国はあらゆる面ですっかり2分されているから、反トランプもいる半面、トランプ良しとする人々も多いのではなかろうか。

ただ、習近平が憲法を改正し任期期限なしの長大な権力を握り、プーチンが大統領選挙で70%を超す支持を獲得しようとしている時だけに、政権内部のごたごたが露わになればなるほど、米国は覇権国家としても権威が薄らぎ、衰退への道を歩むことになるのは必至だ。 

これから先、中国とロシアがしっかり手を握ったら、米国はあらゆる面で一歩二歩後退を余儀なくされることになるに違いない。 残念なことではあるが、これが世界を我が物としてきた覇権国家衰退の悲しい末路なのである。

 
 

 
 


未だ
任命が出来ないポストや解任、退任などで、国務長官以下の主要ポストは空席だらけである。

 




 

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