米英とロシアの対立激化


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英国、ロシアに制裁実行

 
 

 
 



「ロシア対米英」の対立が鮮明になってきた。

 
 

ここに来て「英国・米国 対 ロシア」の関係悪化が一段と進む事態となってきたようだ。 そのきっかけとなったのは、英国南西部ソールズベリーで今月4日にロシアの元スパイ、セルゲイ・スクリパリ氏(66)と娘のユリアさん(33)に対する神経剤を使った殺人未遂事件であった。

英国のポートン・ダウン防衛科学技術研究所は、スクリパリ氏らに使用された神経剤は軍用レベルのノビチョク剤と呼ばれる劇薬であることが判明したと発表。 二人は一命は取り留めたものの英国の病院で、今もなお危篤状態が続いているようである。

この暗殺未遂事件を受けて英国のメイ首相は12日、ロシア政府は過去にノビチョク剤を製造しており、現在も製造可能だと述べた後、「この事件はロシアによる英国への直接的攻撃か、ロシア政府が大惨事を起こす可能性の高い神経剤を管理しきれず、他者の手に渡るような事態を許してしまったかのどちらかだ」として、ロシア外交官23人を国外追放する報復措置を発表。

また昨日には、ジョンソン外相が「今回の神経済による暗殺未遂事件は、第二次大戦後ヨーロッパの市街地で初めて神経剤が使われた事件で、プーチン大統領自身が襲撃を決定した可能性が大きい」との厳しい見方を示した。 

これに対してロシアのラブロフ外相は、15日、「大統領選挙やサッカーのワールドカップが開かれる前になぜこんな問題を引き起こす必要があるのか」と述べ、事件を起こす動機はロシアにはなく、むしろ、EU(ヨーロッパ連合)からの離脱交渉に対する国民の厳しい目をそらせたいイギリスにこそあると主張。 英国の外交官追放に対してロシアもまた同様の措置をとることになるだろう発言。

 
 

 
 


被害にあったロシアの元スパイ、セルゲイ・スクリパリ氏と娘のユリアさん

 
 

米国もロシアに制裁実行
 

 

英国によるロシアに対する強い抗議に対して賛同する米国は、14日に開かれた国連の安全保障理事会の緊急会合で、ヘイリー国連大使が「責任はロシアにある」と英国に同調。「即座に対処しないと、化学兵器がニューヨークなど、再びどこかで使わることになるかもしれない」と強い危機感を述べた。

その後、昨日には、暗殺未遂事件とは無関係であるが、米国外務省は、一昨年の大統領選挙において、クリントン氏を攻撃するための投稿などサイバー攻撃に関わったとして、ロシアの情報機関など5つの団体や関係者19人に対して、米国内の資産凍結などの制裁を科すことを発表。

これに対して、さっそくロシア外務省リャプコフ次官が米国は全く何の根拠もなく制裁を加えたと反発、強い不快感をあらわにした。

選挙戦におけるロシアの干渉はでっちあげだとして、ロシアとの関係改善を目指してきたトランプ大統領が、ここに来て一転して制裁を実行することにしたのには、幾つかの理由があるようだ。 その一つは、米大統領選でロシアと共謀した疑惑をめぐってロバート・ムラー特別検察官が進める独立捜査にじわじわ追い詰められてきている点。

もう一点は国内世論のロシアに対する脅威論の高まりである。 先般トランプ大統領が打ち出した小型核爆弾の開発に反発して、プーチン大統領が核戦力の強化を打ち出し、米国のミサイル防衛システムは十分に突破できると発表したため、国内世論を配慮して親ロシア論を修正する必要性を感じたからである。

いずれにしろ、4年前のクリミアのロシア併合以来、制裁を強める英国を含めたEU(ヨーロッパ連合)と米国に対し、18日行われるロシアの大統領選挙でプーチン氏が70%を超す支持を得た後、強気の政策を打ち出すことは間違いなく、冷戦状態は一段と厳しさを増すことになりそうである。 それは第3次世界大戦への口火となるかもしれない。

 
 

 
 


18日の大統領選挙後のプーチン大統領の言動によっては
冷戦状態は一段と厳しさを増すことになりそうである。

 
 

 




 

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