トランプ政権間もなくスタート A


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トランプ氏を手玉に取ろうとするプーチン

 
 

 
 


トランプ次期大統領はプーチン大統領に操られる可能性が高い?
(「政治を切り取った英国の風刺画」より)

 
 

トランプ氏が大統領選で掲げた驚くような多くの政策を、実際に成し遂げていく為には必要不可欠な条件がある。 その一つはご自身の強い信念と不屈の心、二つ目は国民の納得感、三つ目は 共和党の後押しと閣僚との一体感である。

一つ目は経済人として今日の地位を築いた実績を考慮すればさして問題はなさそうである。 しかし、二つ目の国民の納得感については、前回記したように大統領就任を目前にした段階で、新政権に対する評価が前代未聞の低さで、評価しない割合の方が大きく上回っている点を考えると、かなり厳しそうである。

しかし、大統領に就任したからには、責任と同時に特別な権限も持つことになるわけだから、 その特権を使って実行に踏み切ったら幾つかの問題は実現することは出来るはずだ。 問題は三つ目の共和党の後押しと閣僚との一体感であるが、その点について後で記することにして、先ず選挙公約のAのロシア政策について考えてみよう。

@ ロシアのプーチン大統領との協調は彼の希望通りうまくいき、ロシアに対する経済制裁の
  解除が実施されることになるだろうか? 

A シリアの内戦には深く関わらずに、ロシアと提携することによってIS(イスラム国)の
  壊滅を成し遂げることは出来るのだろうか?

@とAを成就するためには、ロシアのプーチン大統領と心を一つにして事に当たれるかどうかである。 プーチン大統領が大統領選でトランプ氏の勝利を裏から支援した事は紛れもない事実。 しかし、トランプ氏がそれを単純に自分に好意を持って支援してくれていると考えたらとんでもない結果になる。  その裏にはプーチン大統領ならではの深い陰謀と策略が隠されているからである。

そうした実体を真に理解するためには、先ずプーチン氏の本当の姿を知っておくことが不可欠である。 トランプ氏がどこまでプーチン氏の実体を理解しているかどうかについては 、大きな疑問がある。  先ず彼が肝に銘じておかなければならないことは、プーチン氏はかってのロシア帝国時代末期の祈祷僧、グレゴリー・ラスプーチンと魂レベル の関わりがある可能性である。 

世界の超能力者の中には、プーチン大統領は怪僧・ラスプーチンの生まれ変わりだと言う者もいる。 真偽の程は定かでないが、彼が元々ソ連の諜報機関 ・KGBのエージェントでありながら、ここまで出世した来た極めて希な経歴や、 周囲の反対派を策略を持って次々と消していくやり方は尋常ではない。

また、一旦は大統領職を退いてメドヴェージェフ氏を大統領に就任させて裏で操りながら、再び大統領職に返り咲いてスターリンと並ぶほどの 巨大な権力を手にし、長期政権を狙っているやり方を見ていると、並みの人間とは異なる超人的な能力を持っていることは確かである。

そんな超人プーチンともあろう人物が本気でトランプ氏と友好を深め 、米露の関係改善を図ろうとしているとはとうてい思えない。 四島返還を餌に我が国の経済的な力を利用しようとしている姿を見れば、彼の政治手腕の凄さが垣間見えてくる。 とても安部首相の勝てる相手ではない。 

絶対有利といわれていたクリントン候補をメール問題で落選させた裏工作は、トランプ氏に大きな貸しを作ったことは間違いない事実で、 彼の経済人としての甘さにつけ込み、制裁解除やNATOからの軍隊の引き上げなどに利用しようとしている可能性は大きい。  特にNATOの分断はプーチンの大きな狙いであるからだ。 いずれにしろ、ラスプーチンの生まれ変わりであろうがなかろうが、トランプ氏が考えているように彼は甘い男ではないことは確かである。

そうした点から考えると、これから先、一見、米露の友好関係が取り戻せたかのように見える場面はあるかもしれないが、 それは一時のことで、手放しで喜べるものとはならないのではなかろうか。 またAのIS(イスラム国)の壊滅問題は、もはやプーチンのロシアに頼るしか手がないだけに、なんとかうまくいって欲しいものだが、あまりにISの手が広がり過ぎてしまったため、壊滅まで持って行けることは そう簡単ではなさそうである。
 

次期閣僚とトランプ氏の意見のズレは本当か

「ロシアに対する姿勢」

 
 

 
 


国防長官に指名されたジェームズ・マティス氏
 

 
 

 
 


国務長官に指名されたレックス・ティラーソン氏
 

 
 

私が一番気になっているのは、トランプ氏が自ら任命したにもかかわらず、多くの次期閣僚候補が閣僚として承認されるための上院議会の公聴会で、トランプ氏との意見の相違 を次々と明らかにし始めている点である。

この公聴会における閣僚候補の発言を聞くと、これまでのトランプ氏の選挙公約がトランプ政権の政策として実行に移されるかどうかさえ難しそうに思えてくる。 先ずロシアとの友好関係の推進について、次期 国防長官に指名された 元海兵隊大将のジェームズ・マティス氏はロシアを第一の脅威国と位置づけ警戒感をあらわにしている。

マティス氏は先ず重要なのは現実を見ることだとして、「プーチン大統領が今狙っているのは、NATO(北大西洋条約機構)の分裂だ」と述べ、トランプ氏のプーチン大統領に対する評価をはっきりと批判している。

また、国務長官に指名されたエクソンモービルの前会長であるレックス・ティラーソン氏も、「今のロシアは危険をもたらそうとしている」と批判。 「ロシアは自分自身の行動に説明責任を持たなければならない」と述べ、対ロ制裁の維持に賛成する意向を示している。 ティラーソン氏はビジネスを通じてロシア 政府と深い関係を築いており、プーチン大統領から「友好勲章」を受け、これまでロシア制裁に反対の立場だったとされていた人物だけに驚きである。

さらに、CIA(米中央情報局)長官に指名されたマイク・ポンペオ下院議員も公聴会で、対ロ強硬路線を主張、ロシアがサイバー攻撃で米大統領選に介入したことは明白だとして、ロシアを「洗練された敵」だと述べている。

このようにロシア寄りと評価されてきている閣僚候補から次々と、プーチン政権に対して厳しい発言が出ている点を考えると、「ロシアと良好な関係を持つことは良いことだ。悪いと事だと言うのは馬鹿か愚か者だけだ」とするトランプ氏の主張がどこまで閣僚に受け入れられ、政策として実行に移せるかどうかはなはだ疑問である。
 

「イスラム教徒の移住」と「メキシコとの壁建設」問題

 
 

 
 


国土安全保障長官に指名されたジョン・ケリー氏
 

 
 

 
 


CIA(米中央情報局)長官に指名されたマイク・ポンペオ氏

 
 

B 全てのイスラム系移民の入国を禁止することなど本当に実行できるのか?

C メキシコとの国境に張り巡らす壁造りは果たして実行され、メキシコ人の不法入国を
  一掃することは出来るのだろうか? また、建造に関わる膨大な資金は、トランプ氏の
  言うようにメキシコ政府に出資させることなど出来るのだろうか?

大統領選で衝撃的な発言の一つであったB、Cについても、公聴会において次期閣僚候補から次々と反対の意見が出ている。

先ず国務長官に指名された先のティラーソン氏は、イスラム教徒の入国禁止についてははっきりと批判しており、 同案については私は支持しないと述べている。 また保守強硬派で司法長官に指名されたジェフ・セッションズ上院議員も公聴会で、法律を重視するなら入国禁止は行うべきでなく、もし明らかに法律に違反するようなことを命じられたら、実行に同意する前に職を辞さなければならない」と述べ、「司法長官は大統領のゴム印ではない 」とまで言い切っている。

また壁の建設問題で、国土安全保障長官ジョン・ケリー氏は、「軍出身者である私の目から見る限り、壁の建設で不法移民が減らないことは分かっている」「必要なのは、包括的な治安コンセプトである」と述べ、壁の建設は無駄なことであるとはっきりと明言している。

ただ、ここで一言断っておきたいのは、各閣僚候補たちのこうした発言は議会上院の承認を得るための「一時しのぎ」である可能性もあり得るという点である。 トランプ氏の発言をそのまま肯定する考えを述べてしまえば、議会承認が得られなくなってしまう可能性が高いからである。

もしそうだとすると、承認後の閣僚はたちは新大統領と一体となってトランプ節を主張し実行に移すことになるかもしれない。 しかし、もしも閣僚候補たちの発言が本音だとすると、これから先、政権運営で次期トランプ大統領との衝突は間違いなく起きそうで 、なんとも不可解な発言と言わざるを得ない。 

いずれにしろ、これから先はトランプ氏と各閣僚がどのように折り合いをつけていくのか見てみるしかなさそうであるが、大統領と閣僚との衝突劇は、 トランプ氏の性格からして大なり小なり発生し、ワシントン劇場での「トランプ 騒動劇」は、政権発足早々からマスコミを賑わすことになるかもしれない。
 

 

 

 
 

 
 

 

 
 

次々とガードルを乗り超えるのではなく、破壊して進むトランプ氏の姿。
その先に書かれている文字は「FINISH」(終わり)である。

 
 
 




 

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