アフリカのサハラ砂漠が銀世界

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1週間の降雪で積雪1メートル

 
 

 
 


雪に埋もれてしまったアルジェリア西部のアイン・セフラ(Ain Sefra)の街
 

 
 

 
 


雪に覆われ白く輝いたヤシの木。 さぞかしヤシもびっくりしたことだろう。
 

 
 

 

 
 


地図は「In Deep」より

 

アルジェリアの衛星テレビ局が、降雪で混乱する街の様子を放送していて驚かされた。 アルジェリアと言えばアフリカ大陸の北、地中海に面した暖かい国である。 そこには広大な「サハラ砂漠」が広がっている。 そんなアルジェリアの北部や西部の町、さらにはサハラ砂漠一帯に、ここ数日、雪が降り続いたようである。

上の写真はアルジェリア西部のアイン・セフラの町。 そこはアトラス山脈に沿った標高300メートルのモロッコ国境近くにあり、真夏には40度に達する熱帯の砂漠の町である。 冬には気温が下がるものの雪が降ることは極めて希で、37年前の1979年に30分間ほど舞った程度以来とのこと。

実は、雪は街の中だけでなく、サハラ砂漠一帯にも降っており、積雪量はむしろ砂漠の方が多いようである。 情報によっては積雪が1メートルに達しているところもあるようなので、まさに前代未聞の降雪である。 読者も掲載した写真を見てもらえれば、その積雪の様子がとても砂漠の光景とは思えないのが実感されるはずである。 なにしろヤシの木が生い茂る森が、雪に覆われているのだから。

チリ、ペルー、ボリビア、アルゼンチンに跨がる標高2000メートル地帯の、世界で最も乾いた場所とされる「アタカマ砂漠」が花園と化したことは、2015年11月9日付けの記事「チリ砂漠の異変」に掲載した通りである。

さらに昨年末、サウジアラビアの砂漠では雪や雨が降り、その後、砂漠一帯が緑化し、牧草が茂り、花が咲き乱れる異常な光景が広がり始めたことも、12月9日付けの「尋常でなくなって来た世界の気候」でお伝えしたばかりである。

今度はさらにアフリカのサハラ砂漠の大雪である。 もはや世界の天気は完全に狂ってしまって、これまでの常識が通用しなくなってしまったことは間違いないようだ。

 
 

 
 


積雪が1メートルを超えたアイン・セフラ近郊の砂漠の景観
 

 
 

 
 


紅白の色合いが絵になるが、こんな奇妙な風景はそう見られるものではない
 

 
 

 
 


雪の中のラクダ、こんな光景見たことない。 ラクダもさぞかし寒いことだろう。
 

 
 

 
 

 

 
 

続くヨーロッパの異常気象

 
 

 
 



ヤシの木が茂る海岸沿いの街のこうした風景には驚かされる
 

 
 

 
 


建物の中まで雪が舞い込んでいる
 

 
 

 
 


寒々しい街の光景はまるで北欧三国のようだ。

 
 

ヨーロッパ各地を襲っている異常な寒さと降雪については、1月15日の「世界を覆う記録的な寒気と高温」でお伝えした通りであるが、その後も、ほぼヨーロッパ全域で同じような状況が続いているようで、スペインのバルセロナでは昨年3月に史上に残る大雪が降ったが、今回はアリカンテ地方やバレンシア地方が大量の雪で街が埋まり、ドライバーや電車が立ち往生。 電気などのインフラも機能せず街の人々は厳しい状況に追いこまれているようである。 バレンシア地方では30年ぶりの雪になっているようだが、積雪量は記録的のようだ。

また一方、セルビアでは「非常事態宣言」が発令されるほど激しい寒さに見舞われており、場所によって マイナス33度にもなったようである。 そうした厳寒の中「ドナウ川が凍結する」という異常事態が発生し、セルビア政府はハンガリー政府に砕氷船の派遣を依頼するに至っている。

ドナウ川は、ドイツからブルガリアまで5ヶ国を流れる非常に長い大河である。 小さな河川の凍結なら分かるが、そうした大河がセルビアのほぼ全域で凍結するということは凄いことで、滅多に見られることではないようだ。 

その氷結も尋常ではなく、首都ベオグラード付近では氷の厚さは4メートルにも達しているというから、北極海を覆った氷床と同じである。 また、この寒波はセルビアの東隣のブルガリアも達しており、ブルガリアのブルカスというビーチリゾートに面した黒海の沿岸が、凍結するという異常な事態が発生している。 

また今日のニュースは、地中海の島々、フランスのコルシカ島、イタリアのシチリア島やサルベニア島で、ここ数日で1ヶ月の3倍もの雨量を記録する記録的な大雨となっており、各地で洪水や土砂災害が相次いで発生している。 このところのヨーロッパは寒気、大雪、凍結、大雨とまさにメチャメチャである。

 
 

 
 


15日以降、ドナウ川はほぼ全域にわたって凍結してしまっている。
 

 
 

 
 


この風景は北極海で海氷に閉じ込められてしまった船舶そのものだ。

 
 

こうしたニュースを見ていて思い出すのは、1645年から 1715年の間、太陽にまったく黒点が出ない状況が数十年続いた「マウンダー極小期」である。 マウンダー極小期は中世における小氷期中頃の寒冷期の遠因と目され、この時期のヨーロッパ、北米大陸、その他の温帯地域において冬は著しい酷寒に震え、暦の上では夏至であっても夏らしさが訪れない年が続いた。

そしてこの期間は、北半球平均気温は極小期の前後と比べて0・1 〜0・2度低下したのではないかとされている。 しかし、今回の異常な寒波と降雪は、温暖化が進み平均気温が一桁違いで上昇して最中だけに、理解するのが難しくなってくる。 

強いて考えるなら、温暖化から寒冷化に向かう転換期的な現象と言うことになるだろうか。 もう一つ考えられるのは、地球自体がかって経験したことのない「惑星の生まれ変わり」の最中だけに、それによる異常気象の可能性である。 3次元地球が高次元の惑星に生まれ変わろうとするなら、地球は人類が誕生して以来、汚され、破壊され続けて来たものを、全て一掃する必要があるはずだ。 

そのために、海流の流れから大気の流れに至るまで、あらゆる気象状況が一変することはあり得ることだ。 そうした変化が今起きようとしているとするなら、温暖化や高温化が進む一方で、経験のないような、寒冷化や低温現象が起きても何ら不思議はない。 

もしそうだとすると我々はこれから先、かって経験したことのないような異常気象との遭遇を、避けて通ることは出来そうもなさそうである。 どうやら、いよいよ時の到来に対して、覚悟を決めておく時が日に日に近づきつつあるようだ。

 

 
 

 

 
 

 

 




 

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