新型インフルエンザ
   予防接種と治療薬の問題点
 

新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の患者が急増しているようである。1ヶ月近く日本を離れていたので、様子が分からずにいたところ、近隣や知り合いの間に大分患者が増えていて驚いているところである。

グアテマラ滞在中は空港でも大都市の中でも、マスクなどしている人の姿をまったく見かけなかったので、新型インフルエンザに対する話を聞いたところ、患者数も少ないためかあまり話題になっていないようであった。

ただ、その方が漏らした一言が気になった。「こんな貧乏国に流行らしても製薬会社は儲けになりませんからね!」。 まるで、その方は今回のウイルスが自然発生的なものでないことを承知している かのようであった。 確かに国が国家予算を何千億もつかって予防接種や治療薬を準備する国でないと、製薬会社も医者も儲けにはなりにくいことは間違いない。

日本に帰って医療に従事している人たちに聞いてみると、今回の新型インフルエンザやその治療薬には奇妙な点が幾つかあるようである。一度感染した人が再度感染したり、治療薬として使われているタミフルやリレンザを発病後に投与したところ、下熱するどころか逆に高熱になったりしている点である。

現に11月1日に亡くなられた京都市の女性は10月30日に発熱し、病院でタミフルを処方されたが1日未明に様態が悪化して死亡。また、兵庫県の女児は10月31日に発熱、タミフルを処方されたが、同日午後になり心肺停止状態で病院で死亡が確認されている。

これまでは、タミフルやリレンザが効かないのは、基礎疾患がある場合だと言われてきていたが、どうやら、最近の事例を見てみると、基礎疾患の有無は関係ない場合が多くなってきているようである。 言われているほどタミフルやリレンザには薬効がないのかもしれない。

現に、私の知り合いの医師は、タミフルは「既に最近の抵抗力を持った新型インフルエンザには効果がなくなってきているようだ」と語っていた。 呼吸抑制や異常行動などの副作用が発生していると言うに、効能がはっきりしていないのでは、一体何のための治療薬かわからない。

 

 
 


全国的に新型インフルエンザ予防接種が始まった(河北新報)

 

 

さらに問題なのが、予防薬接種の問題である。日本では接種に対する危険性は大きく取り上げられていないが、ヨーロッパやアメリカでは副作用への不安が大きく、国を二分する動きが発生し始めているようである。

オバマ大統領が新型インフルエンザの緊急事態を宣言したアメリカでは、特にこの傾向が強く、CNNなどが10月中旬実施した世論調査では、実に43%が新型インフルエンザのワクチンは「安全でない」と回答している というから、驚きである。

ロサンゼルスでは、ワクチン不足で接種を求める市民が列を作る一方、反対にニューヨークでは、ワクチンが義務付けられている 医療従事者の中に接種を拒否する人が多発し、10月下旬には、市当局が強制接種を取りやめる事態が発生しているほどである。

医療に関する知識が豊富な医療従事者が、裁判に持ち込んでも接種を拒んでいることを考えると、ワクチンに対する不安がいかに大きいかが分かろうというものである。下記の ワールド・ブロガー協会のHPブログを見て頂くと、日本の医療現場にいる医師たちからも、治療薬や予防薬に対する危険性が上がってきていることが分かる。

http://www.worldblogger.net/

だいたい国が副作用に対する保証を製薬会社に代わって行うなどと言っていることは、今回行われ始めている接種薬に対して、いかに副作用 の有無を調べる検査が十分に出来ていないかを、如実に物語っている。

我々は予防接種と言われると、国がその効能の大きさを認めた上で接種を薦めているのだから、十分な予防効果があり、また、安全性にはなんら問題がないものと思い 込みがちである。しかし、予防薬の開発などに関わってこられた人やこの効能を調査してきている医療関係者の話を聞くと、それはとんでもない錯覚であるようである。

1970年代にワクチン接種地域と非接種地域の感染状況を比較した「前橋レポート」の調査にかかわった元国立公衆衛生院 薬学部感染症室長母里啓子医師などは、上段のブログではっきりとワクチンの無効性と副作用の危険性を説いている。

現に、母里先生たちの参加した調査を受けて、1994年にはワクチン被害裁判で国は敗訴した結果、小中学校で感染を止める「学童防波堤論」が崩れ、学校でのワクチンの義務摂取が見直されている。

確かに、従来のインフルエンザなどにおいても、毎年予防接種を受けながら感染したり、重病になったりしている人の話はよく耳にする話である。となると、効能があまりはっきりし ない上に、副作用の発生が現実に報告されている今回の新型インフルエンザに対する予防接種や治療薬の投与に対しては、慎重にならざるを得なくなってくる。

今回の新型インフルエンザは、高熱を発することと、治りかけに無理をしてしまうと完治が遅くなるようなので、感染したら思い切ってすべてを投げ出して、しばらく休養することである。家事や子供の世話を担う家庭の主婦 の方は大変だと思うが、ご主人に支援をお願いするなりして、タミフルなどに全幅の信頼を置かずに、安静第一で治療に専念して頂きたいものである。

私は医療の資格を持っているものではないので、他人様にどうこう言う資格はないが、もしも、私が感染してしまってもタミフルやリレンザは絶対に服用するつもりはないし、家族のものが使用するとしたら、処方された1 、2錠をテスト的に服用して、解熱の兆候がないようなら、それ以上の服用はやめるように言うつもりである。

元国立公衆衛生院疫学部感染症室長大阪赤十字病院小児科の医師である山本英彦医師は、「新型は基本的に恐れる必要はない。怖いのはむしろデマ宣伝と迎合する専門家である」、と発言している。

新型インフルエンザには、各自がしっかりした知識を持って対処されんことを願うところである。