原発震災への不安

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比嘉良丸氏とジュセリーノ氏が伝える原発震災の危機

昨日(5月8日)の午前1時45分頃、茨城県沖深さ40キロで、マグニチュード7・0の大地震が発生した。しかし、震源地が陸地から離れていて被害がほとんど無かったために報道も小さく扱われ、皆さんもあまり気にとめられなかったに違いない。実は、この地震はゴールデンウイーク中に発生する可能性が大きいと、沖縄のカミンチュ(神人)・比嘉良丸氏から事前に連絡を受けていたものであった。

ホームページでお知らせしようかどうか大変迷ったが、彼は規模の縮小と時期を遅らせるように努力しているので、発生は連休明けになるかもしれないとも言っていたので、せっかくの読者の連休を台無しにしては申し訳ないと思い、あえて掲載は控えさせて頂いた次第である。

 連休も無事終わってホッとしていたところ、彼から当初伝えられていた規模よりは小さくは済んだものの、それでもM6.7あり、場所も教えられていた通りの地震が発生することとなった。昨日、比嘉氏から連絡があり、お話をお聞きしたところ、今回の地震は、まさに彼が上(神々)から伝えられていたもので、ここ1ヶ月ほど必死でその規模を押さえるべく御神事を行っていたのだという。

ここ数ヶ月、関東周辺の原子量発電所所の所在地で行われていた御神事が相当厳しいものであったことを知っている私は、今回もまた彼の祈りの力で助けられたに違いないと素直に受け止めることが出来た。どうやら、今回の地震はジュセリーノ氏が千葉(?)で発生すると予言していた地震(マグニチュード7・2)と同じものであったようだ。

 軽く済んで良かったですねと申し上げたところ、彼はもう少し小さい規模に押さえられたと自負していたので、「いや、思っていた以上に大きく、危ないところでした」と語っていた。彼が最も心配していたのは、この地震が茨城県の東海第2原子力発電所の原発事故に繋(つな)がることだったようである。

確かに、もしも、場所がもう少し陸地に近く、震度がジュセリーノ氏が予知していた7・2に達していたら、規模は小さくても原発災害の発生による放射能漏れが現実のものとなっていたかもしれない。それを考えると、いつもの事ながらゾッとする。現に彼はその恐ろしい情景を見せられていたからこそ、厳しい祈りの旅を続けていたに違いないのだ。

原発震災の中でも、特に彼が気にしている原発は、東海第2原発(茨城県)、浜岡原発(静岡県)、柏崎・刈羽原発(新潟県)で、そのために、北は北海道の泊(とまり)原発から南は鹿児島県の川内(せんだい)原発まで、3000キロに及ぶ原発震災防止の祈りの旅の中でも、特に上記の3カ所については力を入れているようである。

今年に入って以降、すでに2度、札幌講演会の折りに偶然お会いしていることを考えると、彼がどれだけ強行スケジュールで御神事を続けておられるかが分かろうというものだ。それは、彼自身が、手をこまねいていた時の災害の恐ろしさを実感しているからに他ならない。

 心配なのは、ジュセリーノ氏が『続・未来からの警告』の中で、「今年の10月に、前年と同規模の地震が発生し、柏崎・刈羽原発で放射性物質が漏れる」と予知していることである。昨年の新潟県中越沖地震が比嘉氏の命がけの祈りによってその規模が押さえられ、発生場所が活断層のぎりぎり手前に止められたために、危うく事無きを得たことは、拙著・『祈りの島「沖縄・久高島」』で述べた通りである。

 もしも、10月の中越沖地震の再来が、ジュセリーノ氏の予言通りに進行しているとしたら、恐らく比嘉氏には上からその知らせが降り、前回同様の御神事が行われることと思われる。そして、今回もまた何とかその規模が押さえられ、放射能漏れまで至らずに済むかもしれない。

 しかし、いつまでも彼の御神事によって、次々とやって来る危機を回避し続けられるとは限らない。彼とて一人の人間であることには変わりはないからだ。体調面や資金面から完璧な御神事が行われずに終わることだってあり得るのである。

 拙著をまだお読み頂いていない方は、1日も早くお読みになって原発震災に対する対策を立てて頂きたいものである。浜岡原発と柏崎・刈羽原発の地震に対する脆弱性の実態を知れば、身の毛がよだつ思いがするはずである。

さらに来年、再来年には、ジュセリーノ氏によって、神戸や東京での大地震が予知されているだけに、気になるところである。

  ★ 2009年発生

          神戸で1月25日にM8・2の地震で50万人の死者発生。
       
    11月に地震があり、数千人の死者発生(場所は特定されていない)。

  ★ 2010年発生

        東京で5月14日にM7・7の地震があり、多大な被害が出る。

      9月15日にさらにM8・4の大地震があり、新たな関東大震災になる。
 

  こうした大災害が杞憂(きゆう)に終わることを祈るのみであるが、10万人規模の死者を出したミャンマーの巨大サイクロンや休火山の状態が300年も続いていたチリ南部のチャイテン山の噴火活動を見ると、大規模災害が地球規模で発生し始めていることは間違いないように思われるだけに、神戸や東京の大地震発生も楽観視することは危険のように思われる。

 因みに、ロイター通信や時事通信が伝えるところでは、チャイテン山の噴火は2日から活動が活発化してきており、すでに火口から30キロ離れているチャイテン町には火山灰が数十センチも積もっており、政府は住民を海軍の艦船を使って近くの町に避難させ始めているようである。

 写真に写る置き去りにされた馬や人のいなくなった街の街灯がともり続ける情景は緊急事態の発生を示している。

 

 

 

   

                噴煙をあげるチャイテン山=AP

 

   

            住民が避難し、閑散としたチャイテンの街。
             馬が置き去りにされている=AP

 

 

 

 

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