シリア国内の困窮者たち
 

 

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食糧難と寒さの二重苦に苦しむ人々

 
 

 
 


反政府軍の支配下にあるダマスカス近郊のマダヤは、政府軍を支援する
ヒズボラに包囲されており、半年以上物資の補給が出来ない状況にある。
 

 

 


やせた頬と落ち込んだ目を見ると、欠食が続いているのが分かる。
なんとかしてこうした子供たちを救ってやりたいものである。 (「アルジャジーラ」より)

 

シリアやアフガンからの難民たちは厳しい寒さの中、今でも1日3000人を越す人々がヨーロッパに渡ろうと行進を続けており、先日はギリシャに渡ろうとしたボートがトルコ沖で荒波で転覆し、30人を越す死者が出たニュースが流れた。

そうした映像を見るたびに心が痛むところであるが 実は厳しいのは難民たちだけではないようだ。 カタールのTV局 ・ アルジャジーラが伝えるところでは、シリアの反政府軍が支配している首都ダマスカスの近郊・マダヤでは、街から逃れることの出来ない4万3000人ほどの人々が、難民以上に厳しい環境におかれて暮らしているようだ。

街が政府軍に包囲されているため物資が搬入できず、また住民は街から逃げようとすると、街のあちらこちらに配置された狙撃兵に狙われ、地雷も埋められているため身動きがとれなくなってい る。 そのため、 街には電気も灯らず、食料品をはじめ医薬品や暖房用の灯油なども枯渇したままで、闇商人から大金を払って購入 できる一部の人間以外、それらを手にすることが出来ない状況が続いているのだ。

こうした厳しい状況は街が政府軍に包囲されて以来、既に半年以上にわたって続いており。 さらにそうした劣悪な状況に、正月明けから降った雪と厳しい寒さが追い打ちをかけている。 まさにマダカの街は生き地獄と化しており、幼児や老人を中心に飢餓や寒さで亡くなる人々も出てい るようである。 

こうした状況はマダカに限ったことではなく、同じような厳しい環境に置かれた街は他にもあるようだ。 もしも、今回のサウジアラビアとイランの国交断絶によってシリアの和平協議が挫折するようなことになれば、 こうした街にいる人々は土地を離れることも、国外に逃れることも出来ぬまま地獄絵の中に身を起き続けることとなってしまう。 

「砲弾で死んだ方がよかった!」とつぶやく飢餓でやせ衰えた男性の姿を見ると、今や人類はホピの予言が伝える 「生き残った人々が、死者をうらやむほどの艱難」に直面していることを実感する。  読者におかれても、こうした艱難が遠からずして明日は我が身となることを忘れないことである。

 
 

 
 


人々は破壊されたこんな家に住んでいるのだ。 なんとも悲惨な光景である。
 

 
 

 
 


そんな厳しい環境下、さらに追い打ちをかけるように降雪と寒波が襲っている
 

 
 

 
 


思わず目をそらしたくなるような写真だが、これが現実の姿なのだ。
 

 
 

 
 


落ち込んだ目の大きさが飢餓状態を表している

 

 

今朝のニュースを見ていたら、国際世論の強い非難や国連の要請に応じて、シリア政府が救援物資の搬入を許可することになったようであるが、最初の物資が飢えと寒さに苦しむ上の写真の老人や幼児にいつ届くかは明らかとなっていない。 一刻も早く食事と暖にありつけることを願わずにはいられない。 そんな気持ちで徳乃蔵の収益の中から支援金を喜捨させて頂くことにした。 時を急ぐので、2月に予定している講演会の参加料も前もって加えさせて頂いた。

 

 

 




 

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