マイナス金利が導いた株安


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世界同時株安、今年に入って何度目?

 
 

 
 


世界同時株安が再び始まり出した。 マネーが命のトレーダーたちは大変だ。

 
 

世界同時株安、今年に入ってから何度こんな見出しのニュースを聞いたことか。 一昨日辺りから、年初の急落を上回る勢いで株価の下落が発生している。 中でもヨーロッパ市場と日本市場の動きが激しい。 気になるのはヨーロッパ随一の安定した経済成長に支えられてきたドイツ市場の急落である。

その要因となっているのが、ドイツ最大の銀行、「ドイツ銀行」の経営の悪化である。 先月末の決算で過去最大の赤字を計上した後、情報通の人々の中で噂されていたことが、昨日になり表面化。 デリバティブと呼ばれる、高利回りであるが危険性が高い債券の利払いが、出来なくなるのではないかと云う見方が一気に広がり、「ドイツ銀行」の株価は一時11%急落 、今年に入ってから40%を越すの大幅下落となっている。

これをきっかけにイギリスのHSBC銀行やフランス、スイスの銀行も、同じことになるのではないかという懸念が広がって売られ、ヨーロッパ各国の株価全体が大幅下落。 今年に入ってからまだ1ヶ月余りだというのに、パリ市場は13%、ドイツ・フランクフルト市場は18%、イタリア・ミラノ市場は25%も下落。

こうした動きの中で、最大の下落率となっているイタリア市場の先行きが、にわかに注目される事態となっている。 一時前のアイルランドやギリシャ、ポルトガルに次いで、イタリアの銀行破綻が新たな不安材料となって来たからである。 イタリアでは既に昨年末に4つの地方銀行が破綻し、預金者の預けたマネーは藻屑と化し、ローマの中心街にあるイタリア銀行の前では抗議のデモが頻発している。

 
 

 


ローマの中心街では、預金のすべてを失った人々の抗議デモが
行われている。 これから先、銀行倒産が頻発してきたら、国民は
パニックに陥る。 それはEUが一番恐れていることである (フランスF2)

 

その後も、今年に入ってから続く株価の急落で、さらに多くの銀行が経営危機に陥っている。 イタリアの銀行が抱えた不良債権の総額は、2000億ユーロ(26兆円)に達していると言われており、今やイタリアの銀行はヨーロッパの抱えた時限爆弾の一つとなって来ている。 市場関係者が、これから先イタリアがきっかけとなって、ヨーロッパが新たな経済危機に陥るのではないかと懸念しているのはそのためである。

日本の株価も、昨日は900円を超す大幅な下落。 16000円割れ直前まで下げ、先の日銀のマイナス金利導入で上昇した分は完全に帳消しとなってしまった。 さらに今朝の株価の様子を見てみると一時400円を越す下落となっており、年初来の安値を大幅に更新してきている。

東京市場の株下落の足を引っ張っているのも銀行株の下げ。 昨日と今日の下落で三菱 UFJ など3大メガバンクの下落率は10%に達しようとしている。 銀行株にこれだけの下落をもたらしている要因は何か? アメリかFRB(米連邦準備制度理事会)の意向を受けて行ったとされる黒田日銀総裁の大博打、マイナス金利の導入である。 

各銀行は預金者から預かった預金を日本銀行に預ければ手数料を取られ、企業に融資しても利息はわずかで、不良債権の危険性があるとしたら、打つ手がない。 昨日の債券市場の様子を見ていると、国債の10年ものの利回りがとうとうマイナスとなってしまった。 これでは日銀への預金を国債購入に回しても損が出ることに変わりはない。 もはや完全にお手上げだ!

欧州中央銀行のマイナス金利導入がヨーロッパの銀行の経営を圧迫し、金融株の暴落を招いているように、我が国のマイナス金利も同様な結果を招くことになりそうだ。 原油安と中国の景気減速が世界株価同時安の主な要因とされてきたが、今週は原油が30ドル台を保ち、中国市場が旧正月で休みとなっていることを考えると、日銀とECB(欧州中央銀行)の行ったマイナス金利導入も大きな要因の一つであったことは間違いないようだ。 




 

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